死者の最期の想いを読むことのできる「月読」―死はいったい誰のものなのか?静かな感動にみちた物語。

「君がどういう理由で金を欲しがっているのか、私は知らない。知る必要もない。

「…殺してしまった」という父の呟き。疑いもしなかった、母の人生。

女優以上に美人かつ一瞥で人を竦ませる京堂景子警部補は難事件を数々解決。

伝説の名探偵刑事・南塚浩平。現在、目白台のお屋敷に居候中。

新人刑事の無藤太郎は、名探偵刑事・南塚と、名家の当主・北小路の盟友コンビのせいで、幽霊がらみの事件にかり出されるように。

高校で起きた凄惨な殺人事件――腹を割かれた被害者の額にはティカが残されていた。

文京区目白台―昔ながらのお屋敷街の雰囲気を色濃く残す街。若手刑事の無藤は、ある屋敷を目指していた。

鴬橋派出所の管内で起きた殺人事件。それが、一人の外勤警官の日常を変えた。

1993年、世の中がまだバブル景気に浮かれていたころ。

“求む奇談!”新聞の片隅に載った募集広告を目にして、「strawberry hill」を訪れた老若男女が披露する不思議な体験談―鏡の世界に住まう美しい姫君、パリの街角で出会った若き魔術師、邪眼の少年と猫とともに、夜の町を巡る冒険…謎と不思議に満ちた奇談に、

OLから探偵に転身して二十年。

少年同士の耽美な愛の世界を巡り、一人の美少女が自ら死を選んだ。

佐々波と雨坂が、本当に編集者と作家だった、若き日の物語。ある一人の女性の存在と本にまつわる謎が、眠れる天才を呼び覚ます。

連続殺人犯が殺された。捜査一課の新人・和賀は遺体発見現場で美少女と遭遇する。

烏丸花頴の若き当主ぶりも板につき、執事の衣更月とも息が合ってきた今日このごろ。

鋼は、心の痛みを抱えながら、愛犬・ステラとともにひっそりとオルゴールを修復する日々を送っていた―ある女性と出会うまでは。

父親が遺した事件の解決のため、探偵となった高校生の甘栗晃。

時は3月。

名古屋大医学部に通う、東京生まれの鏡味龍が下宿するのは、名古屋駅西にある老舗喫茶店ユトリロを営む祖父母宅。

東京生まれの鏡味龍は名古屋大医学部に今春から通う大学生。

引退した名探偵・石神法全の後を継いで探偵事務所を営む野上英太郎の元に、ある日猫を連れた少年が訪れる。

動物園ミステリ・待望の第二弾! ダチョウと焼死体がつながる?――楓ヶ丘動物園の飼育員「桃くん」とツンデレ女王の「鴇先生」、怪しい仲間たちが解決に乗り出す。

東京生まれの名古屋大医学生、鏡味龍が名古屋に暮らして一年半が経った。

野上の探偵事務所を訪れた女性の依頼人は、ふたりの少年が写っている古い写真を見せ、ひとりは自分の亡夫だが、夫の昔のことを知りたいので横にいる人物を捜してほしいと言う。

熊本・天草において、真夏日に大雪が観測され、天空に忽然と巨大な十字架が浮かび上がった。

「イリエワニ一頭を頂戴しました。怪盗ソロモン」凶暴なクロコダイルをどうやって?続いて今度はミニブタが盗まれた。

「月読」とは、死者の最期の思いを読みとる能力者。

凶悪犯も必ずオトす美貌の刑事・京堂景子の剛腕と、家事はおまかせ、イラストレーターの夫・新太郎の名推理。

たこ焼きvs串カツ B級グルメ大阪の陣! 美味すぎる市長選挙の行方は!? 爆笑エンターテインメント小説 「この世のものならざる」大阪のおばはん・蘇我家馬子が 大阪の町の片隅で営む「こなもん」料理専門店「馬子屋」。

都内の暴力団が殲滅、偶然居た刑事2人も重傷を負う事件発生。それが東京中をパニックに陥れる夜の前触れだった。

死刑が廃止されてから28年後。

バブル末期、巨大自動車会社の最新モデルの部品製造を下請けした飯野電気。

ショートショートの名手による、全31編! 少し不思議な商店街で起こるのは、切なくておかしくて、ときに怪しい物語。

「氷の女王」と渾名される鬼刑事の景子さんの夫は、料理上手で優しい新太郎くん。

薬剤師夫婦がシチューで毒殺。が、各々の皿の毒が異なり夫婦互いに殺し合ったかに見えた事件の真相「皮肉な夕食」。

妹を守るため、僕は探偵になった。

1938年、ナチスによるユダヤ人襲撃は、散乱する窓ガラスの燦きに因み“水晶の夜”と名付けられた。

都内で連続殺人事件が発生。遺体は頭部を切断し、星座を象ったオブジェにすげ替えられていた。

中村裕太は、十年前に起きたある事件がきっかけで、引きこもりとなり、37歳になってもユーチューブに動画を投稿するだけの自堕落な生活を送っていた。

39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。

U-NEXTで電子書籍配信された話題の書が文庫化！！ 予想を大きく覆す展開と感動のラスト。

新興宗教団体「宇宙神瞠会」が極秘裏にすすめている“ハルマゲドン”計画。

「お前の推理は、全ボツだ」―駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。

五歳のとき別荘で事件があった。胡蝶グループ役員の父親が階段から転落し意識不明。

不倫調査の尾行中、ひったくりの現場に遭遇した涼子と事務所の仲間たち。

「私は人形に殺される」謎の言葉を残し、新進人形作家の沖村嶺がパリで首吊り自殺した。

拉致監禁。両手親指切断。

〈この中の誰かが私を殺す〉天才的推理で知られる“男爵”こと桐原は主催の晩餐会でそう宣告した。

中堅企業をリストラされ、便利屋を営む中島八郎はある日突然、近所の伊呂波麗容斎の豪壮な居城に呼ばれ、城と八郎の冴えない建て売りを交換するよう迫られる。

売れない怪奇小説家・津久田舞々(本名)は、ある日小さな田舎町からの依頼を受けて、その町の郷土史を執筆することになる。

少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。

失業中の男が法外な報酬を提示され、初対面の女性と少女と1か月間、家族を演じるという奇妙な仕事を引き受ける。

臨海副都心に立つ大天使ミカエル像は、NYの女神に匹敵する偉容を誇っていた―ある夜、直下のテーマ・パークで男が絞殺された。