■スポンサードリンク


ラテラル ~水平思考推理の天使~



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ラテラル ~水平思考推理の天使~ (電撃文庫)

ラテラル ~水平思考推理の天使~の評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

ラテラル~水平思考推理の天使~/ウミガメのスープ入門編

謎を解かずにはいられない男子高校生が出会ったのは、全身白ずくめで一言もしゃべらない、不思議な女子生徒。
ふとしたきっかけで彼女に触れたら、世界が暗転し、「天使」が支配する奇妙な空間へひきずりこまれた! 空間から脱出するには、天使の問う謎の「状況」を解明しなくてはいけない――

「ウミガメのスープ」に代表される水平思考クイズとは、簡単に言えば「出題者が謎を含む問題を出題し、参加者がYES/NOで答えられる質問を重ねることで、真実を推理するゲーム」である。一発で答えを導くのではなく、質問・回答のやりとりがあるのが特徴だ。
『ラテラル』では白ずくめの謎の少女に触れると、水平思考クイズを解かなくてはいけない状況に陥るという設定になっている。作者オリジナルの水平思考クイズがいくつか登場し、本を読みながら自分でもクイズの真相を推理していくことができる。
この「ウミガメのスープ」を題材にするアイディアが面白い。ゲームの進め方や、質問の仕方など、物語の中でさりげなく説明されていくため、水平思考クイズを知らない人でもルールを確認しながら読み進めることができる。作者のウミガメ愛が伝わってくる。(作者は昔、インターネット上でウミガメのスープを遊んでいたようだ)
作中作として登場する水平思考クイズの他、もちろん物語全体を通して存在する謎も楽しめる。

ただし、文章表現やキャラクタはいまひとつ。いわゆるライトノベルっぽさがあって、苦手な人もいるだろう。
生かし切れていない設定も多く(続編を書くつもりで残している部分が多いのだろうか?)、プロットも惜しいなあという印象。

「ウミガメのスープ」に興味がある人、どんなものか知りたいと思っている人にはオススメだ。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

とかげ
0VAVVYPQ

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!