雨の夜、夜行列車に
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殺人や不倫が登場するのに、なぜか心が和らぐのが、赤川次郎作品の特色と言えるでしょう。『雨の夜、夜行列車に』(赤川次郎著、徳間文庫)も、まさに、そういう長篇小説です。 夜9時に東京駅を出発する列車に乗ろうとする、さまざまな人々。講演旅行に出かけようとする、認知症が進行中の元大臣(74歳)と、彼に長年、忠実に仕えてきて、急に妻になってほしいと言われた家政婦。会社を首になったことを家族に言えず、自殺を決意したサラリーマン(45歳)と、彼と結ばれ、自殺を思い止まらせようとする元部下の女性(20歳)。そのサラリーマンを必死に探す娘(17歳)。組織の小金をくすねたため、覚醒剤密売組織と警察の双方から追われる男(29歳)と、その肝が据わった妻(27歳)。この夫婦を張り込み中に、自分の妻の不倫を知った刑事(42歳)。その妻(35歳)は、夫と一緒に張り込み中の部下の刑事(27歳)と不倫中で逃避行を計画しているという賑やかさ。 「一人の女で人生が変る。そんなことが本当にあるものだとは、沼木は考えたこともなかった。ドラマや小説の中ではよくある話だ。ふと行きずりの女とホテルに入り、どこまでも行動を共にすることになる男・・・。そんな役回りを、自分が演じることになろうとは。いや、米田恵理は、決して、「行きずりの女」ではない。しかし、ただ単に、かつて勤めた会社にいた女の子であり、それ以上のものではなかったのである。もし、米田恵理が、自らこうして沼木の胸に飛び込んで来なかったら、沼木は彼女に男としての欲望すら感じることがなかっただろう。『――どうして』と、恵理が呟いた。汗ばんだ肌を、二人はベッドの中で、しっかりと寄せ合っている。沼木は、夢じゃないかと思った。こんな風に、荒々しいほどの情熱をこめて、妻を抱いたことなど、一度もなかった。若いころでさえも」。 ばらばらに見えて、実際は複雑に絡み合う、色取り取りの人間関係を深刻ぶらずに描きながら、男と女の愛とは何かを考えさせる赤川の手腕はさすがです。本書を手にしてよかった! やはり、赤川作品には癒やされるなあ。 | ||||
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赤川次郎先生らしくなく、 登場人物の行動を追って書いてるのか、 少しわかりずらかったです。 回りくどく、シンプルさは ありませんでした。 | ||||
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読み終わって、何一つ心に残るものはありませんでした。無理矢理ハッピーエンドをこじつけたようなエピソードが少しだけありましたが、後味の悪さだけ残る作品でした・・・。 | ||||
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雨の夜、東京駅9時発の夜行列車に乗る人達の, その前の数日を並行して記述している。 逃亡者とその配偶者。 駆け落ちをしようとする2人。 事実上のハネムーンの2人。 犯人を追いかける2人の刑事。 何人かの関係者。 自分の意思を貫いたのは誰か。 | ||||
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