スローバラード Slow ballad
- 弓島大シリーズ (1)
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気がついたら、ダイ達の年齢を追い越したり追い越されたり…。 それ以上に、同年代の男性達が主人公で活躍。様々な生き方を過ごしており。 妙に共感を感じてしまうシリーズで、毎回楽しみにしています。 刊行の期間がちょっと長いですが、それもこのシリーズだと逆にちょうど良く感じます。 | ||||
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学生時代の仲間、その子供との関係、近所の仲間、丹下さんにクロスケ、 そういうやりとりは温かく微笑ましいが、今回はダイの怖さを感じた。 もちろん誰にでもある部分なんだが。 中島って本当にそこまで悪いやつだったろうかと思えてしまった。 そもそも自殺を止めた人だ。それで人生狂わされたのだから、 一時的に荒れたひどい男になってもしょうがないと思える。 むしろ彼ら5人が復讐したことのほうが恐怖を覚える。 若さゆえの衝動的さもあるが、5人もいたらだれか止めるだろう。 茜の存在がここまで彼らに影響するほどのものであったという描写は完全に不足だ。 人間のあらゆる面が表現されていて面白いんだけどね、なんだかなっていう若干の後味の悪さが残る。 | ||||
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ある年代のひとにとって、スローバラードといえば間違いなく今はなき忌野清志郎さんのそれです。 アルバム「シングルマン」を通して伝わってくる甘酸っぱいような、ほろ苦いような思い。若き日に、自分にも責任がある形で大事な人を失った事が、その後の人生にいつまでもしがらみとなってついてまわる。普段は気に病んでいるわけではないけど、忘れたわけではない。その時を共用した友と再会するときには、目配せだけで思いを確かめあう。でも口にはだせない。そんなせつない気持ちを堪能しました。 | ||||
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前3作のダイシリーズのファンです。 前3作は順番通りに読まなくても問題はないですが、一つを読むと他2作も読みたくなります。 今作品は過去のメンバー、フルメンバーで登場。 時代の経過と共に、彼らの子ども世代も登場。 ダイも50歳を超え、三栖さんは定年間近、丹下さんは肉体労働は引退とはいえ健在で嬉しい限り。 一見バラバラに見える周囲で起こるあの事件、この事件、その事件やらが繋がり、繋がり・・・は これはもうこのシリーズの愛すべきお決まりです。 たかが(?)高校生男児の家出事件に、なんでここまでフルメンバーが日本各地から勢ぞろい?と 突っ込みを入れたくもなりますが、この家出事件が過去・未解決の「あの人」まで繋がるのは もうはや定型美ということで、事件の結末まで楽しみましょう。 三十年という月日は、本当に人を変えるのか。殺人犯すら善人に変えるのか。 そういえば、前作でもこのような人物が出てきましたね。人は変われる、筆者の願いなのでしょうか。 ダイと同世代の者としては、そうそう、今の子は車に興味ないんだよ~、ビリヤードだって昭和だし、 喫煙率も健康志向から最初から吸わない子も多いしね、と共感です。 男の一生の友情を全面に出しながら、俺たちの間では「助けてほしい」も言えるんだとしながら、 全員が関わった「あの人」の事を仲間に「嘘」で隠す必要だけはよく分からないけど。 | ||||
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小路氏のシリーズ物は、余りに「身内の事情」が多過ぎて、関係性が2重3重に繋がって、次世代まで入るから、単品だとすんなり読めない。 ほどほどに面白くは読めるんだが、「大変に不親切」にされてる気分が読んでる最中抜けない。 なんというか、親戚の集まりの最中に「新参者」を取り残して、「分かってる」人達の共通の話題で、新参者をのけものにして盛り上がってる感じ悪さと同質の感覚がある。 身内の大事に親身になって動くのはとても微笑ましいんだが、三栖さんの動きが、余りに「コネと伝手」を振りかざしてる感じに思えてしまった。 迅速な初動は大切だろうが、「どの程度の案件」なのか、まだ不明の内のこの一族の初動は大げさに過ぎる、とも思った。「単純なちょっとした冒険」か「憂さ晴らし」の家出だったなら「俺、普通に家に帰っちゃいけないのかなあ」と、大変にバツが悪く、帰りずらくなるだろうなあ。 結局、知りたい事は一通り調べて、他の仲間には「優しい嘘」で口閉じるんなら、「自分の好奇心」を抑え付ければ「なんもしない」で一番良かったんじゃないかなあ、若い内なら「優しい嘘」で済むけれど、いいトシになってくると「俺は知ってるんだぞお」と「心の中でしたり顔でほくそえんでる」顔になってこないかなあ、という気がしてきた。 とりあえず彼(彼女?)は「似た者同士」と言ったが、彼(彼女?)は「格上に到達」な感じ。それが業腹だろうとも。 概ねほどほどでした。 | ||||
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