昼下がりの恋人達
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赤川次郎さんの短編集です。7話収録されています。 「愛妻物語」 「シルバーシートへの招待」 「真夜中の悲鳴」 「五分間の殺意」 「一杯のコーヒーから」 「ノスタルジア」 「昼下がりの恋人達」 | ||||
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愛妻物語はライト感覚でありながらもニガい、そんな話だ。肉体的に女性を愛することができない(EDということだろうが)久保という男。誠実でありながら、不器用で容姿も、会社でもパッとしないその男は、訪ねてくる同僚を騙すために明石を誘拐、監禁し、結婚していることにする。明石の妻、衣子に夫である明石を誘拐しているからと妻になりすましてもらい、一日限りの偽りの夫婦を演じる。誘拐された明石はヌルい監禁をあっさりとといて、愛人の元へ行く。資産家の妻の財産を入手せんものと、愛人に唆されたこともあり、妻の殺害を思いつく。結局、久保は衣子を殺そうとした明石を、衣子を救う為に殺害してしまう。結果的に、久保が明石を誘拐したことで、久保本人もだが、明石、衣子の運命が狂う。明石は長年付き合っていた愛人がいたが、今回のことがなければ、衣子の殺害など思いつかなかっただろう。また衣子も仲むつまじいはずの夫から、危うく絞め殺されそうになることもなかった。久保は殺人者となってしまった。久保のような男が同僚の手前、とにかく誰かの夫になりすまさなければならない、ウソをつかなければならない、それは必須であったろうと想像できるが、しかし、そんな思いつきが各々の人生の歯車を狂わせてしまったことが恐ろしい。 | ||||
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1日だけの妻、しがないサラリーマンの数分間の楽しみ、団地内に響いた悲鳴、夫婦間の男女関係等全てに恋愛要素が絡みどこか日常とは異なる風景を描写している。題名でもある昼下がりの恋人達の話は恋人は出てこないので注意。 | ||||
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基本的に著者の作品は女々しさ、が残る作品ばかりです。 なので男の人らしさ、を感じたい人には 不適でなんだこりゃ、となってしまうかもしれません。 作品としては ぞっとする恐怖感を与える作品ばかりです。 特に「シルバーシートへの招待」に関しては ある死へつながるジンクスと結び付けて 最後の数行を「あっ」と言わしめるものになっています。 それはきちんと読めば… ただし、女々しいのが欠点の著者の作品でも 表題作に関しては 女々しさもあまりなく 最後には思わず心が温まるものとなっています。 唯一人間の汚さで最後、終わらない作品です。 女々しさが付きまとう作品なので 読む際には注意。 | ||||
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7つの作品の短編集。 愛妻物語 シルバーシートへの招待 真夜中の悲鳴 五分間の殺意 一杯のコーヒーから ノスタルジア 昼下がりの恋人達 シルバーシートへの招待は、なぜシルバーシートに座ると氏に至るのかがわからず、恐怖小説または怪奇小説という感じでした。 他の作品も探偵小説、推理小説というよりは、ホラーに近いような気がしました。 赤川次郎作品なので、恐さの中にも人間愛か、軽やかさか、前向きなところが見え隠れします。 | ||||
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