杉原爽香、二十三歳の秋。大学を卒業して古美術店に勤めている爽香に、元BFの明男から突然の電話。

大人気「幽霊」シリーズ第27弾! 宇野警部と恋人の永井夕子が旅先のレストランで食事をしていると、”死んだはずの男”から「予約」の電話が入った。

高齢者用ケア付きマンションで働く爽香は、親会社が計画する新プロジェクトの準備に参加して多忙な日々を送っていた。

家族旅行先で、入水自殺を図ろうとした“AYA”を助けた爽香と明男。

不動産営業マンの太田が、 念願の土地を売ってもらうために倉橋老人の家を 訪れると、そこには倉橋の死体が! 思わず逃げ出し、太田は指名手配されてしまう。

大晦日に開かれるクラシック・コンサートの手伝いをすることとなった杉原爽香。

洗濯機で女性が感電死する。製造元のK電気工業は欠陥を認めず、非難される。

団地に暮らす専業主婦・浩枝は、現実と見まがうような「人が死ぬ悪夢」にうなされていた。

杉原爽香、二十一歳の冬。中学時代の恩師・河村布子の家を訪ねた爽香は、河村家に居候中の女の子・由季と劇的に出会った。

小さな村を飛び出し、東京でモデルとして活動する片桐早苗。

祐子の母は、父を裏切って家出をした。それを苦にして、父は自殺してしまう。

義憤から内部告発をした一柳完は、会社を追われる覚悟だった。だが、その彼に、社長の中津からじきじきに密命が下る。

神崎茜は新米霊媒師。

“辻海運”の社長令嬢・希世美は、S女子大の三年生。何不自由なく育ち、大学生活を楽しんでいたが、突然父親の会社が倒産。

女子高生の紀子・栄江・真由美は、幼い頃からの親友同士。

杉村爽香、十八歳の秋。爽香にとって、今年の夏は最悪だった。

伊原ユリ、四十一歳。夫は目下入院中。

東風亜由子、32歳、気鋭の映画スクリプター、もとい、正木監督の雑用係。

杉原爽香、二十四歳の春。恋人の明男が殺人を犯した衝撃を乗り越え、高齢者向けケア付きマンションで働く爽香。

結婚を控えた女性警官が政治家をかばって凶弾に撃たれた! 悲劇の背後にはふかい闇があるようで――。

杉原爽、19歳の春。大学へ進学した爽香は、家計の足しにと中学生・志水多恵の家庭教師を始める。

押しに弱く、彼氏の坂西と別れられず困っていた歩美。

因縁めいたつながりのある人々が集った“高原ホテル”。法廷で決定的な証言をし無罪をもたらした女性と結婚した千葉。

“BSグループ”は一カ月のうちに二人の代表が死去するという非常事態に陥っていた。

「あの英秀治郎ですか?」 旅行社の風谷は信じられなかった。 誰もが知っている有名作家が、二十年ぶりに英国から帰国する。

高校一年の大宅令子は、編入先の全寮制山水学園へ向かっていた。同行する父は警視庁捜査一課の警部。

工藤ちづるは、資産家の伯父を持つ安井努と交際している。

テニス同好会の合宿中、妻子ある雇問と火遊びの後、何者かに殺された“彼女”が、後輩たちの前に現れて「私を殺した犯人を捜して」と(幽霊はテニスがお好き)。

スタイリストを目指す沙也は、同級生涼子の失踪、父の失職と、難題を抱えながらも、懸命に夢を追い求めていた。

売れないシナリオライターだった大多の毎日は、人気女優あやめの主演ドラマを手掛けることで、一転する。

森はすべてを見ていた。

母親が愛人の首を切り落とした現場を目撃してしまった今村まどか。

「今夜、九時の列車よ―」組織の金を盗んで命を狙われている逃走中の宮部は、自宅で彼を待ち続けている妻の亜紀子と、夜行列車で落ち合う約束をしていた。

人気ラブホテルの一室で、殺人事件が起きた。「私、今、人を殺したんです」と名乗り出たのは、なんと名門女子校に通う高校生。

綾子、夕里子、珠美が訪れたレストランを、国友刑事がまさかの張り込み中!捕らえられた男女の容疑は大企業の社長殺害。

地味なOL生活を送っていた七代が、ついに出会った理想の男性、安人。

陰惨な事件に巻き込まれ両親を失った11歳の美沙は心に深い傷を負う。

稀代のストーリーテラー、赤川次郎が贈る人気人情時代劇、シリーズ第11弾 うかうか「盗み」もしちゃいられねえ! 大泥棒・鼠小僧次郎吉が出会った奇妙な事件たち。

山間の豪華なリゾート・ホテル「ホテル金倉」。

天才画家の祖母、生活力皆無な母と暮らす女子高生の有里。祖母が壁画を手がけた病院で、有里は大女優・沢柳布子に出会う。

殺し屋と名乗る男は、バーで酩酊状態だった。

杉原爽香、十七歳の冬。爽香の中学時代の恩師安西布子と河村刑事は、美術館で久々のデート。

「杉原爽香の娘を殺して」夜明け前の公園で交わされた契約が、危険な事件の連鎖を誘い込む。

東京の大学へ入って一人暮しがしたい―。

拾った宝くじが一等二千万円に当せん!偶然、手に入れた「幸福」をきっかけに、団地に住む三二歳の平凡な主婦・早希子はさまざまな出来事に巻き込まれていく。

9月。台風が近づいてきている中、山間の町に住む高校2年生の須川安奈は、母とともに体育館へ避難する。

「恋に落ちるのに、大して時間は必要ないんだな…」大学生の久保山良二は、キャンパスで知り合った魅力的なガールフレンド・若林知香に夢中である。

宇野警部と恋人の女子大生・夕子がレストランで食事をしていると、一家皆殺しの犯人がすぐそばの席に! 名コンビが活躍する全五篇。

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。

お前は今日から川中歩美だ―少年院を出たその日から、私は財閥令嬢の身代わりとなった。

将来有望な夫と可愛い娘のいる沢柳智春が犯した、たった一度の過ち。

サラリーマン・利根は、大学時代の同級生・野川からドイツ土産に“ベルリンの壁のかけら”を受けとった。

19歳の女子大生・真鍋今日子は、恋人木村の甘い囁きを頼りに、心中をほのめかす書き置きを残し、失踪した。

結婚式で花嫁の誘拐事件が発生。

弱小「すずめバス」のバスガイド・町田藍は、エリートサラリーマンの元木から「自殺した親友を偲ぶバスツアーをしたい」と依頼を受け…(「友の墓の上で」)。