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インビジブル



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インビジブル

インビジブルの評価: 6.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

今は亡き「民主警察」への挽歌

昭和29年の大阪を舞台にした書き下ろし長編ミステリー。新人刑事が堅物の上官と組んで連続猟奇殺人事件を追う、バディものの警察小説である。
代議士の秘書が頭に麻袋をかぶせられて殺害されるという猟奇事件が発生し、捜査班に組み込まれた大阪市警視庁(当時は存在した)の新人刑事・新城は、テロ事犯を疑う国警から派遣されてきた警部補・守屋とコンビを組むことになった。上級公務員で東京から転勤してきたばかりの守屋はすべてに四角四面で融通が利かず、新城とは正反対の性格で、新城は先が思いやられるのだった。担当する聞き込みに回ると案の定、守屋は不器用で新城はしりぬぐいに汗をかかされるのだった。事件は、同様の手口で殺害された遺体が次々に発見され連続殺人の様相を呈してきたのだが、被害者の共通点が見つからず
捜査は難航した。それでも、新城たちの粘り強い聞き込みから、戦前の満州にさかのぼる背景が浮かび上がってきた……。
堅物上司と人情派の部下という、よくあるパターンのバディもので、そこに新味はない。しかし、かつて戦後の一時期だけ存在した自治警察と国家警察という歴史的背景が上手くいかされていて、なかなか読みごたえがある。
警察小説のファン、近代史ミステリーのファンなら十分に楽しめる作品としておススメだ。

iisan
927253Y1
No.1:
(4pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

戦後の姿

重たい話。胸が詰まった

御福頂戴
1UFU3QOD

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