雨月荘殺人事件



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 2件

7.25pt (10max) / 4件

Amazon平均点

3.00pt ( 5max) / 3件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []C総合:929位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

10.00pt

80.00pt

20.00pt

20.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1988年04月
分類

長編小説

閲覧回数4,520回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数9

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

雨月荘殺人事件―公判調書ファイル・ミステリー (中公文庫)

1996年09月01日 雨月荘殺人事件―公判調書ファイル・ミステリー (中公文庫)

美貌の資産家が自己所有の高級旅館で謎の首つり死体として発見され、夫が逮捕された…。殺人および死体遺棄をめぐる裁判記録ファイルを、元裁判官が講師をつとめる「市民セミナー」の講義に沿って読みすすめる。弁護士作家和久峻三が法律知識の全てを注ぎこんだ究極の裁判ミステリー。「市民セミナー」篇「公判調書」篇の2部からなる。推理作家協会賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

雨月荘殺人事件の総合評価:6.40/10点レビュー 5件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

雨月荘殺人事件の感想


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

氣學師
S90TRJAH
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

「雨月荘殺人事件 」の感想

1988年度の第42回推理作家協会賞を受賞した作品です。
本屋さんで見たときは、ちょっと読みにくそうな内容だったので、文庫が出れば・・・と思ってスルーしたところ、すっかり忘れてしまい、気がついた時には、中央公論社から出されていた文庫も絶版になっていました。
いろいろ探したところ、双葉文庫から出されている「日本推理作家協会賞受賞作全集」の中に本書を見つけ、やっと読むことが出来ました。

この本が書かれたときはまだ、日本には欧米のような陪審員制度が無かったので、一般の人が裁判の公判調書を目にすることも無かったでしょうが、裁判員制度が2009年から導入されたので、もし選出されたら、こんなややこしいものを読まないとダメなんだろうなぁ・・・と思いながら、ページを開きました。

小説の構成は、100ページの市民セミナーの部分と、450ページほどの公判調書の部分に分けられています。(単行本の初版では、2分冊でした)
元裁判官だった方が講師となり、市民セミナーに参加している人に、実際に起こった裁判の様子なり公判調書の見方を解説するという方法で、話が進んでいきます。
市民セミナーは6回に分けられていて、講師が「次回のセミナーまでに、何ページまで読んでおいてください・・・」と言う指示に従って、公判調書の部分を読んでおき、次の講座でその内容の解説をしてくれるという流れになります。

市民セミナーに参加している人と一緒になって、実際の調書を見て、裁判の進め方やら調書の読み方などを学習しているような感じで、面白く読めましたし、公判調書の「証人尋問」のところはとても迫力がありました。
第9回公判調書を読み終え、4回目のセミナーは、「みなさんが裁判官になったつもりで、どういう判決を下すべきか、次回までに考えてください・・・」と言う講師の話で終わります。

第10回公判調書と第5、第6回のセミナーの部分は、単行本では袋とじになっていたそうです。
読まれる方は、ここで本を閉じ、裁判の結果と事件の顛末を考えてみてください。

最後の第10回公判調書で、事件の判決を読み、解説部分である第5回市民セミナーで、その判決について話し合われます。
その後、次回の予告と言うことで、「この裁判の判決が出されたあと、(どちらかが)それに意義を申し立てて控訴しますが、高等裁判所での審理中に、いろいろ真実が暴露される・・・」と言う説明があり、もう一度公判調書を読み直して、結果がどうなったのかを考えておくように言われます。

市民セミナーの最終回で、それぞれの推理が出されるという筋立てですが、公判調書をしっかり読むと、いろいろな矛盾点も発見でき、驚く結末が用意されていました。本格ミステリとしても、とても良く出来ていると思います。

実際の裁判の公判調書にそって、事件が進んでいくという形式には驚きましたが、セミナーの一員になったつもりで、講師の方が指示された通りに読んで行くと、最初に本書を手にしたときは、ちょっと取っつきにくいように思えた裁判の公判調書も、そんなに苦にせず読むことが出来たことも驚きです。
最初はおっかなびっくりで読み始めましたが、読み出したら面白くて、そのまま一気に読み終えてしまいました。
オススメです。

トラ
WFY887SY
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(3pt)

面白い試みです

2冊に分かれていて少し読み進みにくい面もありますが、面白い試みです。日本の裁判手続きや書類など、なかなか普段目にすることはないので、そういうものに興味のある方にはよい作品だと思います。
雨月荘殺人事件―公判調書ファイル・ミステリーAmazon書評・レビュー:雨月荘殺人事件―公判調書ファイル・ミステリーより
4120016749
No.2:
(3pt)

面白い試みです

2冊に分かれていて少し読み進みにくい面もありますが、面白い試みです。日本の裁判手続きや書類など、なかなか普段目にすることはないので、そういうものに興味のある方にはよい作品だと思います。
雨月荘殺人事件―公判調書ファイル・ミステリー (中公文庫)Amazon書評・レビュー:雨月荘殺人事件―公判調書ファイル・ミステリー (中公文庫)より
4122026962
No.1:
(3pt)

面白い試みです

2冊に分かれていて少し読み進みにくい面もありますが、面白い試みです。日本の裁判手続きや書類など、なかなか普段目にすることはないので、そういうものに興味のある方にはよい作品だと思います。
雨月荘殺人事件―公判調書ファイル・ミステリーAmazon書評・レビュー:雨月荘殺人事件―公判調書ファイル・ミステリーより
4120016749



その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク