アルヴァストン伯爵家で行われた晩餐会の夜、「エトワール」と讃えられるダイヤモンドの耳飾りが片方だけ、忽然と消えた。

デヴォンシァの田舎町からロンドンへやってきた新米メイドのローズ。奉公先は使用人も働き方も型破りで、毎日が驚きの連続。

夜になると棺から出てさまよい歩くミイラ。

スクールカウンセラーを勤める薬師寺香澄は、天才的な頭脳をもつ美貌の男性・桜井京介と共に下町にある大学教授の自宅に寄宿している。

建物に憑く哀しき霊を鎮魂する男・仙龍 VS. トンネルに巣食う『黒の犬神』 犬神の呪いから春菜の命を守れ! 死体は全身噛み痕だらけだった。

閉ざされた中庭（パティオ）が惨劇の始まり 一族を次々襲う奇怪な死。

ミカドの持ち物だったと騙る「翡翠の香炉」詐欺。日本人村の火災と焼け跡から発見された死体。

函館の西郊に海に臨んで建つ、白いモダニズム風邸宅、雪華荘。

イタリアの森で、男女がゾンビに襲われるという衝撃的な事件が発生した。

奇妙な外観の埃及屋敷に、心霊科学実験のため集まった4人の男女。

多忙を極める平賀とロベルトは、ハイチでの公務後に1週間の休暇を取るようサウロから厳命される。

私立W大学文学部教授・神代宗 学生時代の冒険と事件。

12月25日未明、都心の病院で大量殺人が発生との報が入った。死傷者多数で院内は停電。

平賀とロベルトのもとにエチオピアから奇跡調査の依頼が入る。

山深い寒村の旧家・蒼具家では、「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている。

昔、あたしは高い石の塀で囲まれた大きなおうちに、おかあさまとばあやとねえやと四人が暮らしていた。

伝説の名女優・神名備芙蓉が二十八年ぶりに復活。

フランスの小村の教会から、バチカンに奇跡申請が寄せられる。

雪の密室と化した“さいはての館"。

アジアの風土とヨーロッパの文化の配合が作り上げた物語の宝石箱。名手が心を込めて織り上げた、絢爛たる幻想ミステリ集成。

ガラスの柩を思わせる巨大な温室の中で惨殺された病院長一家。

長く一族支配が続いた名門ホテルで、内紛が持ち上がった。

因縁物件専門の払い師・仙龍 VS. 永遠に祓えない『死の花嫁』 恋敵は怨霊!? 恐怖と恋の怪異譚。

イタリア人実業家の亡夫から相続した、小島の館に隠棲する日本人女性=レニエール夫人。

1980年秋、突然の養父の死。神代宗は傷付いた心を埋めるため訪れた北の町で、謂れなき殺人の罪をきせられてしまう。

『僕は―ヒトゴロシ』。謎の詩を残して姿を消した桜井京介は、久遠アレクセイの名に戻り、14歳まで育った屋敷にいた。

満開の桜の中に埋まるように建つ洋館―桜館。

19歳の冬、我らが桜井京介と栗山深春は「輝額荘」という古い木造下宿で運命的(?)な出会いをとげた。

インターネットの海にひそかに書き込まれた犯行宣言。あでやかに桜咲く2001年4月、巨大都市東京を爆弾魔が跳梁する。

ヴァチカン聖庁の枢機卿を大叔父にもつ玄須聖人は、ローマ大学留学中。

鈴虫鳴く秋から冬に移ろう祇園。桃枝骨董店がたたずむ路地裏にも小さな事件が。

「君にこの謎が解けるかな?」W大学文学部教授の神代宗のもとに奇妙な手紙と小箱が届いた。

長崎県の北西部・生月島のさらの北西に浮かぶさいはての島・波手島。

明治に建てられた洋館、月映荘。惨劇は再びここで起こった。

旅先のインドで、橋場亜希人が不可解な「密室」死を遂げた。

本州最南端の半島沖の孤島に建つ巨大な洋館。

警視庁本部庁舎を優雅に歩く美貌の警部。漆黒の総髪、碧色の瞳、平安貴族を思わせる雅なオーラをまとう若者の名は、ベニー芳垣。

W大教授・神代宗の自宅に、ひとつの贈り物が届けられる。

“地獄代行業”の皓と助手・青児のもとへ、宿敵である荊から果たし状が届く。

かつて、マレーシアの密林からかき消えたシルク王、ジェフリー・トーマス。

明治二十年代の半ば。雑木林と荒れ地ばかりの東京の外れで日々無為に過ごしていた高遠は、異様な書舗と巡りあう。

夏休み、人けのない校庭に男の死体が転がっていた。校内には十五人の生徒だけ。

堕天使!堕天使!この稀代の怪人は一挙に男女十数名を惨殺し、日本各地に花嫁衣裳の死体をバラ撤いた。

悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトだったが、駅で連日同時刻に死者が出る連続不審死をはじめ、異常事件が頻発。

レディ・ヴィクトリアの料理人、中国人のリェンが所持している大皿。それは英国で絵付けされた中国風の柳模様の磁器だった。

「何故、衣更月を執事にしたと思う?」真一郎から衣更月に投げられたひとつの問いかけ。

大学生の御城彼方は、あの世とこの世の境界に存在する幽落町に下宿し、駄菓子屋“水無月堂”の店主で大家でもある水脈さんとアヤカシたちの憂いを解決する日々。

都内にありながら、深い森に囲まれた全寮制の北斗学園。

高校に通わなくなって数ヵ月。

藍川芹の滞在する〈聖天使宮〉での連続殺人。封印された一族の過去に揺曳するナチズムの影と六本指の手痕。

4年前、父親の反対を押し切ってヴェトナムに嫁いだ四条彰子が、京介と深春に助けを求めてきた。

夏休みを持て余していた御城彼方は、水脈や真夜と一緒に湘南の海に出かける。

悪魔のごとき頭脳を危険視され、わずか13歳にして特殊房に収監されている少年、ローレン・ディルーカ。

ニコラス・理人・リューディガーは金髪碧眼の美青年。見た目は異国の王子様だが、中身は傲岸不遜な“魔女の専門家”だ。

比奈子の故郷・長野と東京都内で発見された複数の幼児の部分遺体は、神話等になぞらえて遺棄されていた。

一杯呑みながら、読んでください。人気シリーズ、待望の最新刊! 毎週金曜日は、バー「森へ抜ける道」の特別な日。