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(短編集)

三階に止まる



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【この小説が収録されている参考書籍】
三階に止まる

三階に止まるの評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

三階に止まるの感想

バラエティに富んだノンシリーズ短編集。個人的ベストは「院長室」と「黒い方程式」です。

水生
89I2I7TQ
No.1:
(7pt)

三階に止まるの感想

世にも不思議な日常の謎。ブラックユーモアな短編集です。

最初の作品『宙の鳥籠』は、プロポーズ前の男女が二人の将来の為に解決しておきたい事があると、観覧車の中でとある出来事の話を始めます。観覧車1周の短い時間の密室の中で、男女の関係を推理・解決していく流れは、意識の中でタイムリミット、話を逸らせない緊迫感などを感じられて、コンパクトにまとまった短編ならではの良さを楽しみました。

その次の作品『転校』に至っては、全寮優等生学校で起きている、とある出来事を体験。これは1作目と雰囲気変わってブラックネタであり、全てを明かさずともラストで読者に意味が分かる黒いユーモアのさじ加減は絶妙です。個人的にベストです。

この序盤の2作品を読んで本作品の扱う物語が、「男女」、「ブラックネタ」が根底にあると感じました。
といいますか、これらは作者の過去作品から感じる要素でもあるので、作者らしさを感じます。

その他、自殺しようと現場に着いたら先客がいた『心中少女』。
家の中で殺虫剤を撒いたら化学薬品であったパニックもの&夫婦を描く『黒い方程式』。
が面白く読めました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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