古書店を舞台にした青の出演映画が公開になり、相変わらず賑やかな堀田家。中学3年生になった研人はますます音楽に夢中。

「大きな雪堆積場の3つのうちのひとつに男性の死体を埋めた」若手刑事の仲野久が勤める北海道警に謎の手紙が届いた。

今から30年前、突然、我南人が「この子ぉ、僕の子供なんだぁ」と生まれたての青をつれて帰ってきた―(「紺に交われば青くなる」)。

元「怪盗紳士」が隠居として暮らし、非番の日にご近所の相談ごとで引っ張りだこの若手刑事も住む花咲小路商店街。

1920年代、狂乱のパリ。作家志望の英国青年ユージンは、呪われた赤いダイヤの噂を聞きつける。

感じる、圧倒的ノスタルジー――。 手探りでも懸命に未来を探した、「あの頃」が蘇る! 1981年、札幌。

前作『六の宮の姫君』で着手した卒業論文を書き上げ、巣立ちの時を迎えたヒロインは、出版社の編集者として社会人生活のスタートを切る。

未来医学探究センターで暮らす佐々木アツシは、真実を隠して中学生活を送っていた。

最終学年を迎えた「私」は卒論のテーマ「芥川龍之介」を掘り下げていく一方、田崎信全集の編集作業に追われる出版社で初めてのアルバイトを経験する。

北海道は札幌。

「強さは力」の香織と「お気楽不動心」の早苗。

絵に描いたような幼なじみの真理子と利恵を苛酷な運命が待ち受けていた。

宮本武蔵を心の師と仰ぐ香織と、日舞から剣道に転進した早苗。早苗が福岡に転校して離れた後も、良きライバルであり続けた二人。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

五歳上の姉が「小説家」になったのは、僕が中学生の頃だった。

武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。

なぜか出世してしまう愚痴外来の元窓際講師＆厚生労働省の変人役人の凸凹コンビ、最後の事件！　 閉鎖を免れた東城大学医学部付属病院。

あの世とこの世の狭間にある黄昏のまち・幽落町にも冬がやってきた。

魔犬の呪いで妹を失った三きょうだいは、ママと一緒にパパが残してくれた別荘に移り住む。

美貌の天才少年・春が知りたいのは、人のあらゆる感情。

2000年、39歳になった“弓島珈琲”店主の私(弓島大)の元に二つの事件が舞い込んだ。

連鎖する事件に蘇る絆。歳月は誰を変えたのか―東京・北千住で珈琲店“弓島珈琲”を営むダイは53歳になる。

とんでもない医療格差が出現した近未来の日本。

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。

非番の刑事も、忙しい。 商店街のよろず相談、引き受けてます(いつのまにか)。

傷心の元暴走族ヘッドが、言葉を失った5歳の少女と逃避行―星屑のようなささやかな僕たちの光。

平和な田舎に事件なんて起きない…と思ってたのに。事件解決のカギは入念な捜査とお節介。

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。

果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が、必要だ。

奈々川市坂見町は東京にほど近い古い町並みが残る町。

警視庁SPの土壁英朗は仕事の負傷で休暇を取り、幼い頃両親の離婚で別れたまま2年前に事故死した母の墓参りに赴く。

ＮＹに住むザンティピーは数ヶ国語を操る名探偵。ボストンにあるスパの社長・エドから依頼が入る。

ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。

「しばらくの間でいい。

このカウンターには、常連も事件もやってくる。そして店主と客たちが解決へ――。

誰もがTVに熱狂し歓喜したあの頃。

老舗古書店「東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する、人気シリーズの番外長編。

新型インフルエンザ騒動で激震した浪速の街を、新たな危機が襲う。

書店員は超多忙。

港に霧が出た夜には「赤眼の魔犬」が現れ、次の日には必ず人が死ぬ―。高くて広い空に囲まれた町で暮らす、少年・ギーガン。

母の故郷・マーキス島にある「法医学博物館」で突然過去の世界に飛ばされた、医学生の西條遊馬。

元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

2014年に江戸川乱歩生誕120年を記念して刊行されたアンソロジー「みんなの少年探偵団」。

あのとき、“彼ら”に憧れた全ての大人たちに―懐かしくて新しい!立ちのぼる空気、怪しげな匂い、全ての質感をそのままに、藤谷治が「少年探偵団」を現代に甦らせる!

江戸川乱歩生誕120年記念 「みんなの少年探偵団」シリーズ第4弾! 緑づくめの怪人が仕掛ける「大東京緑化計画」。

たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。

池袋の繁華街。雑居ビルの空き室で、全身二十カ所近くを骨折した暴力団組長の死体が見つかった。

帆奈がバーで隣り合ったイケメンは、死神だった!?死神は、これまでに幸せを感じたことがないらしい。

「この子を熊本まで連れて行って」元高校教師の“片原修一”のもとに、突然現れたド派手なキャバ嬢・由希と小学生のあすか。

姉を見殺しにされ天涯孤独となった青年。愛弟子の企てに気づいたとき、湯川がとった驚愕の行動とは。

花陽の医大受験を目前に控え、春を待つ堀田家。

1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。

二十数年ぶり、親友の葬儀で福岡に集まったのは、大学時代の四年間、共同生活を送った三人の仲間と私。

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。