ずぶの素人を北アルプスの峻峰に登らせる―。

マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で滑落したのか。

こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。

時を重ねて変わらぬ本への想い……《私》は作家の創作の謎を探り行く――。

清涼な山中で行うトレイルラン。人気のスポーツに没頭する青年は山に潜む危険をまだ知らなかった―「ランナーズハイ」。

人生の大切なことは、本とお酒に教わった―日々読み、日々飲み、本創りのために、好奇心を力に突き進む女性文芸編集者・小酒井都。

第12回大藪春彦賞 第27回日本冒険小説協会大賞 エンタテインメント文学賞をダブル受賞。

恋人の命を奪ったK2。男は過去に立ち向かうため、この山へ還ってきた。

標高3193メートルの南アルプス北岳山頂――高山病に罹ったらしい小学5年生の息子・涼が訴えた頭痛で、早めの下山を決意した滝川。

エベレスト山頂近くにアメリカの人工衛星が墜落!雪崩に襲われた登山家の真木郷司は九死に一生を得るが、親友のフランス人が行方不明に。

体育会系な文芸編集者の娘&定年間際の高校国語教師の父が挑むのは、出版界に秘められた《日常の謎》! □「応募してませんよ、わたしは」 新人賞最終選考に残った候補者からの思いがけない一言は?(夢の風車) □「実は、扱いに困っている手紙がありましてね」 あ

仕組まれた謎、驚愕の真相。

“光の山”が人生を奇跡に変えた!決死の生還を果たした男を待っていた思いもかけぬ殺人容疑―NZ随一の名峰アスパイアリングに鎮魂と再生への祈りが谺する。

元刑事で、今はしがない私立探偵である茜沢圭は、末期癌に冒された老人から、35年前に生き別れになった息子を捜し出すよう依頼される。

池袋署管内で、女性のバラバラ死体の一部が発見された。

ある山々に囲まれた地方の街で不可解な地震が頻発していた。

道警の鬼っ子・鷹見健吾。彼の捜査は、同僚が「鷹狩り」と言うほど苛烈。

南アルプス北岳に至る三つの林道で崩落事故が発生、一帯は陸の孤島になった。

雪崩で死亡した兄の遺品を整理するうち、増田直志はザイルに施された細工に気づく。死因は事故か、それとも―。

家族を失い、絶望していた元刑事の村越は、雪の山中で中国人の梨花と出会う。

警視庁公安総務課庶務係分室、通称「J分室」。

世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられた山がある。

資格を剝奪され路頭に迷っていた元プロボクサーの最上は、ある企業に拾われる。

警視庁管轄内にて、野原という税理士の妻子が誘拐されたとの一報が入る。

死者を蘇らせる刑事・神野現人は部下・小野皇子と難事件に挑む。それは５年前に最愛の恋人を惨殺された女性の再起を賭けた捜査。

中央区日本橋。男性の“損壊"遺体が発見された。

あの頃の相棒はもういない――。死者を蘇らせる刑事・神野には消せない心の傷があった。

空き家だった洋館で火災が発生。鎮火後、殺人分析班の如月塔子は納戸の奥に隠し部屋があることを知る。

解剖中の遺体から発見された告発文。黒い絨毯の上で踊る死者──大学医学部で次々起こる不可解な事件。

日本の野にオオカミを放て! 一大プロジェクトが始まる! 絶滅したオオカミを外国から移入し健全な生態系を取り戻す試験放獣プロジェクトが始まった。

惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。

長野県警・城取警部補は、不正献金の疑いのある地元選出の与党代議士・柳平の身辺を調査するよう命じられた。

“幻の名峰”として人気の新羅山。その日も登山客で賑わうなか突如、群発地震が襲う。

警視庁捜査一課から青梅警察署水根駐在所所長へ。取り調べ中に容疑者が服毒自殺したことで左遷された警部補、江波淳史。

佐伯鷹志は、かつて警視庁警備部警備課に在籍し、SPとして、政治家の警護をしていたエリート警察官だった。

伝説の名船長・柚木静一郎は最後の航海を迎えていた。横浜への帰路を襲った海賊の罠。

顔と両腕を損壊された遺体が見つかった。手がかりは、遺体の腹に記された謎の数字と、狩りの守護聖人のカードだけ。

犬たちとともに山を駆けめぐり、イノシシを狩るロッタこと六田賢司。

陸上自衛隊輸送トラック襲撃、連続過激派殺害。

殺人現場は、スプレー塗料で赤く染められた寝室だった。

銃撃を受けて負傷した警視庁捜査一課の鬼警部補・須藤友三は、リハビリも兼ねて、容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課“動植物管理係”に配属された。

交番近くに置かれた不審なタオルには、血染めの文字が。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

高さ四百五十メートルを誇る超高層タワーが銀座にオープンした。数万人が集まる営業初日、漏電による小火が発生。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

小児科病棟で相次いで起こった急変。同じ病室の男子三名が、原因不明の嘔吐、喘息発作、不整脈を起こした。

十年前の転落事故でクレバスに置き去りにしてしまった親友・樋口を迎えに、シウラ・グランデ峰を登る真山道弘。

ペットショップのお人好しな店員・泉陽斗は、大富豪・桐山家のペットの世話係になる。

右手首のない遺体が発見された。現場に残されたのは、レシート裏のメモと不可解なアルファベットカード。

ベテラン警官が拳銃を奪われ、両腕を切られた姿で発見された。

通訳捜査官の七崎隆一は、正義感から同職の義父の不正を告発、自殺に追い込んだことで、職場でも家庭でも居場所がない。

1994年、現職の検察官が殺人犯として逮捕され、死刑判決を受けた―2015年、大学生の石黒洋平は、母が遺した写真から実の父がその死刑囚・赤嶺信勝であることを知ってしまう。

傷一つない死体の顔に、なぜ犯人は包帯を巻いたのか?特捜7のエース岬と、所轄署の“技あり”刑事里中が動き出す。

新人審査官・小日向響は、警視庁の内部捜査を命じられる。対象部署は重犯罪予測対策室。