逆さの骨



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    初公開日(参考)2014年02月
    分類

    長編小説

    閲覧回数2,088回
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    逆さの骨 (創元推理文庫)

    2014年02月28日 逆さの骨 (創元推理文庫)

    捕虜収容所のなかに向かって這い進んでいたうえ、射殺されていた脱走兵の死体。新聞記者ドライデンは謎めいた殺害状況の真相を調べ始めるが。現代英国本格ミステリの精華。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    逆さの骨の総合評価:8.20/10点レビュー 5件。Cランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    構成が巧みな本格ミステリー

    イギリスの田舎町の新聞記者ドライデン・シリーズの第3作目は、なかなか渋いミステリーだ。
    第二次世界大戦中に捕虜収容所があった場所での遺跡発掘作業中に、トンネルと骸骨が発見された。トンネルは脱出用で、遺骨は脱出しようとしたイタリア兵と思われたが、奇妙なことに、遺骨は収容所の中に向かう格好で死んでいた。さらに、頭には銃撃された跡があり、盗品と思われる真珠や銀の燭台を持っていた。果たして、この骸骨は誰なのか? なぜ、収容所の中に向かっていたのか?
    犯人探しではなく、記事にするための調査を進めたドライデンは、戦後、収容所から解放されて地域に住み着いたイタリア人社会に接触し情報を集めていく。すると、収容されていたイタリア人捕虜による窃盗事件が頻発していたことを知り、さらに今度は、発掘を指揮していたイタリア人教授が殺されるているのを発見することになった。
    第二次世界大戦当時からの因縁が絡み合い、一筋縄ではいかない複雑な事件の様相が明らかにされるプロセスは実にお見事! 最後にはすっきりした(解決した)感覚が得られること間違い無し。いわゆる「英国本格派ミステリー」好きにはオススメだ。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.4:
    (5pt)

    中々面白い。

    設定が英国内に捕虜になっていたイタリア人とドイツ人の扱いの差というか民族的な感情がベースになっていて面白い。
    途中にイタリック書体になってる部分が上手に翻訳されていて読みやすい。
    読み終わった後になって「あ、たったの9日間に起きてたのか!」と気付かされる。シリーズを無視して この巻から初めて読んだが面白い。
    逆さの骨 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:逆さの骨 (創元推理文庫)より
    4488278078
    No.3:
    (4pt)

    マニアックな設定

    「歴史ミステリ」に興味があり、いつも探して読んでいますが、本書は 第二次大戦中のイギリスに収容されていたイタリア人捕虜という、 なかなかレアな設定が謎解きの中心をなす。 イギリスにおけるイタリア人コミュニティなど 面白かったです。
    逆さの骨 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:逆さの骨 (創元推理文庫)より
    4488278078
    No.2:
    (3pt)

    前2作の域を出ない

    気になる作家ではあるので、読んでみたが、あまり意外性もなく欲求不満。過去の犯罪が現在にも影響を及ぼすというプロットが今回も繰り返されていて芸がない。それにドライデンの奥さんの病気についての描写がうそ臭いのと、やはりドライデンの運転手の性格付けが表面的でしらけてしまう。警官を主人公にした新シリーズも出ているが、ぱっとしない。
    逆さの骨 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:逆さの骨 (創元推理文庫)より
    4488278078
    No.1:
    (5pt)

    英国探偵小説の王道を行く

    原題 The Moon Tunnel(原著2005年刊)
    魅力的な謎の提示と堅牢なプロット、二転三転する意外な展開、そして濃密に書き込まれた人物描写がもたらすサスペンス。クラシックな本格ミステリを志向しつつ小説としての深みを味わえ、クライマックスには手に汗握る見せ場も用意されている。

    アメリカ流のテンポの早いミステリを読み慣れた読者にはやや渋くとっつきにくく感じられるかもしれないが、P・D・ジェイムズやレジナルド・ヒルといった巨匠たちと比較する誘惑にかられるほどの、端正な英国探偵小説を読む醍醐味を感じさせる。

    第二次大戦下の英国における捕虜収容所という馴染みの薄い歴史的背景も興味深く、登場人物たちの行く末を案じずにいられないキャラクター造形、地方都市の細部の描写や環境問題の提起などの要素が複合的に謎解きのプロセスと絡む妙味は英国流ミステリを読む喜びに他ならない。
    逆さの骨 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:逆さの骨 (創元推理文庫)より
    4488278078



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