横溝正史著の単行本未収録の捕物小説12編を収録。

５大捕物帳の一つ、人形佐七捕物帳の著者の横溝正史氏は、「佐七」以外にも多くの捕物小説を残している。

異形の男の暗い過去。

妖気漂うほの暗い情念。戦前を色濃く反映する傑作!自筆原稿によるオリジナル版『鬼火』を併録。

女に翻弄される男たち!死を呼ぶ三角関係の悦楽と慚愧。法の限界に苦悩する弁護士作家が、法で裁けぬ愛憎の謎を活写する。

北陸・敦賀湾沖の海難事故で、ロシア・ロマノフ王朝のダイヤモンドが忽然と消えた。

横溝作品の短篇から厳選!謎と驚きに満ちた傑作集。

全身が粟立つ、恐怖世界の万華鏡! あっしの洋行の土産話ですか。何なら御勘弁願いたいもんで。

殺人現場に残された西郷隆盛の引き裂かれた肖像画は、死体の顔と酷似していた。

コントラバス・ケースから発見された歌姫の屍体――張り巡らされた緻密な犯罪の謎に由利先生が挑む! 本格探偵小説の粋を凝らし、坂口安吾から絶賛された表題作から、未完作品『神の矢』『模造殺人事件』まで、全10編を収録。

貧しいアプレ大学生桐原進は、友人の古川昌人と起業を計画するが、資金難から古川の持ちかけた宝石強盗に、正統性を見出し行動に移す。

元警視庁捜査課長の私立探偵・由利先生と「新日報」記者・三津木俊助見参! 耽美と怪奇趣味に彩られた大胆なストーリー展開で、読者をとらえてはなさない傑作シリーズ、待望の刊行開始。

神宮外苑に放置された盗難車両から、青年の変死体が…その婚約者が大量の血痕を残し謎の失踪…連続殺人?の容疑者には大阪駅にいたという鉄壁のアリバイが…。

車中の首なし遺体が発見されるや、次々に殺人事件が。

『黒死館殺人事件』で有名な博覧強記の名探偵・法水麟太郎。

1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。

名作揃いのブラウン神父シリーズでも特に傑作が集まっている第三集が、読みやすくなって、新しいカバーでリニューアル! これを読まずしてはブラウン神父は語れないほどの傑作「犬のお告げ」、チェスタトンならではの大胆で奇想天外な密室トリックの名作「ムーン・クレサント

横溝正史の幻の新聞連載小説、発表から77年を経て初の単行本化!

死刑執行前夜、密室状態にあった別々の独房で、二人の囚人はなぜ斬殺されたのか――。

『日比谷公園の鶴の噴水が歌を唄うということですが一体それは真実でしょうか』――昭和九年の大晦日、銀座のバーで交わされる奇妙な噂話を端緒に、帝都・東京を震撼せしめる一大事件の幕が開く。

電気風呂が売りの銭湯で起きた殺人の謎を描く、デビュー作の本格ミステリ「電気風呂の怪死事件」。

話は「シドッチの石」に始まる―それは何処に?警部は小岩井、探偵は尾形修平。

博物館から消えた古書、ペントハウスの密室殺人、古の詩どおりに現われては消える竪琴……いずれ劣らぬ怪事件に理知の光を当て真相をあばくのは、日本人執事を従えた謎の紳士タラント氏である。

軽井沢の豪奢な別荘「白樺荘」に、莫大な遺産を相続することになった四人の男女が集まった。

入手困難の作品集『犯罪の場』『黒い眠り』を完全収録のうえ、単行本未収録作品を加えて再編集！　現代社会の錯綜した人間関係をアイロニカルに捉えた、本格ミステリ作家・飛鳥高の世界が存分に味わえる。

名探偵帆村荘六、再び帝都に帰還! 科学知識を駆使した奇想天外なミステリを描いた、日本SFの先駆者と称される海野十三。

昼とは全く別の姿をした、真夜中の東京“大都市T"。

真山十吉の前に、別れた恋人嘉代子とそっくりの女性が現れた。妹だと名のる。

差出人不明の謎の新聞死亡広告を利用して、自らの模擬生前葬と還暦祝いを企図した商事会社社長・村井喜七郎は本当に死んでしまう。

三度笠を被り長い楊枝をくわえた姿で、無宿渡世の旅を続ける木枯し紋次郎。

時代小説の大家が生み出した、転びバテレンと武士の娘との間に産まれ、虚無と孤独をまとう孤高の剣士・眠狂四郎。

婚期を過ぎて母とつましく暮らす市子のもとに、二十五年前に音信を絶った徒兄の圭吉が訪ねて来た。

明治・大正・昭和と代々の当主が失踪を遂げる京都伏見の造り酒屋に潜む悪意の罠! 狐の祟りとされる伝説に隠された真相とは? 鮎川哲也『黒いトランク』と13番目の椅子を争った幻の本格ミステリが、ついに復活します!

刀剣研究家としても知られる著者が刀を題材に描いた怪奇ミステリを集大成!菅原文太主演のカルト映画「九十九本目の生娘」の原作小説に長篇『餓鬼の館』と単行本未収録作7篇を加えた決定版!

一九二〇年創刊の「新青年」は、江戸川乱歩をはじめ数多くの作家を輩出した名雑誌であり、初代編集長の森下雨村は日本の探偵小説の生みの親と称される。