新町長シーリア就任のせいで、シンフルの町はいまだ落ち着かない。

第二次世界大戦下のロンドン。金庫破りのエリーは陸軍のラムゼイ少佐に捕まってしまう。

戦後ロンドン。

被害者は、空から降ってきた。落下したと思われたフラットの五階の部屋は無人で、玄関ドアは内側から釘と板で封じられていた。

閑静な住宅街、四階建てフラットの最上階で高齢女性の絞殺死体が発見されたとの報を受け、モーズビー首席警部率いる捜査班は現場に急行した。

ボーディは田舎町で暮らす15歳の少年。父を亡くし母親と寂しい日々を送っている。

空手チョップが得意技の探偵役で15年前に一世を風靡した女優ミランダ。

ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住む村に招かれた。

ニューヨークの高級ペントハウスで開催されたパーティで、主宰者の俳優が毒殺された。

ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジ。

故郷の雪山に帰ってきたエリーは、姉と看板猫とともにミステリ好きの集う書店、ブック・シャレーを切り盛りしていた。

潜入任務でちょっぴり暴れすぎたせいで、一時潜伏を命じられた凄腕秘密工作員のわたしは、ルイジアナの川辺の町にやってきた。

愛する夫ケリー、18歳のひとり息子トッドと、平凡で幸せな生活を送っていた離婚弁護士のジェン。

世の中には、夜になっても鍵をかけない家があるのを知ってる?――シカゴの高校に通う黒人の少女ボーは、卒業を機にこの街を出ると決めていた。

ある老人施設の一夜。八人の老人と、一人の寮母。

先の事件で心に傷を負ったフォーチュン。それでもシンフルは平常どおり――なのに、またもや事件が。

独立記念日を迎え、祝賀ムードのシンフルの湿地で爆発事故が発生。

平凡すぎる顔が特徴の青年ポールは、恋人のブリジット、元警官のバニーと探偵事務所を始めることにした。

戦後ロンドンで結婚相談所を経営するアイリスとグウェン。ある日、初めてアフリカ出身の入会希望者が現れた。

ウナギ取りの罠小屋の不可能殺人！ 「スウェーデンのディクスン・カー」、幻の名作 1960年代のスウェーデンに、こんな不可解な密室殺人が眠っていたとは……。

クリスマスを前にやることが山積みのパールは、中傷メッセージ入りのクリスマスカードを受けとったと友人のネイサンに相談される。

わたしはイングランドのバースにある、初版本協会のキュレーター。

100年前から行方が知れなかったハガダーが発見された―連絡を受けた古書鑑定家のハンナは、すぐにサラエボに向かった。

推理作家に迫る影。図書館を舞台にしたメタミステリ。

ヴァージニア州の高校で教師が銃撃され、容疑者の黒人青年が白人保安官補に射殺された。

舞台は戦後ロンドン。戦時中にスパイ活動のスキルを得たアイリスと、人の内面を見抜く優れた目を持つ上流階級出身のグウェン。

無実だとの叫びもむなしく、ビル・ホルトは冷酷な殺人犯として投獄された。

クリスティの『白昼の悪魔』を映画化した『地中海殺人事件』の野外上演会、もちろん〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉はそろって参加した。

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。

ジェーンは英国の領主屋敷に滞在していた。

ヨーロッパじゅうを遊び歩くマイロとの結婚をすこしだけ後悔しているエイモリー。

ロックスターの奇妙な死。少女連続失踪事件。

頭の怪我によって恐怖を感じなくなり、連邦保安官を退任したベン。彼はかつての上司から行方不明の娘を捜索するよう依頼される。

甥は11歳の夏に"事件"を起こした。6年後、両親を亡くした彼を引き取ることに。

嵐により陸の孤島となった会員制クラブ。そこに居合わせた私立探偵。

警察所属の写真家リタは霊能力の持ち主だ。

1992年の静かな2月なかばの朝。

かつてはナチの残党を、現在は犯罪者を標的とする暗殺組織〈美術館〉。

ある日の放課後。 寄宿学校に通う15歳のオスカルは、荒廃した城館に迷い込み、そこに住む少女マリーナと親しくなった。

完全犯罪を成し遂げた者が集うパーティが開かれる館。

“ひらけごま”と唱えると現れる秘密の読書室や、秘密の花園に通じるドアが隠された柱時計。

彼らに会いに来たのは、刑期を終えた女。 はたして〝約束〟は守られるのか――⁉ 一気読み必至の予測不能サスペンス。

私立探偵マーロウは、ある弁護士からひとりの女を尾行し宿泊先を報告せよと依頼される。

著名な編集者であるハイケが失踪した。彼女の家のドアには血の跡があり、二階には鎖でつながれた老人がいた。

押し花を受け取った著名人が連続で殺される事件が起きた。

わたしたちが王子の身辺調査をするの!?――戦後ロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウェンに、英国王妃に仕えるグウェンのいとこから驚愕の依頼が。

【アーシュラ・K・ル=グイン賞特別賞受賞作】未知のパンデミックに襲われ、世界は一変した。

英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。

吹雪の夜、フランスの山間の町でエヴリーヌという女性が殺害された。

失恋した瞬間を永遠に繰り返す幽霊、雨となって降り注ぐ幽霊、方向音痴の幽霊、瞬間転送装置が生み出す幽霊……イタロ・カルヴィーノ短編賞受賞作家が贈る、時に切なく、時におかしく、そして時にはちょっと怖い幽霊たちの物語を100編収めた不思議な短編集。

ぼくたちカニンガム家は曰くつきの一族だ。35年前に父が警官を殺したあの日以来、世間からは白い目で見られている。

生きるため、他人になりすましてきた“わたし”。

「いままでに書かれた最高の犯罪小説の一つ」 レイモンド・チャンドラーが激賞した、 ノワール小説の古典的名作が、ついにそのヴェールを脱ぐ！ 強盗未遂で殺人を犯してしまい14歳で終身刑となった青年ボウイは、囚人仲間Ｔダブ、チカモウとともにアルカトナ刑務所を脱獄

難病を患い、車椅子で生活をするダニエルは、玄関ポーチから近所を観察することを趣味としていた。

18世紀ロンドン郊外。40歳の誕生日をむかえたティファニーは独身で、異母兄の世話をして暮らしていた。

町外れで父と孤立して暮らす“変わり者”サリーは6歳までの記憶がない。