京都奥嵯峨 柚子の里殺人事件
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この本は、いまはなき「噂の真相」という雑誌に 「売れっ子作家の信じがたき素顔」という特集を組まれ、 意趣返しに、3カ月くらいたって出版された本です。 本当に訴えるつもりだろうか、和解はできないだろうかと 噂の真相編集部をやきもきさせている間に、スタッフの身辺調査など 着々と準備を進め、データをうまく小説に取り込んでいます。 記事を出されたのが冬、春にはこの文庫の出版という、速筆ぶりに 驚きます。質も大事ですが、売れっ子になるためには、まず量という 場合もあると納得できる一冊です。 ウィキペディアによると、噂の真相も、この小説に対して訴えたそうですが、 あっさり却下されたとか。男性と女性を入れ替えて書けばOKなのかと 参考になります(笑) 興信所を使って身近な人について調べ、まんま小説に使うというのは 事実だろうなと思える小説です。ご自身とおぼしき作家の離婚、再婚に ついては美化しまくりなのが、また笑えます。このあたりをしっかり 調べて反撃できたら、和解の道もあったでしょうに、一般人だから、 一度きりの取材、記事だからと情報提供者を軽んじて、初回の取材 だけで、以後はほとんど裁判が有利になるようなお話を聞かせていただけ なかったことが、裁判の長期化、多大な出費、そして敗北の主因でしょう。 | ||||
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いまはなき噂の真相という雑誌に特集記事を組まれ、 その反撃に書かれたのが、1994年春の角川文庫版。 裁判は、10年という長期にわたり、噂の真相が負け、 そして2004年春に、廃刊となりましたが、 それにタイミングを合わせたかのように、10年たって 復活したのが、こちらの光文社文庫版。 記事を出されたのが冬、角川文庫で反撃したのが春、 3カ月くらいで文庫1冊をしあげられる速筆、パワーに 感心しますが、10年たって別の出版社から勝利宣言よろしく、 また出すという変わらぬ売れっ子ぶり、用意周到さ、 (復讐)心の強さに、さらに敬服します。 | ||||
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