東京の大学へ入って一人暮しがしたい―。

結婚式で花嫁の誘拐事件が発生。

大晦日に開かれるクラシック・コンサートの手伝いをすることとなった杉原爽香。

二年前に“男と心中する"と手紙を残して失踪した母。

カルチャースクールを次々と渡り歩き、「フルコース夫人」と呼ばれる主婦・中沢なつきに突然舞い込んだ娘との映画出演の話。

修学旅行中の高校生、結木寿子がスカウトマンの目に留まり上京。アイドルの階段を駆け上がる。

観劇に訪れた正統なる吸血鬼の末裔フォン・クロロックとその娘で人間とのハーフであるエリカ。

昔の男の死体を前に、美しいピアニストは言った。

祐子の母は、父を裏切って家出をした。それを苦にして、父は自殺してしまう。

サラリーマン・利根は、大学時代の同級生・野川からドイツ土産に“ベルリンの壁のかけら”を受けとった。

だだっ広い屋敷を相続した二十歳の鈴本芳子。彼女は豪邸以外に病院の第九号棟でも暮らしている。

「三十年。タイム・カプセル。

森はすべてを見ていた。

「正統」な吸血鬼の父・クロロックのお供でドイツにやってきたエリカ。

テニス同好会の合宿中、妻子ある雇問と火遊びの後、何者かに殺された“彼女”が、後輩たちの前に現れて「私を殺した犯人を捜して」と(幽霊はテニスがお好き)。

団地に暮らす専業主婦・浩枝は、現実と見まがうような「人が死ぬ悪夢」にうなされていた。

売れないシナリオライターだった大多の毎日は、人気女優あやめの主演ドラマを手掛けることで、一転する。

不動産営業マンの太田が、 念願の土地を売ってもらうために倉橋老人の家を 訪れると、そこには倉橋の死体が! 思わず逃げ出し、太田は指名手配されてしまう。

生まれ故郷に帰ってきた女性。

高校一年の大宅令子は、編入先の全寮制山水学園へ向かっていた。同行する父は警視庁捜査一課の警部。

会社は倒産、負債は5億―。窮地に追い込まれ、一家心中を決意した白浜省一は、見知らぬ男から不可思議な依頼を受けた。

殺し屋と名乗る男は、バーで酩酊状態だった。

家族旅行先で、入水自殺を図ろうとした“AYA”を助けた爽香と明男。

静かな入江にある“ホテル犬丸”に休暇を楽しみにきた佐々本三姉妹―綾子、夕里子、珠美。

洗濯機で女性が感電死する。製造元のK電気工業は欠陥を認めず、非難される。

昔、ヨーロッパの古い城に、ある目的のために作られていたという恐ろしい部屋“バラの間”。

あの人、死のうとしている―。

地味なOL生活を送っていた七代が、ついに出会った理想の男性、安人。

経営コンサルタントとして活躍する山上忠男の前に、かつての恋人・美沙が現れた。「私の恋人を助けてほしいの」と―。

駆け出しの舞台役者・三枝彩乃は公演の稽古に励む毎日だったが、ある晩、母が急病で倒れてしまう。

深夜二時、帰宅途中に何者かに拳銃を突きつけられた若手タレントの双葉サユリは、ダルタニアンと名乗る男に助けられる。

小さな雑貨卸売会社に勤める28歳の会社員。毎日、目の回るような忙しさだが、その奇妙な電話は、仕事中にかかってきた。

舞台上で主演俳優がヒロインにプロポーズ。

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。

佐々本家の長女・綾子は泥酔したバイト先のチーフ・松木を自宅に送り届けた……はずだった。

小さな村を飛び出し、東京でモデルとして活動する片桐早苗。

因縁めいたつながりのある人々が集った“高原ホテル”。法廷で決定的な証言をし無罪をもたらした女性と結婚した千葉。

ハネムーンから戻って来たばかりの保科伸子を待っていたのは、父親からの突然の告白だった。

“劇団Z”の観劇に赴いた片山兄妹とホームズ。

正統な吸血鬼であるフォン・クロロックとその娘のエリカは、ある日、住宅街で少年に助けを求められる。

突如、大地震に襲われた“町”。道路が遮断され、15軒の家が完全に孤立した。

家族の絆を裂き、人生を狂わせる、卑劣な<オレオレ詐欺>。片山は捜査の過程で三輪山和美という女生徒と出会う。

女子大生探偵亜由美のところに、わずか13歳の花嫁が助けを求めてきた。

奈々子がつとめる喫茶店「南十字星」にある日、はかなげな美女が来店する。

綾子、夕里子、珠美が訪れたレストランを、国友刑事がまさかの張り込み中!捕らえられた男女の容疑は大企業の社長殺害。

美術館で高名な画家に出会ったマリは、“ヴィーナス”としてスカウトされモデルを引き受けることになり―(「ヴィーナスは天使にあらず」)。

ファンクラブ会誌「三毛猫ホームズの事件簿」で、毎号書き下ろされているショートショート。

鈴本芳子は病院でホームズやダルタニアンたちと探偵業をしている。

直子はなんとなくお見合をしようと決心した。

スタイリストを目指す沙也は、同級生涼子の失踪、父の失職と、難題を抱えながらも、懸命に夢を追い求めていた。

霊感バスガイド・町田藍が案内するツアーでは「必ず」何かが起こる? 弱小バス会社〈すずめバス〉の名物は、藍の霊感体質を活かした〈幽霊見学ツアー〉。

名門女子学園に赴任した若い女教師はいきなり夜の池で美少女を救うことになる。

昼近くに目が覚めた高校三年生の小西智子は、ぐっすり眠ってしまったことが自分でも信じられなかった。

お前は今日から川中歩美だ―少年院を出たその日から、私は財閥令嬢の身代わりとなった。

ナース仲間の久江、和子、千寿の三人は、休暇を取ってヨーロッパへ。ライン川の遊覧船で、初老の紳士が具合を悪くした。

母親が愛人の首を切り落とした現場を目撃してしまった今村まどか。