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偽りのレベッカ



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【この小説が収録されている参考書籍】
偽りのレベッカ (講談社文庫)

偽りのレベッカの評価: 6.50/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

全体的に中途半端で、ガッカリです。

タイトルも表紙もいいのに、小説としてはガッカリものでした。
こういう流れはアリだと思うし、現在と過去が交互に書かれていて、読みやすいのは読みやすいです。
でも、展開に広がりがなく、こういうことなら、ここまで読者が期待するような「偽りのレベッカ」+表紙の女性にしなくてもいいのに。

ここんとこ、こういう本の出会いが多くて、選択のミスって、時間の無駄だな~と、思えるような一冊でした。
これに懲りずにまた頑張って読もう!

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(7pt)

誰かが嘘を吐いている

オーストラリアの女性作家のデビュー作。行方不明の少女への成り済ましが成功するのか否か、スリリングな心理劇が展開される静かなサスペンスドラマである。
家出して切羽詰まった末の窃盗で捕まった窮地から、11年間も行方不明になっていた少女レベッカに成り済まして逃げようとした「私」。レベッカの両親は喜んで迎え入れてくれたのだが、行方不明事件を担当した刑事からは疑惑の目を向けられ、事件当時の記憶を思い出すように執拗に迫られる。さらに、双子の弟たちや再会した無二の親友にもバレないように、神経をすり減らして暮らしながら「私」は、レベッカになりきるために失踪の秘密を探り出そうとする。そこで見えてきたのは、青春を謳歌していたはずのレベッカにまとわりついていた暗い悪意の影だった・・・。
16歳のレベッカの章と成り済ました「私」の章が交互に展開され、レベッカ失踪の謎がじわじわと明らかにされていく過程は、事件自体に凄惨さが無いので「サイコスリラー」とは言えないが、スリリングではある。欲を言えば、事件全体の構図にもうひとひねり欲しいのだが、最後まで読ませる力は持っている作品である。
サイコミステリーファンより、人間関係ミステリー好きの方にオススメする。

iisan
927253Y1

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