眼の壁



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眼の壁 (小学館文庫)
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初公開日(参考)1998年03月
分類

長編小説

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眼の壁 (小学館文庫)

1998年03月01日 眼の壁 (小学館文庫)

交通事故で視力を失い、ボーイフレンドとの婚約を自ら一方的に解消しながら、なぜか屋敷から彼を離さない富豪の娘ケルジー。眼の壁は彼女の心の傷が生み出した幻覚か?それとも本当に誰かが彼女の命を狙っているのか?バラバラな家族の絆が彼女のモルヒネ服用事件でにわかに、見えない緊張の糸でからめ取られ始めた。そしてついに不可解な死が…。 (「BOOK」データベースより)




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No.1:
(3pt)

作風が未だ完成していない発展途上の作品

「狙った獣」、「殺す風」等に先駆けて書かれた作者得意の異常心理サスペンスもの。作品の舞台は富豪のヒース一家。二年前、自ら運転する車の事故で視力を失ったケルジーと一家の家政婦的役割を担っている姉のアリス。事故車に同乗した兄のジョニーとケルジーの婚約者でヒース一家の居候の身のフィリップ。そして、事故の際に亡くなったジョニーの恋人ジェラルディーン。ヒース家には当主も居るのだが、遺産相続人はケルジーになっている。題名は、ケルジーが視力だけでなく、心も壁に閉ざされていると感じていた事から。作者の四作目の作品の由。一方、アリスはアリスで、妹ケルジーを初め、一家全員の面倒を見る必要があると感じて独身を通し、様々な意味で意味で抑圧を感じている。ジョニーは遊び人、フィリップは音楽家だがボヘミアン的。冒頭ではケルジーとアリスの心理描写と他の登場人物の振る舞いを通じて、作者独特の不気味な雰囲気を盛り上げて行く。だが、物語がどの方向に向かって行くのか良く分からない。作者の中期以降に良く見られる展開である。そこへ起きる、突然のケルジーの自殺未遂と殺害。ミステリ的には普通の展開だが、作者の作風を考えると、ケルジーは最後まで生かしておきたい所。ここからは、通常のサスペンス小説の進行で、一応の仕掛けはあるものの今一つと言った所。異常心理を延々と書き連ねて、読者の緊張感を最後まで引っ張り、結末で「アッ」と言わせる作風が未だ完成していない感じ。この設定なら、アリスとケルジーの異常心理合戦を最後まで描くしか無かったような気がするのだが...。
眼の壁 (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:眼の壁 (小学館文庫)より
4094023518



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