遺産を狙う男女の、欲望渦巻くノンストップ狂騒曲! 前夫のために蓄えも職場も失った看護師川村奈緒は、資産家の老人鬼沢の世話をするため大邸宅に住み込むことに。

32年前、劇団の合宿中に水死した愛理。

荒ら屋で老婆が亡くなった。遺産は三億円、相続人は三人の孫。

名門・師団坂法律事務所。しかし創設者を喪って以来、事務所の経営は下降の一途。

ミステリー作家は、デビュー作の登場人物に殺された!小説『毒殺倶楽部』の著者の死は荒唐無稽な憶測を呼んだ。

捜査のためなら、俺は外道にでもなる。

「庭は、寝がえりをうって、背をむけた。…庭にまで馬鹿にされるのは、いい気分ではない」(「風」)。

六本木のクラブのVIPルームで実業家が撲殺後、鼻を削がれていた。

32年前に事故として処理された女子大生の水死。13年前の不可解な少女誘拐事件。

小説『昏い天使』で新人賞を受賞した、フランス帰りの美青年作家・宗像冬樹は、予告した第二作『黄昏の館』を書きあぐね、酒浸りの日々を送っていた。

刑事であった夫が殉職後、強行犯係の刑事として、また一人娘の母親として日々を過ごす羽角啓子。

少女小説家の姉と雑誌編集者の弟。両親を惨殺された二人は、心機一転、京都から東京へ居を移した。

警視庁捜査一課内に新設された強行犯特殊捜査班、通称「SM班」。

密室状況の第一美術準備室で、何者かに襲われた女子生徒が発見された。

アメリカで超常現象研究チーム『セクションO』が忽然と姿を消し、日本では著名なUFOライターが殺された。

駅前交番から突然、刑事一課強行係に異動となった原田貢(みつぐ)は慌てていた。

大森署の矢島は火災現場の冷凍倉庫で身元不明の五体の死体を発見する。死体は誰の手で何のために保管されたのか。

2006年、J・D・カーの生誕百周年の記念祭に伴い日本に上陸した幻の本――とある未解決犯罪実録集に、カーが解決を示唆する走り書きを残したことによって『カーの設問詩集』と呼ばれている一冊だ。

森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていた―。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

政府の圧政や麻薬組織の犯罪が続き、難民流出が絶えない中米の小国コルドバ。

能力って、そんなに役に立つものじゃないんですよ。 物を持ち上げたければ手を使えばいい。

北海道、小樽。男子高校生のルカの世界は「あやかし」だらけ。

海洋調査を専門とする日本海洋科学機関―JAOTECのパイロット・夏海ら潜航チームは、天才科学者・奈良橋教授の開発チームとともに、潜水調査船「りゅうじん6500」に搭載された新型マニピュレーターの検証実験のため、フィリピン沖に向かう。

謎の骨格標本が発掘されたことを報じる地元紙の小さな記事を見つけた家具職人・豊は、数十年前の小学生時代、仲間数人で山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。

年の瀬が迫り、慌ただしくなる東京駅。新人女性警察官の恵平は、置き引き犯からスーツケースを押収する。

昨日と同じ光景が繰り返される学校で、俺は時間がループしていることに気づく。

実直さが評判の離婚専門の弁護士が殺害された。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた数字“182"。

12ヵ月連続刊行4冊目は、累計127万部突破の大人気「音楽ミステリー」シリーズ最新刊です! 天才ピアニスト・岬洋介が旧友の危機を救うため、地球の裏側から急遽駆けつける。

昭和41年。地方の資産家楡家の当主がゴルフ中に心筋梗塞64才で逝去。

奨学金免除の為しぶしぶ刑務所の医者になった是永史郎。患者にナメられ助手に怒られ、憂鬱な日々を送る。

「夜の記憶」―『十三番目の人格―ISOLA―』『黒い家』の本格デビュー前に書かれた貴重な一編。

陥没した頭蓋骨には豆腐がぎっしり。他に凶器は見当たらない。

光源氏の正妻・女三の宮の不義の子とされる薫大将と、源氏の孫にあたる匂の宮――源氏の亡き後、二人の貴公子の織りなす物語が『源氏物語』でも名高き「宇治十帖」である。

妹のため殺人者となった兄!? 無実を訴える男のアリバイが崩れたとき、弁護人は……。

無双大学文学部の教授で、ミステリー作家でもある芥川竜介。

東和地所の専務から企業交渉人・鶴谷康に持ち込まれた相談は、関西の大京電鉄が社運を賭ける夢洲開発事業を巡るトラブル処理。

大阪で鷹匠として働く夏目代助。ある日彼の元に訃報が届く。

ピアニストの道を挫折した高校生の岬は、司法試験をトップの成績で合格して司法修生となった。

法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。

新進気鋭、豪華執筆陣による警察小説アンソロジー。男の遺体に残された謎の傷痕とは……「星の傷痕」(麻見和史)。

無趣味の元刑事がみつけた道楽は、バスの旅。

志賀倫成は、大手出版社の雑誌『週刊春潮』の副編集長。 スキャンダル記事に自負を持ち、充実した編集者生活を送っていた。

金に拘る姿勢から「ゼニバ」と呼ばれる代理人善場。

轢き逃げや通り魔事件の動画をSNSにアップしたことから死の女神と崇められ、過激な動画の投稿がやめられなくなり、事故現場を追い求める女。

今は亡き父が凶悪犯だったために高校のクラスメイトからいじめの標的にされた優莉結衣は、沖縄への修学旅行中、ついに我慢の限界に達しホテルを飛び出した。

ホテルマンの爽太は、薬剤師の毒島(ぶすじま)さんに思いを寄せている。

30代、女の人生の分かれ道。

彫刻教室で助手をしながら仏師を目指している「ぼく」こと織田真人には、ある特殊能力があった。

大学の室内楽サークルに所属するピアノ担当の三澤利佳と、バイオリン担当の葛原卯月は、名古屋港での記念式典に演奏ボランティアとして参加するため、横浜港から船に乗り込んだ。

自転車で蛇行運転をしていた青年が、警察官に捕まり、取り押さえられているときに死亡した。

台湾プロ野球で八百長に手を染め、罪から逃れるために殺しを重ねた加倉は、逃れ着いたイタリアで殺し以外なら仕事を選ばない何でも屋「暗手」として生きていた。

アクランド英国軍中尉はイラクで爆弾によって頭に重傷を負い、片目を喪失する。

探偵・石神のもとに1人の少年が訪ねてきた。「友達のお父さんが自殺しました。

テレビからキャスターの声が流れた。「浜松市内のスーパーで拉致監禁事件が発生しました。

五輪出場に人生を懸けた体操選手に向けられる愛と憎悪。今、運命の跳馬がスタートする。