眼の壁
評判
眼の壁の評価:
3.00/5点 レビュー 1件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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眼の壁の評価:
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一方、アリスはアリスで、妹ケルジーを初め、一家全員の面倒を見る必要があると感じて独身を通し、様々な意味で意味で抑圧を感じている。ジョニーは遊び人、フィリップは音楽家だがボヘミアン的。冒頭ではケルジーとアリスの心理描写と他の登場人物の振る舞いを通じて、作者独特の不気味な雰囲気を盛り上げて行く。だが、物語がどの方向に向かって行くのか良く分からない。作者の中期以降に良く見られる展開である。そこへ起きる、突然のケルジーの自殺未遂と殺害。ミステリ的には普通の展開だが、作者の作風を考えると、ケルジーは最後まで生かしておきたい所。ここからは、通常のサスペンス小説の進行で、一応の仕掛けはあるものの今一つと言った所。
異常心理を延々と書き連ねて、読者の緊張感を最後まで引っ張り、結末で「アッ」と言わせる作風が未だ完成していない感じ。この設定なら、アリスとケルジーの異常心理合戦を最後まで描くしか無かったような気がするのだが...。