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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数504

全504件 61~80 4/26ページ

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No.444:
(7pt)

宵山万華鏡の感想

京都の祇園祭「宵山」を舞台にバレエ教室に通う小学生の姉妹から一風変わった友人に宵山を案内される男、娘を宵山で失くした男、若手画家らが宵山の不思議な世界に巻き込まれ行く様を描いた連作短編集!特にお気に入りは宵山法度違反を犯したために男たちに連行され宵山様にお灸を据えられる男の顛末を描いた「宵山金魚」できちんと伏線を張ったミステリ的な大仕掛けが良かった!また、ネタバレになるので言えないけどその舞台裏を描いた「宵山劇場」も(笑)これ読んだら宵山行ってみたくなるなあ。
宵山万華鏡 (集英社文庫)
森見登美彦宵山万華鏡 についてのレビュー
No.443: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

武士道エイティーンの感想

やっぱり、武士道シリーズ最高です!これまでの香織と早苗の相互視点に加え、緑子、桐谷先生、吉野先生、美緒のこれまで語られなかったそれぞれの物語も挿入されていて、シリーズとしての幅がぐんと広がり、それにより小説としての完成度が高くなったのでとても良かったです。そして、なんといっても早苗対香織、レナ対香織のライバル対決が最高に盛り上がりました。「ナインティーン」は出るのか出ないのか・・・でも待つのは香織同様、自由だと思います(笑)
武士道エイティーン (文春文庫)
誉田哲也武士道エイティーン についてのレビュー
No.442:
(7pt)

盗まれた手紙の感想

デュパンもの最後の短編にして乱歩も絶賛する単純にして盲点をつくトリックが炸裂する短篇推理のお手本的佳作!
盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)
エドガー・アラン・ポー盗まれた手紙 についてのレビュー
No.441:
(6pt)

タール博士とフェザー教授の療法の感想

精神病院に招かれた私の前で繰り広げらる騒乱の意外な顛末とは?
No.440:
(7pt)

「お前が犯人だ」の感想

今なお多くのミステリに使われ続ける「意外な犯人」を描いた記念碑的作品!
No.439:
(6pt)

長方形の箱の感想

男が船に持ってきた箱の意外な中身とは?
エドガー・アラン・ポー長方形の箱 についてのレビュー
No.438: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

リカーシブルの感想

この町はどこかおかしい。血の繋がらない姉弟が「ママ」に連れられてその町に来たとき、弟はなぜか予知能力に開花し、不穏な出来事を次々当てていく。そして、その裏には町に昔から伝わるタマナヒメ伝説があるらしく・・・。ミステリ的には収束しきれない謎も残ったし(わざとでしょうが)、あの大がかりなネタ自体は良かったんですがやや肩透かしだったかな?でも、物語的には中1の主人公ハルカが何もかもに裏切られながらも最初は疎ましがっていた泣き虫の血の繋がらない弟サトルとある意味本物の姉弟以上の絆を深めていく様が心地よかった!
リカーシブル (新潮文庫)
米澤穂信リカーシブル についてのレビュー
No.437:
(7pt)

悪魔の降誕祭の感想

金田一耕助の不覚!留守中に依頼女性が殺される!表題作含む傑作短編集!
悪魔の降誕祭 (角川文庫)
横溝正史悪魔の降誕祭 についてのレビュー
No.436:
(7pt)

きつねのはなしの感想

京都に潜む怪しい闇を描いた怪奇幻想短編集!ミステリではないんですが、ミステリ好き、ホラー好きならこの全編をつつむ怪しい雰囲気の虜になること請け合い!4編それぞれに味が出ていたが、特に表題作の「きつねのはなし」、「魔」が自分的には好みの話だった。「魔」には剣道も出ていたし(笑)
きつねのはなし (新潮文庫)
森見登美彦きつねのはなし についてのレビュー
No.435: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

黒猫の三角の感想

シリーズ第1弾!瀬在丸紅子、保呂草潤平、小鳥遊練無と個性的な新キャラたちが登場。前シリーズとは違った魅力が愉しめた。
黒猫の三角―Delta in the Darkness (講談社文庫)
森博嗣黒猫の三角 についてのレビュー
No.434:
(7pt)

R.P.G.の感想

「ネット家族」が元で起こる連続殺人を二人の刑事が追う!物語の半分以上が取調室で展開していく戯曲形式でテンポよく一気に読める!騙しのテクニックも秀逸で、短いながらも推理小説として完成度が高かった。
R.P.G. (集英社文庫)
宮部みゆきR.P.G. についてのレビュー
No.433: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

メルカトルかく語りきの感想

あの悪徳銘探偵「メルカトル鮎」が帰ってきた!名助手?美袋君とともに遭遇する5つの難事件にメルが下す「ありえない解決」とは?書き下ろしの「密室荘」では密室状況に置かれたメルの別荘の地下室で男の死体が発見されるのですが、メルが言うにはどう考えてもメル自身か助手の美袋君の二人以外に犯人になりえる人物がいないという・・・。 やはり麻耶さんが目指す「本格」というのはこの5編のような既存の「本格」が「本格」として成立している理由をあえて破壊することで、限界がみえたミステリの可能性を追求しているのではないでしょうか?
メルカトルかく語りき (講談社文庫)
麻耶雄嵩メルカトルかく語りき についてのレビュー
No.432:
(7pt)

透明人間 UBIQUITYの感想

安藤シリーズ第7弾!一人の女の子視点で描かれる透明人間の話だが、ラストはやはり浦賀ならでは。
透明人間―UBIQUITY (講談社ノベルス)
浦賀和宏透明人間 UBIQUITY についてのレビュー
No.431: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

深泥丘奇談の感想

作家綾辻行人自身を投影したような主人公の「私」が居住地である京都「深泥丘」で遭遇する怪異の数々。「世の中には、不思議なことがあるものだよ」と作中人物の一人に語らせているように、論理では割り切れない(ただし、『悪霊憑き」だけは真っ当なミステリ風)綾辻さん独特の感性によって描かれた怪しい世界「深泥丘」。読めば読む程はまっていく不思議な世界観にあなたも足を運んでみませんか?
深泥丘奇談 (角川文庫)
綾辻行人深泥丘奇談 についてのレビュー
No.430:
(6pt)

六月六日生まれの天使の感想

目覚めたら見知らぬ男と一緒に寝ていた私は、自分が記憶喪失だということに気付く。そして、その男もまた脳に障害をもっており・・・。愛川さんの本はこれが初めてだったんですが、浦賀さんが思春期の性の暴走を描いているのとは対照的に大人のエロスをここまでかというほど書きこんでいたのでちょっと読んでいて辛かったような(笑)トリックは見破れませんでしたが、「葉桜」とは対照的にとことんダークでしたね(笑)
六月六日生まれの天使 (文春文庫)
愛川晶六月六日生まれの天使 についてのレビュー

No.429:

鴉 (幻冬舎文庫)

麻耶雄嵩

No.429: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

鴉の感想

弟襾鈴の死の真相を知るため兄珂允は半年前に弟が訪れたという地図にない村「埜戸」へ―。しかし、そこで珂允を待っていたのは村を支配する「大鏡様」という絶対的存在による閉鎖社会で起こる恐るべき連続殺人だったのだ!ハードカバーオリジナル版で3度目の通読ですが、1、2度目は派手なトリックとどんでん返しにばかり気を取られていましたがこの「鴉」は「破滅を意図して創られた美しい構築美」の物語としても一級品だと感じました!これは、今更自分が言うまでもないことですが今後も読み継がれるべき不朽の名作だと思います!

▼以下、ネタバレ感想
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鴉 (幻冬舎文庫)
麻耶雄嵩 についてのレビュー
No.428:
(7pt)

白蟻の感想

小栗虫太郎の短編集。収録作では、「完全犯罪」が良かった。


白蟻 (現代教養文庫 887 小栗虫太郎傑作選 2)
小栗虫太郎白蟻 についてのレビュー
No.427:
(6pt)

世界でいちばん醜い子供 Hymn For The Childrenの感想

純菜シリーズ第6弾!久し振りに純菜の一人称で語られる物語。人気ロック歌手との出会いとあの事件の真相!
世界でいちばん醜い子供 (講談社ノベルス)
No.426: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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びっくり館の殺人の感想

子供のためのミステリーランドから出た館シリーズ第8作!前作ほどの衝撃はないものの、幻想的な雰囲気はやはり館シリーズそのもの!終わり方も余韻が残って、良かったです!
びっくり館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人びっくり館の殺人 についてのレビュー
No.425:
(6pt)

最初に探偵が死んだの感想

タイトルに惹かれて一読。予想とは違ったものの、SF的設定で面白く読めた。殺された探偵、笛木日出男のキャラも良し。
最初に探偵が死んだ (実業之日本社文庫)
蒼井上鷹最初に探偵が死んだ についてのレビュー