11枚のとらんぷ

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種別
長編
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あらすじ

2023年11月13日 11枚のとらんぷ【新装版】 (創元推理文庫)

奇術ショウの仕掛けから出てくるはずの女性が姿を消し、マンションの自室で撲殺死体となって発見される。しかも死体の周辺には、奇術小説集『11枚のとらんぷ』で使われている小道具が、壊されて散乱していた。この本の著者鹿川は、自著を手掛かりにして真相を追うが……。奇術師としても高名な著者が、華麗なる手捌きのトリックで観客=読者を魅了する泡坂ミステリの長編第1弾、新装版で登場!(「BOOK」データベースより)

評判

11枚のとらんぷの評価:

5.89/10点 レビュー 9件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.89pt

11枚のとらんぷの総合評価:

7.90/10点 レビュー 29件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(7pt)

好みは分かれそうだが間違いなく世界に一つのミステリ作品

作者の泡坂氏は奇術愛好家で知られるだけあり、奇術の知識と愛が溢れた作品となっており、またその特殊な構成が確実に世界に二つとない作品を産んだと感じました。

物語は三部構成となっておりそれぞれ
一部は主人公たちのセミプロ奇術クラブのショーの様子が描かれる(ドタバタコメディのような舞台の裏で殺人事件発生)
二部は主人公が書いたという奇術トリック短編集小説という作中作(この作品は殺人の見立てに使われ、また中身に真相の伏線が隠される)
三部は主人公たちが奇術愛好者たちが集う世界的なイベントに参加する模様が描かれる(そして事件の解決へ)

といった形ですが、この作品の凄い所は上記の通り一部~三部それぞれがまったく違う、場面・構成の話でありながらそれぞれ
・その部だけでもそれが一つの物語として成立している
・物語としてだけでなくそれぞれ奇術への雑学辞典・奇術界の裏側的な一種のエッセイ・コラムとしての側面がある
・その上で一部~三部を通すことで殺人事件に対する、問題提示編、ヒント編、解決編としての一貫した物語となる
という点だと思います。

三部構成の形で奇術の世界・雑学がさまざまな側面からユーモラスかつリアルに描かれつつ、全体を通して殺人事件の発生から解決までを描いた物語になっているのです。
その内容を実際に面白いと感じるかは人それぞれでしょうが、この独創的すぎる構成には驚くほかないです。
その2つとない作風と、奇術という普段あまり馴染みのない世界の知識を豊富に与えてもらったことからか、発表から40年近く経った今読んでも古さは感じませんでした。

ちなみに私は作中通していろんな形で奇術のネタや薀蓄を読めるのは、基本的には自分の知らない世界を知れ、楽しんで読めたのですが
三部の「奇術講義会」の部分で主人公が約15ページに渡る延々の講義をする所のつまらなさだけは拷問レベルに感じました。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.1
(7pt)

11枚のとらんぷの感想

泡坂妻夫さん2冊目の読了。長編の中に短編集が挿入されている。ただし奇をてらっているわけではなく、作中作も単独で面白く、解決編で効果的に使われている。ロジカルな消去法的推理も自分好みでした。奇術好きならより楽しめると思います。

水生
89I2I7TQ

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.20
(5pt)

やっぱり面白い

結構昔に読んだんですが忘れている事も多く新鮮に読めました。
やっぱり泡坂妻夫はいいなー。
昔直木賞作家が奇術を見せてもらったという話を聞いて羨ましかったのを思い出しました。
多分作品は全部読んでると思うけど持っていない作品もいくつかあるので電子書籍にしてくれると有難いです
11枚のとらんぷ【新装版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ【新装版】 (創元推理文庫)より
4488402291
No.19
(4pt)

ぐったりしたハト

ハウフの「隊商」ではないが、個々のストーリーがつながっている構成は、
流石は泡坂作品と言わざるを得ない。マジシャンとしての立場からみた心理状況なども、
とてもリアルで楽しい。ぐったり「ハト」や「左手!」と叫ぶ子どものシーンなどは、
ユーモアたっぷりで吹き出してしまった。とはいえ、泡坂作品全般にいえることなのだが
「サスペンス小説」として見ると、中盤までの中だるみ感が否めない。
いうなれば重要な「伏線」になるのだが、読者としては、ラストまで我慢する時間が存在する。
まあファンにとってはいつものことなので、なんとかなる範囲であるだろう。
11枚のとらんぷ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (角川文庫)より
4041019176
No.18
(4pt)

ぐったりしたハト

ハウフの「隊商」ではないが、個々のストーリーがつながっている構成は、
流石は泡坂作品と言わざるを得ない。マジシャンとしての立場からみた心理状況なども、
とてもリアルで楽しい。ぐったり「ハト」や「左手!」と叫ぶ子どものシーンなどは、
ユーモアたっぷりで吹き出してしまった。とはいえ、泡坂作品全般にいえることなのだが
「サスペンス小説」として見ると、中盤までの中だるみ感が否めない。
いうなれば重要な「伏線」になるのだが、読者としては、ラストまで我慢する時間が存在する。
まあファンにとってはいつものことなので、なんとかなる範囲であるだろう。
11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488402119
No.17
(4pt)

ぐったりしたハト

ハウフの「隊商」ではないが、個々のストーリーがつながっている構成は、
流石は泡坂作品と言わざるを得ない。マジシャンとしての立場からみた心理状況なども、
とてもリアルで楽しい。ぐったり「ハト」や「左手!」と叫ぶ子どものシーンなどは、
ユーモアたっぷりで吹き出してしまった。とはいえ、泡坂作品全般にいえることなのだが
「サスペンス小説」として見ると、中盤までの中だるみ感が否めない。
いうなれば重要な「伏線」になるのだが、読者としては、ラストまで我慢する時間が存在する。
まあファンにとってはいつものことなので、なんとかなる範囲であるだろう。
11枚のとらんぷ (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (双葉文庫)より
4575501980
No.16
(4pt)

ぐったりしたハト

ハウフの「隊商」ではないが、個々のストーリーがつながっている構成は、
流石は泡坂作品と言わざるを得ない。マジシャンとしての立場からみた心理状況なども、
とてもリアルで楽しい。ぐったり「ハト」や「左手!」と叫ぶ子どものシーンなどは、
ユーモアたっぷりで吹き出してしまった。とはいえ、泡坂作品全般にいえることなのだが
「サスペンス小説」として見ると、中盤までの中だるみ感が否めない。
いうなれば重要な「伏線」になるのだが、読者としては、ラストまで我慢する時間が存在する。
まあファンにとってはいつものことなので、なんとかなる範囲であるだろう。
11枚のとらんぷ (1979年) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 11枚のとらんぷ (1979年) (角川文庫)より
B000J8ENX8

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