新幹線の車内清掃のパートを始めた、シングルマザーの主人公。

古い蔵書に挟まっていた謎の手紙。かつてのルームメイトの“ほんとうの想い”を、孫娘と共に解読する、西澤保彦「恋文」。

一人暮らしのおじいちゃんから「家の中に座敷童がいる」と相談された兎野さん。

偽宗教で荒稼ぎしているベテラン女性詐欺師。その手管と首尾を描くトリッキーな一作、大石直紀「おばあちゃんといっしょ」。

古都には、謎が似合う。 7人の名手による、京都が舞台となった色とりどりの短編ミステリー。

読んでみたくありませんか?9つの「捨てる」物語。人気女性作家が初競演!書き下ろし短編集。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。

渡辺探偵事務所の沢崎のもとに望月皓一と名乗る金融会社の支店長が現われ、赤坂の料亭の女将の身辺調査をしてくれという。

意外な遺言に直面した息子が、亡き父の心を推理していく天祢涼「父の葬式」は、巧みな設定とエモーショナルな展開に膝を打つ。

1968年（昭和43年）12月10日、府中で起きた「三億円事件」。

どの物件にでも起こりうる事件。感動の“賃貸ミステリ”。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

耽読必至! ようこそ、日本最高水準のミステリーの世界へ! プロの読み手たちを唸らせた、選ばれし至高の短編9本がここに集結! 初心者から愛好家まで必読必携な永久保存版! 昨年1年間に発表された数百の短篇推理小説の中から、日本推理作家協会が厳選に厳選を重

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

婚姻届を出すのは待ってほしい―彼が結婚を決断しない理由は、思いもよらぬものだった(「二年半待て」)。

合唱部の女性顧問の「毒殺未遂事件」。

母は死に、父は人を殺した――。

葉村の働く書店で“鉄道ミステリフェア”の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。

名作は時を超えて輝き続ける。

戦後間もない1947年、探偵作家クラブは設立された。

当たり前だった現実が突然逆転したり、人生の見方がガラリと変わるような出来事が起こったり、この世界には驚くような謎や奇跡が鏤められている。

清朝末期、満州族に辮髪と纏足を強要されていた漢人は、宣教師にも生活を蹂躙され不満は頂点に達していた。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。

テーマは「館」、ただひとつ。 今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

名だたるミステリ作家があなたを仰天させる！ 物語の最終盤で読者の予想をひっくり返す、どんでん返し。

“どんでん返しの神様"がここにいる。

謎解きの王は本格ミステリだ!作家・評論家が選ぶ今年の王が一冊に。

【第２９回　山本周五郎賞受賞作】 善意は、悪意より恐ろしい。

色とりどりの恐怖をどうぞ召し上がれ。あのとき、目をそらしていたら。

予想を裏切る『至宝』の数々!驚きのトリックに、思いがけぬ結末。

1937年、22歳の柴田彰は円谷英二の下で日独合作映画『新しき土』の特殊撮影を担当し見事に完成させた。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

江戸川乱歩はミステリーを「犯罪に関する難解な秘密が、論理的に、徐蕨に解かれて行く径路の面白さを主眼とする文学」と定義した。

親友が屋上から落ちて、死んだ。自殺と思えない「俺」は当時の様子を探り始めるが…。

病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。

同居の老人の奇行に悩まされ追い詰められた主婦が、一線を越えた末に信じがたい事実を知ることになる(「厭な老人」)。

父の遺した不動産で夜になると聞こえる「痛い、痛い」という謎の声。

’15年に発表された話題作の中から名だたるミステリ作家・評論家が厳選!日本が世界に誇る本格ミステリ年間トップ5を収録した珠玉の短編集。

ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。

猫を飼うふりを続けていた男の謎。

その物語は、人を殺す――。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

怪事件を収集する准教授×嘘を聞き分ける大学生の民俗学ミステリ! 「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」 人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。

「判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます」 伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」に招かれた10名の男女。

その物語はせつなく、時に可笑いくて、またある時はおぞましい―。

他人の家とは何かが「ズレて」いる――。

人妻 少年 が、明け方に隣り光景を目にすることになる(「空家の少年」)。

老人福祉施設のデイサービスセンターに勤める純子は偶然、一生忘れようとしても忘れられない女性の担当になった。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

高さ四百五十メートルを誇る超高層タワーが銀座にオープンした。数万人が集まる営業初日、漏電による小火が発生。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。