ある実業家が他殺死体で発見された。妻はひとり東京へと向かったという。

ノンフィクション作家の草下彰は、自身をテーマに作品を書く決意をした。

警視庁の鷺沼と神奈川県警の宮野は、神奈川県警管内で発見された腐乱死体が碌な捜査もせず自殺と断定されることに疑問を持ち捜査を開始する。

トラブルやたくらみに巻き込まれて、お人好しが右往左往。助けを求められたなら、放っておくことはできやしない。

SNS上で人気のあった女性が殺される事件が発生。

太平洋戦争中に大陸で再会した二人の幼馴染矢島泰介と岩城智也は、必ず生きて帰り、ともに助け合って生きようと誓う。

土地取引に絡んで辣腕を揮う弁護士西城昌一は、廃園と土地売却を目論む幼稚園長の代理人として、存続運動を行なう教師や父母と対することに。

妻殺しの容疑者となった男を救え! 証人たちの嘘を暴きながら真実に迫る若き弁護士の活躍。

凄惨だったが、単純な殺人事件に思えた。包丁で刺された男性は死亡し、被疑者の女は素直に犯行を自供している。

東京都に実験的に設置された動物保護を目的とする“東京アニマルポリス”通称TAPは警察や動物愛護相談センターと協力しながら、日夜活動している。

ホラー作家の失踪、酒蔵関係者の連続惨殺事件、そして九年前の奇妙な依頼。その真相は螺旋の記憶の奥底で蠢いていた。

妹のため殺人者となった兄!? 無実を訴える男のアリバイが崩れたとき、弁護人は……。

墨田・江東地区連続殺人事件の容疑者として相浦純也が逮捕された。

意識不明の重体で運ばれた、横川達男。主治医の白石ルネは、延命治療は難しいと治療を中止。

専業主婦の杉山莉緒(りお)(40)は、高校2年生の一人息子・聖将(きよまさ)からのカミングアウトをファミレスで聞き、衝撃を受けた。

少年の命を救うのは、どちらの正義か。 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。

鶴見弁護士は、函館で親友・志賀川真二の離婚式に参加した。元妻に未練のある様子が心配で、同じホテルに宿泊。

東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。 人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。

バブル期に個人として史上最高額の負債を抱え、自己破産した朝比奈ハル。

期待されながら、行き詰まっている若手刑事たちにコーチとして派遣される人事課所属の向井。

十八年前の女子大生殺人事件の犯人だと、ある男が名のりでてきた。男はストーカーの末の殺人事件だという。

保険金殺人事件の被告となった美女・森崎美緒の有罪に、絶対の自信をもって臨む敏腕女検事・茂木田鶴子。

長谷川祐子は、霊視の依頼で来た客から、悩んでいる若い夫婦を紹介された。

成人式を迎えるアンちゃん。大人になるには、まだ早い気がするけど、それでも時間は進むし、世の中は待ってくれません。

凄惨な通り魔殺傷事件が起こった。青年が次々と人を襲い、男女二名を殺害し、ほか二名を傷つけた。

石出は、殺人の罪を償って13年ぶりに出所。真面目に仕事を始めた矢先、石出の部屋で、祖母の介護担当だった女性が殺される。

戦だけが闘いの場じゃない。命と矜持を賭けた任務への挑戦が今、始まる。

不倫相手を殺した人妻しずかの弁護を引き受けた鶴見。殺人を認めながら、不倫を否定するしずかの真意に迫るが……。

正義を掴め! 迫真の法廷裁判ミステリー 保窪は、保険金詐取目的の妻殺害容疑で逮捕起訴された。

大正時代、警視庁に「華族捜査局」が新設された。

銀座ホステス絞殺事件で、担当検事の江木秀哉は捜査に関しての疑問を刑事たちに呈したものの、彼の話に耳を傾けたのは高須刑事だけだった。

2019年、表参道。咲子の前に優雅な身のこなしの美青年が現れた。

『護られなかった者たちへ』を超える慟哭ーー。 戸籍売買の闇を描く社会派ミステリー! 女性の遺体が発見された。

本書の主人公・大地尚一郎の肩書は「土地家屋調査士」。

「行方不明の芸者の千代子は、隅田児童公園の隣りの空地に埋められている」―。

30歳の若き弁護士・梶原藤子は、弁護士会から派遣される「当番弁護士」として事件に係わることが多い。

子ども虐待。犯罪被害者…。

誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密 南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。

自転車で蛇行運転をしていた青年が、警察官に捕まり、取り押さえられているときに死亡した。

派遣社員の川原光輝33歳が、上司の田丸祐介と同僚の西名はるか殺害容疑で逮捕された。

『このミス』大賞作家の最新作。

なぜ犯人の服の目撃証言は、 「赤」「緑」「白」「黒」「青」と五通りなのか 食い違う目撃証言、見つからない凶器の謎。

男に騙され覚醒剤に手を染めた娘。父親は娘を救うためある決意をするのだが……。

河川敷の車から、男の死体が発見される。

40歳独身の尚之は、お見合いパーティーで“サトウミサキ”と出会う。

駆け落ちして一緒になった年上の妻が殺された。妻が離婚したがっていたこと、アリバイなしで夫に容疑が。

５対４で有罪―― この判決は、ほんとうに正しかったのか？ 死刑か冤罪か。

女性死刑囚の心に迫る本格的長編犯罪小説! 幼女二人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉―― 「約束は守ったよ、褒めて」 吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。

昭和二〇年春、噺家の信吉は、生活苦から、家族のために盗みの計画を立てる。

鶴見は、ホームレス殺害容疑をかけられた岩田の弁護を引き受けた。

終戦直後の混乱と貧困のなか男たちは出会った。

第3回警察小説大賞受賞で鮮烈デビュー!! 夏の夜、若い男が鉄道の高架から転落し、猛スピードで走る車に衝突した。

殺人犯が現場から逃走するときに目撃したのは、県警幹部が犯した轢き逃げだった。

不動産登記や測量のスペシャリスト、土地家屋調査士の西脇ゆう子は横浜で土地分筆の依頼を受けた。

“夫殺し”の起訴事実を、すべて認めた被告弓丘奈緒子。執拗に無実を主張する原島保弁護士。

第68回江戸川乱歩賞受賞作。 史上最年少、選考委員満場一致。