大規模な開発に揺れる戸隠・毒の平で、計画のキーマンである実業家の死体が発見された。

高知行きのフェリーから男が転落死した。そして2年後、東京・高田馬場で男がマンションから転落死をした。

芸備線の三次駅で若い女の絞殺死体が発見された。被害者は“後鳥羽伝説”の地を訪ね終え、尾道から東京へ帰る予定だった。

建築設計事務所を経営する清水修司は、部下の菊栄と結婚することとなり、彼女の郷里・宮城県石巻で披露宴をした。

大東広告社員で24歳になる村久の恋人恵津子が失踪した。

母・雪江の発案で三河への旅に出かけた名探偵・浅見光彦。

「死」と題する萩原朔太郎の詩の内容そのままの死体が東京都下の桑畑で発見された。

史跡調査で浅見光彦が見つけた白骨は、博多進出を狙う新興流通グループ幹部だった。

女流王将戦の最終局を控えた美少女棋士今井香子は、新幹線の車内で見知らぬ男から一通の封書を受け取る。

信州飯田のダム湖に、腐乱したバラバラ死体が浮かんだ。

『願』とだけ記された奇妙な葉書の受取人が、次々と殺されていく!一人目は撲殺され、帰宅途中の浅見光彦がその発見者となり、二人目は新潟県佐渡島で転落死した。

信濃追分で人形や小物を売る土産物店を営む丸岡一枝。

「あんたは長野県人として預かる義務があるのだ」。

能の水上流宗家・和憲には、和鷹、秀美という二人の孫がいた。

浅見光彦が見合いをする、美貌のヴァイオリニスト・本沢千恵子。だが、彼女の父・誠一が突然、失踪する。

東京・早稲田面影橋でOLの大岡滝子が刺殺された。旧知の橋本警部に相談を受けた浅見光彦は、被害者が残した写真に注目する。

信州毎朝新聞の牧田編集局次長が水内ダムで絞殺死体となって発見された。

音楽教師、杉山博之が変死した。

「パパが、ママが、帰ってこないの」警視庁捜査一課、岡部警部の部下・坂口を五歳の姪が訪ねて訴えた。

お見合いのため山口へ向かった浅見光彦の親友・松田は列車の車窓から見えた萩反射炉公園に佇む赤い傘の女性に心惹かれ、その場所を訪れる。

山間隔絶の小天地だった遠野。いまなおその面影を残す「五百羅漢」のもとで一人、屍となって東京の独身OLが発見された。

米穀卸商の坂本が水死体で発見された。死の直前の彼に電話をした人物は、浅見光彦の母・雪江だった。

ルポライター浅見光彦の母・雪江が巣鴨で殺人事件に遭遇した。被害者は山陰の小京都・津和野の旧家、朱鷺一族の長老・勝蔵。

美しい利尻富士で、一人の会社員が不審死した。

それは不思議な「誘拐事件」だった。

静岡の寸又峡で、TV局の記者久保と、作家を自称する男が相次いで殺された。

浅見家の新年恒例行事に、百人一首によるカルタ会がある。その席で浅見光彦はカルタ界の女王朝倉理恵と決勝対決をし、辛勝。

新宿と倉敷で起きた殺人事件！　その謎に岡部警部が挑む！　表題作他、浅見光彦登場の「他殺の効用」など3編収録!!

帝国海軍の象徴・東郷元帥の短剣を探し出してほしい―兄・陽一郎の知人の依頼で、ルポライター浅見光彦は短剣が盗まれた広島県江田島の海軍兵学校跡へ。

旧天城峠の崖下で老人の死体が発見された。男は「下司」と書かれた千社札を携え、毎年百の寺社巡りをしていたという。

邪馬台国の研究に生涯を費やした孤高の考古学者・小池拓郎が殺された。

会津人の魂が宿る会津塗りの職人が仕事中に毒殺された!ちょうど同じ頃、東京で歯科技工士の息子まで失踪しており、“東京”からやって来た第一発見者の浅見光彦に嫌疑が…。

「明石原人」を取材中の新聞記者・前田淳子が須磨駅で行方を絶った。

有田焼の陶芸家の個展が開かれた新宿のホテルで、著名な陶芸評論家が刺殺された。

各企業が車を飾りたてて大阪・御堂筋をパレード―その最中に事件は起った。

母・雪江が旅先で交通事故に遭い、記憶喪失になってしまった。

作家・内田康夫は、間宮という老人と出会った夜、「鞆の浦へ行きな」という謎のメッセージを受け取る。

東照宮ゆかりの天海僧正は明智光秀だった?しかも日光に近い大牧場主の智秋家は明智家と関係が?「旅と歴史」の取材で日光を訪れた浅見光彦は、華厳の滝で飛び込み自殺に遭遇する。

小学校の同窓会に出席した真杉伸子は、かつて彼女に惚れていた宮田治夫と久しぶりに会った。

“コスモス、無残…”謎のダイイング・メッセージを残し、弘前の古書店主が東京のビジネスホテルで毒殺された。

「琵琶湖の水を守る会」の会長が、自宅で何者かに殺された。

風光明媚な温泉町、湯布院。この静かな町で、疑獄事件の渦中にある前文部次官秘書が首を吊った。

南青山で交通事故に遭い死亡した男は、「ホトケノオデコ」という謎のダイイング・メッセージを残す。

作家・内田康夫のもとへ名探偵浅見光彦宛ての手紙が届いた。

毎朝、涙を流すという少女像。だが、持ち主が謎の自殺を遂げた朝だけ、このブロンズ像が泣かなかったのは何故なのか。

「トランプの本の謎が解けた」と出張先からの電話を最後に、詩織の父・大輔は何者かに殺された。

浅見光彦は軽井沢のセンセから、一通の手紙を託された。

倉敷市の山林で音楽教師・夏井康子の死体が発見された。

製菓業界紙の社長が新潟県新津のホテルで殺害、現場に「白鳥の」という血文字が遺されていた。

炭鉱の街として一瞬の栄華をきわめた軍艦島。島で人が亡くなると、隣にある無人島、中ノ島で火葬されたという。

名探偵・浅見光彦登場から40年! 旅情ミステリーの最高峰 宝石鑑定士・伊藤木綿子に、宝飾メーカーの専属デザイナー・白木美奈子が相談を持ちかけた。

ススキノのクラブ「ユリアンヌ」に時折現れる謎めいたプロモーター白井。

文豪・泉鏡花『草迷宮』のモデルになった三浦半島の旧家で、浅見光彦が取材をした老人は、「金沢へ行く」と言い残して数日後、安宅の関で死体となって発見された。

北海道の釧路湿原で、男の死体が発見された。

崇徳天皇に傾倒する男が経営する特別養護老人ホームで働く看護師・滋美。

補蛇落渡海。観音浄土での往生を願い、死を覚悟で小舟に乗って熊野那智から旅立つ儀式。