■スポンサードリンク


アルモニカ・ディアボリカ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

アルモニカ・ディアボリカの評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アルモニカ・ディアボリカの感想

「開かせていただき光栄です」の続編。
主要登場人物も同じですし、前作の事件ありきの今作品ですから、さすがに前編を読んでいないと厳しいですね。
今回の主役は盲目の治安判事サー・ジョン。
確かに前作においても好キャラであったし不満ではないものの、バートン先生だけでなくダニエルズの登場が少ない。
ダニエルズの中心的存在であった二人が出奔中という事もあり、仕方ないのかなと思いつつ、いやいや終盤ではと期待していましたが・・・
う~ん想像していたものとはかなり違う内容。
所謂スピンオフ作品と言っていいのではないでしょうか。
それでも、腐敗した世の中で、他人の事をこれ程までに思い、その信念を貫き通そうとし続ける時代の弱者達。
前作もそうでしたが、この作者の描く感動は「安っぽくて薄っぺらい」感動ではないのです。
登場人物たちの、ある時は苦悩、またある時は喜びが、すっと入ってきます。一緒になって泣き、笑いが出来るのです。
背景や人物がしっかり描かれているからですね。
この作品については、バートンズの活躍を期待していた分、若干期待はずれの部分はありましたが、このシリーズは絶対にお薦めできますよ。
一名の退場者こそ出してしまいましたが、勿論これで終わっていいワケがない。更なる続編ありと思っています。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

梁山泊
MTNH2G0O

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!