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ある詩人への挽歌



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ある詩人への挽歌の評価: 6.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

あまり面白くなかった

すっきりしない。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

古色蒼然の古典的名作だが読みやすい

江戸川乱歩が高く評価したことで有名なイギリス本格派の古典的ミステリー。スコットランドの片田舎の古城に暮らす没落地主の墜死事件の真相を解く、トリッキーな謎解きミステリーである。
けた外れのケチとして地元民から疎まれていた没落地主ラナルドが、嵐(大雪と強風)の夜に自分の古城の塔から墜落死した。自殺か他殺か不明で、しかも一緒に暮らしていた姪のクリスティーンは事件の直前に恋人と駆け落ちしていた。謎に包まれた事件は、地元の関係者、雪を避けて偶然、白に身を寄せていた青年、地主の遺産相続にかかわる弁護士、捜査官らがそれぞれの視点から真相を語り、それらが合わさって複雑な物語が見えてくる。
舞台も時代も古色蒼然。ストーリー展開も極めてゆっくりで、前半部分は退屈と言える。しかし、事件を引き起こした背景、事件の様相が明らかになるとがぜん、ミステリー色が濃くなり、どんでん返しや伏線の回収も見事で読みごたえがある。1983年の作品だが、2021年の新訳(創元推理文庫)なのでとても読みやすい。
英国本格派謎解きミステリーのファンにオススメする。

iisan
927253Y1

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