■スポンサードリンク


砂漠



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

砂漠の評価: 7.79/10点 レビュー 19件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.79pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全10件 1~10 1/1ページ
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

砂漠の感想

正真正銘の青春小説。非ミステリーです。

読んで思い出す自身の学生生活。
大学生になり一人暮らしをし、大人になったつもりでも結局は子供なんだよ。
世間に庇護され自由に生きる、オアシスのような生活。
タイトルの砂漠こそ、著者の意図するアンチテーゼ。

そのオアシスで青春を謳歌した5人の登場人物。大学生の北村、鳥井、南、東堂、西嶋。
そしてもう一人の登場人物社会人の鳩麦さん。鳩麦さんは、彼らを優しく見守っていたんだね、砂漠から。

あっと言う間に過ぎ去った4年間。卒業式での学長の祝辞。
「・・・学生時代を思い出して、懐かしがるのは構わないが、あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。そういう人生を送るなよ」
著者も自身の学生生活を振り返って、これが一番言いたかったんだろう。

懐かしく楽しんで読ませてもらいました。
★7つ。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

いつか見た映画のように(非ミステリー)

2005年に発売された書き下ろしの長編小説。大学新入生を主人公に、モラトリアムの喜びと悲しみを描いた、やや感傷的な青春小説である。
仙台の国立大学の新入生・北村は、金持ちの息子・鳥井、超能力少女・南、徹底的にクールな美人・東堂、暑苦しいほどの熱血漢・西嶋という4人の学生とつるんで学園生活を送ることになった。何事にも一歩引いて関わるため鳥瞰型と言われる北村だが、個性的な友人たちによって否応なく様々な問題に巻き込まれ、自由で無責任なモラトリアム時代ならではの青春を謳歌しながら卒業することになる。
作者にしては常識的というか、大人しい構成だが、それでもいくつもの山場となるエピソードがあり、物語を追いかけていく楽しさを満喫できる。さらに、ストーリー展開のテンポの良さ、会話のリズムの心地よさ、折々に出現する印象的なフレーズなど、いつも通りの伊坂幸太郎ワールドは不変である。
伊坂幸太郎ファンのみならず、安心して読める青春小説がお好きな方にオススメする。

iisan
927253Y1
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

砂漠の感想

今まで読んだ伊坂作品の中では、一番好きな話になった。内容は大学生5人の青春小説で、大きな事件や小さな事件のエピソードが、春夏秋冬の4章に分かれて綴られています。色々な伏線がその後効いてくる所も上手いですが、やはり5人+鳩麦さんのキャラクターが気に入ったからでしょうね。大学時代こんな仲間は出来なかった、後悔しても遅いけど残念だなぁ。甘くて苦い、滅多に読まない青春物ですが、読後感が良かったです。読んでる間BGMはラモーンズとクラッシュでしたが、最後にまさかの新型セドリック!、ルースターズ!、最後までパンク。

なおひろ
R1UV05YV
No.7:
(7pt)

砂漠の感想

登場人物が全員よかった。
べたべたした友情ものではないが、いまどきの大学観といった感じか。
伊坂らしい伏線の要素があれば、もっと良かった

mick
M6JVTZ3L
No.6:
(7pt)

最後の春が実にいい

飴玉
RQNSS1NO
No.5:
(7pt)

砂漠の感想

ミステリーではないと思いますが。面白かったです。

dora
CZ094ZXT
No.4:
(7pt)

砂漠の感想

最後は良かったが、ちょっとダラダラしたかな

はあひい
S8NNOKSV
No.3:
(8pt)

青春時代の1ページ

後味よし。読むべし。
伊坂ワールドらしくなく良い感じで仕上がっている。
最後まで読んで余韻あり。

りょうま
0TES0ZJ0
No.2:
(7pt)

砂漠の感想

伊坂さんの作品の中では、珍しく世界観も日常的であり、気楽に読める作品ではないかと思います。
何しろ、主人公達が難しい話を始めようものなら、
「なんてことは、まるでない」
と、話の流れを打ち切ってしまうのですから(笑)

大学生達が繰りなす青春小説としての体裁をとっていますが、タイトルの砂漠に対して大学時代をオアシスと比喩しているように、作者は大学生をただ生暖かく見守っているようには思えません。
大卒社会人と学生さんでは、読後の印象が違うかもしれないですね。
個人的には、大学生にお薦めしたい本です。

今作にも、お馴染みの型破りキャラとして西嶋という男が登場します。
西嶋は「あのね、俺達がその気になればね、砂漠に雪を降らす事だって、余裕でできるんですよ」
と嘘ぶく訳でなく、真剣にそう語る男。
これまでの伊坂作品において、こういう型破りキャラは、読み手にナイスガイという印象を与え、伊坂自身も愛し「こういう奴いたら最高でしょ」的なメッセージを発していたように思います。
確かに彼は、風貌はいまいち冴えないようですが、行動や思考は、滑稽とも思えるが一貫しており、キャンパスNo.1の美人を彼女にし、幾度と無く奇跡を起こして友人の危機を救います。
各所のレビューでも軒並み「最高」との評価が多いようですが、どうなんでしょう。
私は、伊坂さんは彼を「ダメ男」として描いている気がしましたが。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:
(8pt)

砂漠の感想


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

のきま
PLEETMYE

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!