幽女の如き怨むもの

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種別
長編
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あらすじ

2015年06月12日 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)

十三歳で遊女となるべく売られた少女。“緋桜”と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。戦前、戦中、戦後、三つの時代の謎の身投げの真相は“幽女”の仕業か、何者かの為せる業か。謎と怪異に満ちる地方の遊郭を舞台に、ミステリランキングを席巻した“刀城言耶”シリーズ第六長編、文庫降臨。(「BOOK」データベースより)

評判

幽女の如き怨むものの評価:

8.40/10点 レビュー 5件。 S ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.40pt

幽女の如き怨むものの総合評価:

8.00/10点 レビュー 32件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(8pt)

幽女の如き怨むものの感想

情緒的なラスト…犯人探しではなくあくまで登場人物の生き様を尊重する結末…はシリーズの真骨頂ですかね。但し、刀城言耶はほ謎解きだけの登場ですが。
推理小説というより、遊廓で生きる女たちの哀しき人生が作者の愛憐溢れる視点で描かれており、ひとつの人生記として読ませていただきました。また戦前から現代に至る性風俗の変遷も興味深く読みました。
第四部「怪奇」に逃げようとする曖昧さには思わず反則!と突っ込みたくなったものの、終盤で交わされる優子と刀城言耶の会話に感動させられ、これで良いといたしました。
女性にとっては刺激的で不快な描写もありご注意と言いたいところですが、こんな生き方をせざるを得なかった女性たちがいた…いることを知り、彼女たちの心情に触れることで感動とともに理解を深めることのできる作品として、読まれても良いかと思います。

はつえ
L7BVQMDY
No.1
(7pt)

幽女の如き怨むものの感想


 3つの時代に跨る奇怪な身投げ事件は過去に命を落とした幽女の仕業か・・・? 遊郭を舞台におおよそ人間の仕業とは思えぬ不可思議な出来事に刀城言耶が下す解釈とは・・・。

いままでの刀城言耶シリーズとは打って変わって、派手な多重解決や意外な真相は無いが遊郭に纏わる怪談話に合理的な解釈を与えつつ、整合性のとれた結末を迎える様は流石三津田信三の一言。 ホラーの中にミステリアスを秘めた秀作中の秀作。

りーり
9EDFH0HC

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.27
(4pt)

今回の刀城言耶は元気がない

刀城言耶シリーズで短編物を除くと唯一読んでいなかった。
本の紹介を読んでもあまり惹かれなかったという好みだけの理由だったけど、同じ作者の別シリーズ「白魔の搭」の解説のなかで、「幽女の如き怨むもの」がシリーズ中で最も巧緻と書かれていたのが気になり手に取った。
読み終わった感想としては、物語としては面白く最後まで飽きさせないところが流石だと思うけど、刀城言耶ファンとしては、彼が現場に登場して事件に巻き込まれながら謎解きをするのではなく、過去の事件の解釈を行うだけというのが寂しかった。
そのためか、彼の推理も冴え渡った感じがなく、一部はおざなりな気もして、元気がない。
肝心の幽女が、タイトルにまでなっているわりに、わき役どころかエキストラ、いや舞台装置程度の存在でしかなく肩透かしだったのが残念で、推理も冴えず元気がなかったのかなと思った。
でも、物語として面白かったのは確かだし、村田修氏のカバーイラストが素晴らしいので星は4つです。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.26
(4pt)

今回の刀城言耶は元気がない

刀城言耶シリーズで短編物を除くと唯一読んでいなかった。
本の紹介を読んでもあまり惹かれなかったという好みだけの理由だったけど、同じ作者の別シリーズ「白魔の搭」の解説のなかで、「幽女の如き怨むもの」がシリーズ中で最も巧緻と書かれていたのが気になり手に取った。
読み終わった感想としては、物語としては面白く最後まで飽きさせないところが流石だと思うけど、刀城言耶ファンとしては、彼が現場に登場して事件に巻き込まれながら謎解きをするのではなく、過去の事件の解釈を行うだけというのが寂しかった。
そのためか、彼の推理も冴え渡った感じがなく、一部はおざなりな気もして、元気がない。
肝心の幽女が、タイトルにまでなっているわりに、わき役どころかエキストラ、いや舞台装置程度の存在でしかなく肩透かしだったのが残念で、推理も冴えず元気がなかったのかなと思った。
でも、物語として面白かったのは確かだし、村田修氏のカバーイラストが素晴らしいので星は4つです。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968
No.25
(5pt)

作家に騙されるのが好きな人におすすめ

一章は新造の花魁の一人称で書かれていて廓の世界観とあわせてとても引き込まれた。二章は女将の立場で、三章は小説家の立場でだんだん徐々につまらなくなって、あれあれ息切れしてきたなーと思ったが、四章の解決編を読んでなるほどーと感心した。
自分は、推理小説で謎を解くよりも、作者に騙される方が好きなので、そういう人はとても楽しめると思います。
幽女の気配も怖くて怪奇ものとしても楽しめた。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.24
(5pt)

作家に騙されるのが好きな人におすすめ

一章は新造の花魁の一人称で書かれていて廓の世界観とあわせてとても引き込まれた。二章は女将の立場で、三章は小説家の立場でだんだん徐々につまらなくなって、あれあれ息切れしてきたなーと思ったが、四章の解決編を読んでなるほどーと感心した。
自分は、推理小説で謎を解くよりも、作者に騙される方が好きなので、そういう人はとても楽しめると思います。
幽女の気配も怖くて怪奇ものとしても楽しめた。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968
No.23
(5pt)

歴史を感じさせる作品

最初はレビューを読んで不安でしたが、トントンと読むことが出来たし、その後でこことここが伏線だったのか!など面白い箇所も多くて2度目に読んでもまた楽しめました。
歴史小説のような感覚でも読めるので、設定も楽しみたいなら読んで見る価値はあり!
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943

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