失踪した猟犬探しを生業とする探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方を突き止めてほしいという仕事が舞い込んだ。

“竜門猟犬探偵舎”に奇妙な依頼が舞いこんだ。

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。

アメリカはニューイングランド地方の田舎町、トゥームズヴィル。

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。

日本最西端に位置する与那国島の沖合に建設中の“オーシャンテクノポリス”。

雅子、43歳、主婦。弁当工場の夜勤パート。

赤かぶ検事が拾った九官鳥には「お前バカ!」「ぶっ殺すぞ!」などと罵る口癖があった。

今様楊貴妃とまでうたわれた美女が、山口県の二尊院境内で首を吊っているのが発見された。

高校生の村松光輝は、コンサート会場で、探し求めていた女性との再会を果たした。

カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、北海道で幼い娘が謎の失踪を遂げる。

名門Q女子高に渦巻く女子高生たちの悪意と欺瞞。「ここは嫌らしいほどの階級社会なのよ」。

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。

京都上賀茂にある通称「牡丹屋敷」。広大な庭には、約八十種、三千株の牡丹が、色とりどりの花を咲かせていた。

青葉ヶ丘中学3年A組―悪魔のようなこのクラスを、担任教師が名づけて「沈黙の教室」。

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。

時を重ねて変わらぬ本への想い……《私》は作家の創作の謎を探り行く――。

検事・風巻やよいが再び京都地検宇治支部へ着任、その直後、残酷な暴行殺人事件が起きた。

新宿の街を震撼させたチャイナマフィア同士の銃撃事件から二年、警察の手すら届かない歌舞伎町の中国系裏社会を牛耳るのは、北京の崔虎、上海の朱宏、そして、銃撃事件で大金を手に入れた台湾の楊偉民だった。

警視庁捜査一課殺人犯捜査六係から、特別捜査係に異動した鷺沼は、継続捜査の任に着く。

借金で首が回らなくなった勝は、強面を見込まれ、取り立て会社に身請けされる。

夫が突然、逝ってしまった。残された妻、敏子は59歳。

奇妙な小箱を手に、老弁護士猪狩文助のもとへ瓜実顔の美女が現れた。

高知行きのフェリーから男が転落死した。そして2年後、東京・高田馬場で男がマンションから転落死をした。

肌寒い秋の季節。デントンの町では、連続婦女暴行魔が跳梁し、公衆便所には浮浪者の死体が転がる。

浅見光彦が見合いをする、美貌のヴァイオリニスト・本沢千恵子。だが、彼女の父・誠一が突然、失踪する。

親友の耀子が、曰く付きの大金を持って失踪した。被害者は耀子の恋人で、暴力団ともつながる男・成瀬。

自分は少女誘拐監禁事件の被害者だったという驚くべき手記を残して、作家が消えた。

愛人との心中未遂で娘を死なせた母親。血塗れの凶器を前に、男殺しを認めた温泉旅館の女主人…被告人には必ず事情があるものだ。

流感が猛威をふるう町に中傷の手紙がばらまかれ、切り裂き犯も老女を襲う。

京都五条大橋で女性を轢き殺した久世山朝子は、「幽霊が牙を剥き、私を襲ってきたのでアクセルを踏んだ。

地上げ屋の悪質な営業妨害を老弁護士猪狩文助に相談していたパスタ屋「Z」の主人浜崎隆雄が、殺人罪で勾留された。

邪馬台国の研究に生涯を費やした孤高の考古学者・小池拓郎が殺された。

カーヴィ少年の失踪は誘拐事件に変貌した。

1941年12月8日、日本海軍機動部隊は真珠湾を奇襲。

五年前に愛を交わしながらも突然姿を消した女、瞭子と偶然の再会を果たした弁護士の栖本誠次は、翌朝、彼女の死を知った。

「朴美愛」偽造パスポートを手に入れたミロは海峡を越え韓国に渡る。

美しく復元された東京駅で次々と事件が! 十津川警部の奮闘! 観光スポットにもなっている新しい東京駅で、新人ミステリー作家が偶然女性の不審死を目撃する。

殺人から窃盗に至るまで、さながら犯罪見本市と化した一月のデントン市。

作家・内田康夫のもとへ名探偵浅見光彦宛ての手紙が届いた。

殺された恋人との思い出をたどり、南房総の旅に出かけた井口勲は、安房鴨川駅前の喫茶店で橋爪亜希と名乗る女性と出会う。

鶴見弁護士の中学の恩師夏川が、札幌から上京した。

旧天城峠の崖下で老人の死体が発見された。男は「下司」と書かれた千社札を携え、毎年百の寺社巡りをしていたという。

保険金殺人の容疑者、寺田春夫は警察の厳しい追及に一度は犯行を自供するが、公判段階で自白をひるがえし、犯行を全面否認する…。

法廷に立つや、ヨレヨレ爺さんから熱闘弁護士に大変身する猪狩文助の痛快事件簿。

京都・清滝トンネル内で幼稚園児の送迎車が消失!この奇怪な誘拐事件の現場には、赤かぶ検事の息子・柊正雄判事補が居合わせていた。

あのフロスト警部が、デントン署を去るときが来た? 自らのヘマが招いた事態とはいえ、マレット署長や新任の主任警部の目論見どおり追い出されるのは業腹だ。

春待ち遠しい京都で首吊り事件発生!老舗呉服屋「沢宗」の元常務・浜野修吉は、五千万円着服の発覚を苦に自殺したのか?…だが、暗号めいた検眼表(!?)のメモが遺留されているなど、状況には不審な点が多い。

松本市内のホテルのパーティに招待された赤かぶ検事とかみさん・春子は、地元の名士に囲まれておろおろするばかり。

京都洛中三条通の洋館で、美貌のカリスマ相場師が殺された。自宅寝室で喉を刺されて死んでいるのを、夫が発見したのだ。

『願』とだけ記された奇妙な葉書の受取人が、次々と殺されていく!一人目は撲殺され、帰宅途中の浅見光彦がその発見者となり、二人目は新潟県佐渡島で転落死した。

弁護士の菊間武郎の息子が誘拐された。

1935年、千代延子爵家の次男・義正は、左翼運動に挫折し、父の宗平とともにパリへ渡った。

ルポライター浅見光彦の母・雪江が巣鴨で殺人事件に遭遇した。被害者は山陰の小京都・津和野の旧家、朱鷺一族の長老・勝蔵。

お馴染み音川音次郎警部補の記念すべき初登場作品。京都で段ボール箱詰めの女性全裸死体が発見された。

美人ホステスをレイプするつもりで誘い出し、崖から突き落として殺害したという容疑で二人の若者が起訴された。