ほんとうにこわいものは、何? ひかりの家の押入れにいる、形も声もなんにもない影みたいなやつ、ナイナイ。

数百年続く、凄惨なる呪いの戦い――。至高の恐怖と異形の謎に挑め。

フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。

名だたる文豪たちが描く耽美と幻想の玉手匣。 ああおいしい。

「或る、バイト体験者の話をインタビューしてきてください」 新作の執筆依頼でバイト体験者たちに取材をしていく一人の作家。

「その旧家の男子は皆、十二歳で命を落とす――」映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。

北関東の実家を飛び出し、東京の歓楽街まで流れ着き、ボーイズバーにハマってしまった18歳のさあや。

湧き起こる違和感の数々。あなたは果たして気づけるか―― その家には約束事がある。

『今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中!』web発・日常侵食ホラー 実母のせいで貯金も住処も失ったタカヒロは、住み込みでマンションの一室を管理する仕事の求人を見つける。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。

世は大正。 華族・堀井三左衛門男爵が何者かに殺された。

「変な怪談を聞きに行きませんか？」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。

げんきなあなたがうまれます フリー編集者の小林が出版社に持ち込んだのは、心霊スポット突撃系YouTuberチャンイケこと、池田の『オカルトヤンキーch』のファンブック企画だった。

亡き夫に唇を触れられたと語り出した義妹（「魂疫」）。縁切り神社で行われる、奇妙な“儀式”（表題作）。

口に髪が入ったら死がやってくる。

世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。

「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、貸し出されている一軒家がある――。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

畳は腐り梁は限界、崩れ落ちそうな巨大な襤褸屋敷ー姑の世話をするため、文子は単身赴任の夫と離れ、娘と姑の３人でこの家に暮らし始めた。

一葉(ひとは)には母と2人だけの秘密があった。正体不明の異形――「泣き女」が見えるのだ。

父の冤罪をすすぐため、　 青年は身命を賭して復讐を誓った。

学生時代に一度だけ公募型アンソロジーに採用され、ミステリ作家デビューを夢見る小松立人は、学生時代にとある犯罪に手を染めた。

角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。

比嘉姉妹シリーズ、待望の最新長編。澤村伊智が放つノンストップホラー。

第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞! 精緻でビターな連作短編集 私立探偵として活動するみどり。

レジェンドへのリスペクトを胸に 人気作家7名が全力執筆! 真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、 女子高に潜入する火村とアリスや 不可解なダイイング・メッセージに挑む 江神たちEMCの面々まで。

幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。

想い人が行方知れずとなり、さらには母を失くし打ちひしがれていた祭実理科。

怪異による超常現象×名探偵の論理！　30年前から繋がる惨劇の連鎖。

ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジの卒業生で、国際的大企業の経営者が事故死したという報が、学寮付き保健師イモージェン・クワイのもとに入ってきた。

古文書オタクの黒木鉄生は、大学時代の親友・八重垣志紀に頼まれ、村で発見された「沼神文書」と呼ばれる古文書を解読するために巨人伝説が残る農村を訪れた。

昨年、夫の孝之が事故死した。まるで二年前に他界した義母佳子の魂の緒に搦め捕られたように。

外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。

民俗学のフィードワークの手法を用いて、取材を元に怪談を執筆してる呻木叶子が遭遇する四つの事件。

物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。

みんな死ぬよ　誰も帰れない ホラー映画撮影スタッフを襲う悪夢のような事件。

希望も潰える恐怖がここに。全編書き下ろしの超豪華アンソロジー! 「考えうる、最大級の恐怖を」。

こうなることを知っていたら、わたしは探偵をやめていただろうか。

母親が生活苦から新興宗教に入信し、教団施設で生まれた妹。

その家に嫁いだ花嫁は、必ず死ぬ。 「嫁いだ花嫁が3年以内にかならず死ぬ」――。

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。

ラストまで一気読みの本格ホラー&ミステリー。原点にして最高傑作 その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。

ホームレスの女性が、公園で殺害されているのが発見された。犯人も動機も不明。

東京の地下には地獄が眠っている。進化し続ける異才が放つ新時代のホラー。

全ては「死者の日記」から始まった。これは“怪異”か、或いは“事件”か。

「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。

「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティライター界の新鋭・ブラックロータス。

「完全なる密室」の謎を解け。横溝賞作家による衝撃不可避の本格ミステリ! 富山県の沖合に浮かぶ油夜島。

口に関するアンケート　背筋（せすじ）　「近畿地方のある場所について」(KADOKAWA)で2023年にデビュー。

通夜の晩に怪談話をすると死者の魂が蘇るーそんな言い伝えが残る朽無村の名士・古柳哲郎氏が亡くなった。

次回作に苦戦している小説家の「私」は、新作のネタを探しているうちに、 出版業界に伝わる「禁忌題目」に触れてしまう。

零細出版社でアルバイトをしている大学生の米田は、雑務やHPの更新の他に実話怪談の記事の執筆を担当している「怪談ライター」だ。

親切な白猫の大麻農園(『白猫の離婚』)、 妖精の婚約者が眠る地獄の底(『地下のプリンス・ハット』)、 主人だけは絶対に入れてはいけない家(『スキンダーのヴェール』)……。

やむを得ない事情で、殺し屋の遺体運搬係となった日置学。