杉原爽香、二十三歳の秋。大学を卒業して古美術店に勤めている爽香に、元BFの明男から突然の電話。

ナース仲間の久江、和子、千寿の三人は、休暇を取ってヨーロッパへ。ライン川の遊覧船で、初老の紳士が具合を悪くした。

杉村爽香、十八歳の秋。爽香にとって、今年の夏は最悪だった。

友紀は幼い頃、殺人を目撃するが、殺し屋は彼女の命を奪わずに去る。月日は流れ、高校生になった友紀は、偶然、殺し屋と再会。

家族の絆を裂き、人生を狂わせる、卑劣な<オレオレ詐欺>。片山は捜査の過程で三輪山和美という女生徒と出会う。

「あの英秀治郎ですか?」 旅行社の風谷は信じられなかった。 誰もが知っている有名作家が、二十年ぶりに英国から帰国する。

高齢者用ケア付きマンションで働く爽香は、親会社が計画する新プロジェクトの準備に参加して多忙な日々を送っていた。

大晦日に開かれるクラシック・コンサートの手伝いをすることとなった杉原爽香。

杉原爽香、二十四歳の春。恋人の明男が殺人を犯した衝撃を乗り越え、高齢者向けケア付きマンションで働く爽香。

辻山は探偵事務所に勤める43歳。責任感もありまじめだが、やることはドジばかり。

サラリーマン・利根は、大学時代の同級生・野川からドイツ土産に“ベルリンの壁のかけら”を受けとった。

工藤ちづるは、資産家の伯父を持つ安井努と交際している。

四年前の約束通り、卒業旅行の相談に集まった四人。

新婚旅行先のオーストラリアで、田川は七人の老人たちが断崖から次々と飛び下りるのを目撃してしまった…。それから十七年。

金森咲代は、とある女子校の創立者で現在も校長、理事長を兼任している。一方、夫の進二は、常に妻の付属品扱い。

拾った宝くじが一等二千万円に当せん!偶然、手に入れた「幸福」をきっかけに、団地に住む三二歳の平凡な主婦・早希子はさまざまな出来事に巻き込まれていく。

雪に埋もれた別荘で、ひとりひっそりと暮らす作家・伊波伸二。彼のところに、記憶をなくしたという美少女が迷い込んできた。

将来有望な夫と可愛い娘のいる沢柳智春が犯した、たった一度の過ち。

“BSグループ”は一カ月のうちに二人の代表が死去するという非常事態に陥っていた。

今日、パパが死んだ。昨日かもしれないけど、私には分らない。

経営コンサルタントとして活躍する山上忠男の前に、かつての恋人・美沙が現れた。「私の恋人を助けてほしいの」と―。

役者のエージェントとして働く大塚美穂は女子大時代の同級生笑子が殺されたことから警察の尋問を受けた。

大好きなパパが死んでしまった。松木尚二は妻の佑子と九歳の娘・千絵を残してビルの屋上から飛び降りたのだ。

16歳の女子高校生・令子は、ある夕暮れ時の小径で、白いドレスの女性と出会う。

妻に不倫の恋をさせ、それを材料に、同時進行で作品を書こうともくろんだ流行作家。

杉原爽香、二十一歳の冬。中学時代の恩師・河村布子の家を訪ねた爽香は、河村家に居候中の女の子・由季と劇的に出会った。

紺野洋一と芳子は車で新婚旅行へ。猛吹雪に遭遇した二人は、偶然あったロッジへ逃げ込んだ。

「恋に落ちるのに、大して時間は必要ないんだな…」大学生の久保山良二は、キャンパスで知り合った魅力的なガールフレンド・若林知香に夢中である。

義憤から内部告発をした一柳完は、会社を追われる覚悟だった。だが、その彼に、社長の中津からじきじきに密命が下る。

お前は今日から川中歩美だ―少年院を出たその日から、私は財閥令嬢の身代わりとなった。

東京の大学へ入って一人暮しがしたい―。

二十五歳の女性ピアニストが巻き込まれたトラブルの解決に、片山刑事らが奔走する“三毛猫ホームズ”シリーズの「三毛猫ホームズの殺人協奏曲」、“天使と悪魔”シリーズの「天使の寄り道」、“三姉妹探偵団”シリーズの「晴れ姿三姉妹」、“幽霊”シリーズの「幽霊親睦会」、

杉原爽香、十七歳の冬。爽香の中学時代の恩師安西布子と河村刑事は、美術館で久々のデート。

杉原爽香、二十五歳の秋。大学を卒業して2年。

小さな雑貨卸売会社に勤める28歳の会社員。毎日、目の回るような忙しさだが、その奇妙な電話は、仕事中にかかってきた。

「三十年。タイム・カプセル。

人間って、本当に馬鹿だわ。見当外れのことでわざわざ、私たちを駆り立てて…。

19歳の女子大生・真鍋今日子は、恋人木村の甘い囁きを頼りに、心中をほのめかす書き置きを残し、失踪した。

島中瞳は活発で勇敢な女子高生。T学園のオーケストラでヴァイオリンを担当している。

憧れの課長から昼食に誘われ、「我が社のために重要書類を届けてくれ」と指示された新米女子社員の恭子。

N大ワンダーフォーゲル部、秋のキャンプ。奥多摩の山中に白い雨が降った。

パパは手配中の逃亡犯、ママは恋人と駆け落ち。

名門・花園学園の修学旅行。名物三人組の由利子、旭子、香子も参加していたが、帰りの寝台車に女性の他殺死体が。

杉原爽香、二十二歳の夏。

杉原爽、19歳の春。大学へ進学した爽香は、家計の足しにと中学生・志水多恵の家庭教師を始める。

杉原爽香、二十六歳の春。友人の田端将夫が社長を務めるG興産で、爽香は畠中澄江という女性に出会った。

杉原爽香、二十歳の秋。中学時代の恩師・河村布子に赤ちゃんが生まれた。

杉原爽香、十六歳の夏。高校生になった爽香は、ブラスバンド部の合宿で、高原に来ていた。

鈴本芳子は病院でホームズやダルタニアンたちと探偵業をしている。

その日、郁子が小学校から帰ると、お姉ちゃんが死んでいた。そして通夜の晩、死んだはずの姉から告げられたショッキングな事実。

文具メーカー勤務の竹中秀治は、職場結婚することになった純江と新居を探していた。

林の中の古びた洋館―それが私立野々宮図書館だ。ここに所蔵されている本は、どれも犯罪や事件に関係のあった本ばかり。

駈け落ちを決行した哲と明子のトランクからナント死体が―。

“染谷通商”の幹部会で社長の怒声が響き渡った。今年になって4人もの人物が辞めている。

一年B組の名物三人組、爽子、裕一、彰。天文部の彼らは、星の観測をしていた夜、学校に忍び込んだ泥棒と知り合う。