連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。

首都テレビ報道局のニュース番組で映像編集を担う遠藤瑤子は、虚実の狭間を縫うモンタージュを駆使し、刺激的な画面を創りだす。

報道番組『ナイン・トゥ・テン』に売春の元締めとして登場した女子高生が全裸で首を吊った。

父と母、幼い二人の弟の遺体は顔を砕かれていた。秋葉家を襲った一家惨殺事件。

お腹の子供の父親はあなたではないかもと告げられた航平。夫となる男を愛しきれぬまま結婚式を挙げようとする愛永。

早勢理一郎と衛藤はるはもと夫婦。離婚した後も何かと理由をつけてはよく会っているおかしな関係だ。

東京湾アクアライン完成前後から急激に人口が膨れ上がった千葉県・愛高市―。

人気絶頂のロックシンガー椎名ゆかは、コンサート中お気に入りの曲を歌っている瞬間に自分を撃ち殺してくれと頼む。

ひとつの町で連続して起こる一家失踪事件。

坂下薫平19歳。首都大学の学生寮で、個性溢れる面々と楽しい日々を過ごしていた。

十二の深い傷跡を全身に刻んだ女のこと。少年に悪戯され暗転した小四の夏のこと。

なぜ元新聞記者は、情報分析員である葉山を動物園に呼び出したのか?『プラチナ・ビーズ』『スリー・アゲーツ』で活躍した彼らが帰ってきた!“鉱物シリーズ”の興奮再び!大藪春彦賞受賞作家が放つ、書き下ろし三編を含む本格スパイ小説。

CIAの『伝書鳩』とともに、父の仇である『リヴィエラ』を追っていたジャック。複雑怪奇な諜報機関の合従連衡。

大型旅客機墜落から十六年目の夏―隠された謀略の存在が浮上した。

幼少期の記憶の一部を失くしている大庭実那子は、ある時「十五年後に、僕たちの森で会いましょう」と書かれた古い手紙を見つける。

少年は12歳にして「永遠の命」に閉じ込められた!?僕はなぜ大人にならないのだろう。

原発技術者だったかつて、極秘情報をソヴィエトに流していた島田。

「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。

空虚な日常、目を凝らせど見えぬ未来。五人の男は競馬場へと吹き寄せられた。

「これは貸しだからな」。謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。

原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着した。対戦車ロケット砲で武装した特殊部隊十一名が密かに上陸、逃走する。

世界の破滅。その可能性が最も高まったキューバ危機以後、米ソ間で結ばれた密約があった。

日本でテロリストと闘うのは「外事警察」(ソトゴト)と呼ばれる者たちである。

沖縄から米海兵隊が撤退した。それは米国防総省が、たった一人のテロリストに屈服した瞬間だった。

CM制作者・日下が骨董市で偶然手に入れた、古いフライフィッシング用のリールとスチール缶。

プロレス団体の総帥ダリウス佐々木が対戦直後に急死した。額の傷からは蛇毒が。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

銀行本店の地下深く眠る6トンの金塊を奪取せよ。大阪の街でしたたかに生きる6人の男たちが企んだ、大胆不敵な金塊強奪計画。

「右手を見せてくれ」。スーパーで万引犯を捕捉する女性保安士・八木薔子のもとを訪れた刑事が尋ねる。

順風満帆だったサラリーマンが「謎の箱」を手にした瞬間、大きく人生が変わってしまった―。

1年前に自衛隊を辞し、ミンダナオ島のダイビングショップで働いていた河合斌に、フィリピンで消息を絶った日本人女医を捜してくれとの依頼が持ち込まれる。

一九四七年の誕生以来、存在自体が国家機密という厚いベールに包まれた全国公安警察の頂点“ZERO”。

日本に密入国した北朝鮮の諜報機関責任者が政治亡命を希望している?接触した“内閣情報調査室”の真中と廣瀬は、日本への軍事秘密作戦と総理周辺でそれに協力するスパイの存在を知る。

全10作完結の〈革命小説〉シリーズ、遂に最終章! 三人の日本人が取り憑かれた妄想とも呼べる「愛国の病」。

校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。

豪農の鈴木はネパール女性と結婚し全財産を失う。失踪した妻を探し神の山へ。

ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。

信者が三十人いれば、食っていける。

戦時下の弾圧で壊滅し、戦後復活し急進化した“教団”。その激動と興亡を早逝した天才作家が壮大に描く永遠の必読書。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

都内の2LDKに暮らす男女四人の若者達。本音を明かさず、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。

次点から繰上当選した参議院議員の周辺で、次々と関係者が死んでいく。

大間からマグロとともに築地市場に届いた氷詰めの死体。

長崎・平戸に中国人5人の射殺体が難波船に乗って漂着した。船内には元自衛官の指紋が。

仮想通貨取引所の社長が銃殺された。

大分・湯布院温泉で見つかった他殺体。被害者は九州ヤクザの大物・相良陽一だった。

初冬の温泉郷で発生したフグ毒殺人は、公安vs巨悪「頂上対決」の幕開けだった―。

財務大臣が刺殺された。犯人は完全黙秘。

伊勢志摩サミット警備で緊迫する志摩半島の英虞湾で緊急事態発生!真珠養殖が盛んな“宝の海”から引き揚げられた死体は、闇経済を疾駆するブラックジャーナリストだった。

ともに大阪府警を追われた、かつてのマル暴担コンビ、堀内と伊達。

雅子、43歳、主婦。弁当工場の夜勤パート。

「これは…戦争だ! 」 「裏の外交」に暗躍する極秘組織・公安調査庁を舞台に 『ZERO』の麻生幾が放つ、ノンストップ諜報小説! 公安調査庁の分析官・芳野綾は、現場調査官である沼田から、武装した大量の中国漁船が尖閣諸島へ向けて4日後に一斉出港、 6日後の

あんたは警察の中の“黒色分子"だ! 『機龍警察』の著者による書下ろし長篇警察小説 吉川英治文学新人賞&日本SF大賞、受賞後第一作!! 警視庁組織犯罪対策部の沢渡と滝本組幹部の波多野は、組織に追われる中国人女性を見殺しにした深いトラウマを抱えていた。

警察庁公安秘密組織「十三階」。女スパイ・黒江律子の新たな任務が始まる。

保険調査員の広川英器は、女子高の女教師の死亡事件を調べる中で江木塔子という魔性の女と出会う。

組ご法度の覚醒剤取引に手を出した若頭が名古屋・栄で爆殺された。背後には、バハマリークスに端を発する国際金融の闇が―。