莫大な財産をもてあましている大富豪・宮島勉。彼と青年秘書・田ノ倉は、とんでもない遊びを思いついた。

陰惨な事件に巻き込まれ両親を失った11歳の美沙は心に深い傷を負う。

その日、郁子が小学校から帰ると、お姉ちゃんが死んでいた。そして通夜の晩、死んだはずの姉から告げられたショッキングな事実。

天才ピアノ少女〈黒鍵〉との出会いが事件の始まりだった！ 夏休み最後の日の夜。

〈この恨みは、死んでも必ず残る。きっと、化けて出てやる。

1作につき約3分間の極上読書をどうぞーー。

夫の秘密を知ってしまった祐子。

会社は倒産、負債は5億―。窮地に追い込まれ、一家心中を決意した白浜省一は、見知らぬ男から不可思議な依頼を受けた。

反政府的な立場を貫いたために、国を追われた人気作家・三宅。

矢吹徹治は、多忙な毎日を送るフリーライター兼編集者。郊外のマンモス団地で、妻のそのみ、娘の愛と暮らしている。

サラリーマン・利根は、大学時代の同級生・野川からドイツ土産に“ベルリンの壁のかけら”を受けとった。

デートを成功させる秘訣、教えます。表題作の他に二編収録した初期ミステリー短編集。

お前は今日から川中歩美だ―少年院を出たその日から、私は財閥令嬢の身代わりとなった。

大宅令子は警視庁捜査一課のベテラン警部を父に持つ大学生探偵。

大富豪の宮島勉とその秘書・田ノ倉良介。

N大ワンダーフォーゲル部、秋のキャンプ。奥多摩の山中に白い雨が降った。

人間って、本当に馬鹿だわ。見当外れのことでわざわざ、私たちを駆り立てて…。

杉原爽香、二十二歳の夏。

小さな雑貨卸売会社に勤める28歳の会社員。毎日、目の回るような忙しさだが、その奇妙な電話は、仕事中にかかってきた。

杉原爽香、二十四歳の春。恋人の明男が殺人を犯した衝撃を乗り越え、高齢者向けケア付きマンションで働く爽香。

殺し屋を看取った日から、少女の周りで何かが動き出す。傑作長編ミステリ。

杉原爽香、二十五歳の秋。大学を卒業して2年。

中堅事務器会社の新人OL洋子は入社してすぐ、先輩の村上に一目ぼれ。独身でハンサムな彼と付き合うことになる。

ホームズはだしの女子大生と警視庁捜査一課のオニ警部。お馴染みの名コンビがいどむ五つの事件。

水田信一には恋人がふたりいる。

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。

杉原爽香、二十一歳の冬。中学時代の恩師・河村布子の家を訪ねた爽香は、河村家に居候中の女の子・由季と劇的に出会った。

路地の奥に隠れ住む、超能力を持つ老人(「路地裏の天才」)、夜はナイトクラブの超人気ダンサーに変身する児童劇団所属の小学生(「名優キャット」)、穏やかに余生をたのしむ老紳士の密かな欲望(「生きる歓び」)…など“一見普通”の人々が隠し持つ、「もうひとつの顔」を

直井みすずは幼い娘を連れて義母の家に向かう途中、立ち寄った雑貨店で強盗事件に遭遇。

女子大生の塚川亜由美は、親友の聡子と温泉へ!そこで出会ったのは、聡子の親戚の朱美と、訳アリ恋人の河本だった。

「あの英秀治郎ですか?」 旅行社の風谷は信じられなかった。 誰もが知っている有名作家が、二十年ぶりに英国から帰国する。

ハープの夕べに、愛がめばえ、シンバルの夜は、恐怖に凍る。行間からメロディが聞こえてくる愛とホラーの連作集。

杉原爽香、二十六歳の春。友人の田端将夫が社長を務めるG興産で、爽香は畠中澄江という女性に出会った。

名門女子学園に赴任した若い女教師はいきなり夜の池で美少女を救うことになる。

七十歳。いまさら何かが起きるなんて思ってもいなかった──。

こんなはずじゃなかったのに――。平和な日常が反転する傑作短編集。

杉原爽、19歳の春。大学へ進学した爽香は、家計の足しにと中学生・志水多恵の家庭教師を始める。

経営コンサルタントとして活躍する山上忠男の前に、かつての恋人・美沙が現れた。「私の恋人を助けてほしいの」と―。

山間の小さな町に住む高校二年の布悠子は、学校からの遺跡掘りの帰りに見知らぬ男を目撃した―。

天国から研修に来た天使と地獄から成績不良(?)で叩き出された悪魔。

杉村爽香、十八歳の秋。爽香にとって、今年の夏は最悪だった。

杉原爽香、二十歳の秋。中学時代の恩師・河村布子に赤ちゃんが生まれた。

森はすべてを見ていた。

深夜の電車に乗った男が遇った昔の恋人、同僚、かつて一期一会の出会いをした親子。

16歳の女子高校生・令子は、ある夕暮れ時の小径で、白いドレスの女性と出会う。

19歳の女子大生・真鍋今日子は、恋人木村の甘い囁きを頼りに、心中をほのめかす書き置きを残し、失踪した。

女子高生の紀子・栄江・真由美は、幼い頃からの親友同士。

女子高生が大統領を狙撃した！？ 　邪悪な陰謀から世界を守れ！ 元祖ユーモアミステリ シリーズ第22弾。

杉原爽香、十七歳の冬。爽香の中学時代の恩師安西布子と河村刑事は、美術館で久々のデート。

北里財閥の当主浪子は、19歳の一人娘、加奈子に衝撃的な手紙を残して急死した。

テニス同好会の合宿中、妻子ある雇問と火遊びの後、何者かに殺された“彼女”が、後輩たちの前に現れて「私を殺した犯人を捜して」と(幽霊はテニスがお好き)。

大人気「幽霊」シリーズ第27弾! 宇野警部と恋人の永井夕子が旅先のレストランで食事をしていると、”死んだはずの男”から「予約」の電話が入った。

杉原爽香、二十七歳の秋。丹羽明男との結婚式を間近にひかえ、爽香は新婚旅行用に「うぐいす色の旅行鞄」を買った。

妻に不倫の恋をさせ、それを材料に、同時進行で作品を書こうともくろんだ流行作家。

紺野洋一と芳子は車で新婚旅行へ。猛吹雪に遭遇した二人は、偶然あったロッジへ逃げ込んだ。

山間の村に単身赴任していた柳沢は、8年ぶりに東京の我が家へ帰ることに。