死と乙女
- 演劇部 (39)
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一つの選択で物語が変わってしまう. 同時並行する世界感を表現した実験的小説. 二つの世界で起こることは違うのだが,違うきっかけで少女が成長して大人になっていく物語. そして結末は一つのことに収束していく. 選択肢一つで世界が変わるという考え方はだれもが想像したことがあると思う. あの時ああしたら,こうだったかも知れない.どちらの世界がいいのか.それを具現化している. 一人の人生も選択肢一つで変わってしまうなら,人それぞれの人生が全く違うのはあたりまえだけど, おもしろい.すれ違っただけの人にもその人の物語があり,まだ見たこともない人にもそれぞれの人生がある. その物語が交錯したり近づいて,また離れたり. 小説はその他人の人生を垣間見ることができる. だからおもしろいと思う. | ||||
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話が途中で分岐し、最後にまた同じ話に戻る。 ちょうど、涼宮ハルヒの分裂と涼宮ハルヒの驚愕のようです。 死と乙女が優れているのは、2つの話を上下の2段に配列して、 どちらかだけでも連続して読みやすくしているところです。 また、各段落が同じところから始まり,長さの調節は挿絵をすこしいれて雰囲気を出しています。 赤川次郎にこういう実験的作品があることを知りませんでした。 解説にもありますが、第3の物語が頭に浮かんでいるのかもしれません。 小説の作家としての専門性に驚愕。 | ||||
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主人公の視線から物語りは進行していくのですが、途中で、2つの話に分かれてしまいます。 偶然、友人の父親の自殺の気配を読み取ってしまい、それを友人へ伝えたときの話と伝えなかったときの話です。 ですから、途中から、上段、下段で話が同時進行的に描かれているのです。 章立ても、当然、まったく同じ、本をめくって見ないと、2つの話が描かれているとは思わないことでしょう。 読み方にも、上段だけを、下段だけを、上段・下段を交互にといったようにいろんな方法が取れますので、1つの選択肢でこうにも話が変わってしまうなんて、と思うかもしれません。(少なくとも、私は3回は読んでしまいました) 願わくば、主要人物それぞれがハッピーエンドになる話も赤川さんの中にあったのでは、と想像して星4つとしました。 | ||||
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