T県警が誇る「風間教場」は、キャリアの浅い刑事が突然送り込まれる育成システム。

必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。

希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。

コンビニの店員が男にナイフを突きつけられるなか、電話の音が響いた。

平成31年4月1日。秋に警視庁捜査一課に復帰予定の五味にとって、最後の教え子となる学生が入校してきた。

ドラッグストアでアルバイトをする新井智久は、斜向かいの喫茶店で働く七波杏子と交際中。

伝説の刑事指導官・風間公親の右目が光を失った。かつて逮捕した男に逆恨みされ、千枚通しで襲撃されたのだ。

娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心動かされる「傍聞き」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。

警察学校教官・守村が首吊り死体で発見された。捜査一課の五味は、府中署の綾乃とともに捜査に乗り出す。

葉村の働く書店で“鉄道ミステリフェア”の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。

悲哀にみちた人間ドラマ。温かな余韻が残るラスト。

最恐教官・風間公親の初陣!新章始動! 第一話　鋼のモデリング 風間公親は、警察学校第九十四期初任科短期課程の教官となった。

家庭裁判所調査官の仕事は、少年事件や離婚問題の背景を調査し、解決に導くこと。

宮部みゆきさんの書き下ろし短編「人・で・なし」を読んだ辻村深月さんが「ママ・はは」を書き下ろし、その辻村さんの短編を読んだ薬丸岳さんが「わたし・わたし」を書き下ろし…バトンは東山彰良さん、宮内悠介さんへ。

無二の親友は確定死刑囚だった――。司法の裁きと救済の意味を問う、哀切の社会派ミステリ! 囚人に仏道を説く教誨師の顕真。

著者を短編ミステリーの名手として知らしめた大ヒット作『傍聞き』。

女性レスキュー隊員の志賀野が休暇中に火事を発見(「反省室」)。他、短篇の名手が贈る、和佐見消防署消防官たちの9つの物語。

「十五年前の通り魔殺人事件の犯人を知っている。直接会って話したい」。

彼は江戸時代における隠れたシャアロック・ホームズであった―。雪達磨の中から発見された死体。

新宿署の刑事・鮫島は、捜査中に北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した。

東京・池袋で男の刺殺体が発見された。警視庁池袋署刑事課長の本宮は、捜査の過程で捜査一課長からある密旨を受ける。

沖縄の互助組織、模合。

人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰! 塩断ちを機に次々と家族を襲った身も凍るほどの怪異、妖を呼び寄せる声をもった女中の奉公話、世にも奇妙な写本の話……人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――清濁すべての感情を併せ呑む、

名探偵は肩にいる!? 不可解連続殺人の謎 三津木六兵には秘密がある。

女刑事×微生物学者のタッグがテロリスト集団を追う、驚愕のサスペンス! 微生物研究者の坂口信は、恩師が遺したウイルスを大学の保管庫で発見する。

ごめんくださいまし──。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。

刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。

刑事であった夫が殉職後、強行犯係の刑事として、また一人娘の母親として日々を過ごす羽角啓子。

越すか、越さぬか――。ここは人生の峠を迎えた者に決断を迫る場所。

おちかに代わり三島屋次男坊・富次郎が新たな聞き手に。心揺さぶる極上の江戸怪談、新章突入─。

女性初の総理候補の出産、引きこもり少年の入院、チンピラの医療費未払い――大病院の危機管理を一手に担う廣瀬知剛の元に、県警から新しい仲間が加わり、チーム院内交番が本格始動! レセプト(医療報酬明細書)のビッグデータから、極左とヤクザが絡む国家

大阪地検一級検事の不破俊太郎はどんな圧力にも屈せず、微塵も表情を変えないことから、陰で<能面>と呼ばれている。

2003年に作家デビュー後、発表した短編小説は120編超。 その中から、著者厳選の5編を収録。

視聴率が低迷し始めたTBNの報道番組『ニュースイレブン』。

もう一度だけ亡くなったあの人に会えるとしたら、あなたは何を伝えますか? 死者との再会を叶える使者「ツナグ」。

金も仕事も住処も失った元エリート・溝端了 衛は20年ぶりに故郷に帰る。

閑静な住宅街のど真ん中で、新橋で焼鳥店を経営する男の死体が発見された。

管内で発生した殺人事件の被害男性が、同時期に都内の別の場所で殺された女と接点があったことが判明。

都内の幼稚園へ赴任してきた神尾舞子。

累計54万部突破の「エンマ様」シリーズ、最新刊です! 人気YouTuberが殺害され、加害者である暴力団員は道端でぶつかっただけで被害者とは面識がないというが……。

府中市内で脱獄と立てこもりが連続発生!? 事件の真相は? 実子に対する過失致死で服役中だった女性受刑者が移送中に府中警察署内から脱走。

「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」 詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、 訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。

超人気警察小説「十三階」シリーズ第3弾! 警察庁の公安秘密組織『十三階』はテロリストを排除すためには非合法な捜査も厭わない。

一人娘・真由が誘拐されて一か月、役場の仕事に復帰した白石千賀は、入札業者の不審な電話に衝撃を受ける(「談合」)。

第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化です! どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。

不毛の原野、存在せぬ牛、架空ファンド 隠岐と因幡── 詐欺の天才ふたりに売れないものなど、ひとつもない。

「あの事件の日」から、すべては始まった―。

補助教員の谷村梢小学校四年生の中尾文吾が自宅で襲われた。

鉄道マニアの公務員・小日向巧はある日、廃駅で立ち入り禁止となっている地下鉄銀座線萬世橋駅へと潜り込む。

物忘れのひどくなってきた老人が、嫁から預かった金を紛失。だがこのことで、老人は同居している彼女の気持ちに触れる―表題作。

銃撃テロを生き延びた五人。

それは地元出身のアイドル・キリモエが一日署長を務めるというイベント当日。

日本新報記者・南康祐は、社内で要注意人物とみなされ、編集局から社長室へと異動。

「今の日本への問題意識を示すために、この舞台を選んだ」 警察小説の旗手として不動の人気を誇る著者が、魂を込めて描いた、圧巻の歴史改変警察小説。

その行為に「救い」が？　心を揺さぶる六篇の極上ドラマ。