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ウィッチハント・カーテンコール 超歴史的殺人事件の評価:
7.50/10点 レビュー 2件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.50pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
ウィッチハント・カーテンコール 超歴史的殺人事件の感想
魔法が存在する世界でのファンタジー×ミステリ。☆7+1(好み)ただし誰でも魔法が使えるわけではない。魔法全書に記された11種の魔法だけが存在し、それぞれの魔法が扱えるのは各魔女のみ。何でもアリの世界観ではなく、ある程度制限を設けた中での特殊設定ミステリでした。扱われる事件は、祭りの中で発生した衆人観衆での密室殺人+炎の火災。剣と魔法の雰囲気も然ることながら、魔女狩りの世界観が組み込まれている雰囲気も面白い。密室ものでよく議論される、何故密室にするのか?についても、本書では、論理的に解釈できなければ、それは魔女による魔法が扱われた可能性がある為。と、この世界ならではの捉え方で議論されるのが新鮮でした。本書はミステリというより、バトルファンタジーが主です。ミステリを期待するものではありません。ただ、扱われる真相と仕掛けはミステリでは前例が思いつかず、本書の世界だから可能にする特有なものな為、とても刺激になりました。唯一無二のネタってそれだけで価値が高まります。個人的に思う所として、1000年越しの謎と見立ての事件ですが、『1000年』の扱いにもっと深みが欲しかったです。500年でも200年でも良さそうです。1000という時間。情景や歴史的な変化。もっと深みがあればと思いました。文字だけで"1000年"が頻繁にでるので薄く感じてしまいました。ルドヴィカとエルシリアの関係について。そんな殺し合うような殺伐とした関係にしないでも良さそうなと思います。ここだけなんかのめり込めませんでした。騎士ウェルナーの成長やルドヴィカとの関係など、王道ファンタジーとしてとても面白く楽しめました。11種の魔法の存在やキャラクターなどは続編を考慮した作りとなっており、続きの冒険が気になる所ですが、続巻がないのが残念です。 ▼以下、ネタバレ感想
第1回集英社ライトノベル新人賞《優秀賞》。犯人は魔女。トリックは魔法。祭の最中、少女が炎の海に没した。密室かつ衆人環視、千年前の伝説の見立て殺人。中世ファンタジーと本格ミステリの融合。キャラクター造形及び世界観、中盤の戦闘シーン、解決編での消去法的推理、エピローグで明かされる真相と、個々の部分で面白かったです。
魔法が存在する世界でのファンタジー×ミステリ。☆7+1(好み)
ただし誰でも魔法が使えるわけではない。魔法全書に記された11種の魔法だけが存在し、それぞれの魔法が扱えるのは各魔女のみ。何でもアリの世界観ではなく、ある程度制限を設けた中での特殊設定ミステリでした。
扱われる事件は、祭りの中で発生した衆人観衆での密室殺人+炎の火災。
剣と魔法の雰囲気も然ることながら、魔女狩りの世界観が組み込まれている雰囲気も面白い。
密室ものでよく議論される、何故密室にするのか?についても、本書では、論理的に解釈できなければ、それは魔女による魔法が扱われた可能性がある為。と、この世界ならではの捉え方で議論されるのが新鮮でした。
本書はミステリというより、バトルファンタジーが主です。ミステリを期待するものではありません。
ただ、扱われる真相と仕掛けはミステリでは前例が思いつかず、本書の世界だから可能にする特有なものな為、とても刺激になりました。唯一無二のネタってそれだけで価値が高まります。
個人的に思う所として、
1000年越しの謎と見立ての事件ですが、『1000年』の扱いにもっと深みが欲しかったです。500年でも200年でも良さそうです。1000という時間。情景や歴史的な変化。もっと深みがあればと思いました。文字だけで"1000年"が頻繁にでるので薄く感じてしまいました。
ルドヴィカとエルシリアの関係について。そんな殺し合うような殺伐とした関係にしないでも良さそうなと思います。ここだけなんかのめり込めませんでした。騎士ウェルナーの成長やルドヴィカとの関係など、王道ファンタジーとしてとても面白く楽しめました。
11種の魔法の存在やキャラクターなどは続編を考慮した作りとなっており、続きの冒険が気になる所ですが、続巻がないのが残念です。
▼以下、ネタバレ感想