(短編小説)

盗まれた手紙



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初公開日(参考)1954年01月
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短編小説

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盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)

1989年03月01日 盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.33pt

盗まれた手紙の総合評価:8.00/10点レビュー 7件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

人の死なない推理小説の始祖?

デュパンシリーズ3作目にして最後の事件は殺人事件ではなく、行方の消えた手紙を推理で見つけ出すという
いわば元祖「人が死なない推理小説」でしょうか。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:
(5pt)

ショートショートです

ポーは原点です。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:
(7pt)

盗まれた手紙の感想

デュパンもの最後の短編にして乱歩も絶賛する単純にして盲点をつくトリックが炸裂する短篇推理のお手本的佳作!

ジャム
RXFFIEA1
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未読の方はご注意ください

No.4:
(5pt)

名作ぞろい

ボルヘスによる「序文」として、ポー作品の特徴について解説されていて、良き参考となります。
 感想をごく簡単にご紹介します。
「盗まれた手紙」
  「モルグ街の殺人」「マリー・ロジェの謎」に続き、デュパンが登場する推理シリーズの三作目で、最も完成度が高いとされている。
  途中、数学やらなにやら理屈っぽい話がはさまれますが、お気になさらずに。
「瓶の中の手記」
  荒れ狂う海の描写が凄まじい。
「ヴァルドマル氏の病症の真相」
  死ぬ間際の人間に催眠術をかけると、死んでいるはずなのに死んでいることに気づかない。そして催眠術を解くと。そのラストが怖ろしい。
「群衆の人」
  ホテルの窓辺に座って人間観察をしていると、あるみすぼらしい老人に興味を惹かれ尾行をする。その老人の悍ましい本質とは。
「落とし穴と振り子」
  異端審問で死刑判決を受けた男が体験したこの世の地獄。多くの映画作品として翻案されています。
盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)Amazon書評・レビュー:盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)より
4336025665
No.3:
(5pt)

この本はデュパン全集です。

現在の岩波文庫版『黒猫 モルグ街の殺人事件 他5編』は、かって『黒猫 他3編』『モルグ街の殺人事件 盗まれた手紙 他1編』という2冊の本だったのです。この版に入っているのは、「モルグ街の殺人事件」「マリ・ロジェエの迷宮事件」「盗まれた手紙」。つまり、この本は、デュパンもののミステリ全3編だけを収録した1冊なのです。3編ともいろいろな本で、いろいろな訳で読めますが、それでも、本格ミステリのファンなら、持っていたい1冊だと思います。
モルグ街の殺人事件・盗まれた手紙―他一篇 (1954年) (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モルグ街の殺人事件・盗まれた手紙―他一篇 (1954年) (岩波文庫)より
B000JB7P6W
No.2:
(5pt)

常軌を逸して異常かつグロテスク

ボルヘスの編んだ世界文学全集の一巻で、短篇5作品を収める。
 推理小説「盗まれた手紙」以外の4作品は悪夢的な幻想短篇で、どれも凄いレベルを示している。
 
 「瓶の中の手記」。
 偶然に幽霊船(フライングダッチマンか)に乗り込んでしまった男の、南極洋で大渦に引き込まれていく恐怖がドラマチックに描かれる。
 「ヴァルドマル氏の病症の真相」。
 臨終の人間に催眠術を施したらどうなるか・・・ アイディア自体が普通ではないが、結果はまさに常軌を逸して異常かつグロテスクな様相を呈する。
 刃をつけた巨大振り子が揺れながらじりじり近づいてくる有名なホラー、「落とし穴と振り子」。何度も映像化されているが、文章で読むと悪寒を感じるほどの恐怖譚だ。

 しかし、このプロットには矛盾があるのではないか。
 異端審問で死刑を宣告されれば、文中でも書かれているように火刑になるのが一般的。大衆に恐怖を与えるには公開処刑する必要がある。死刑囚をどれほど恐ろしい目に合わせても、密室では意味がない。
 その点で、密室で極限の恐怖を味あわせるこのプロットには無理がある。本来なら、異端審問する側に「それ」を見て悦ぶマッドなサディストがいるべきだったが、その設定がないのが惜しまれる。(ちらりとそれらしい描写があるが、明確ではない)

 最後の「群衆の人」は趣向が違ってホラーではなく、ロンドンを舞台に、人間の欲望、悪徳を象徴するような人物が街をうろつくという、象徴詩に近い散文で、とても良い出来と思った。
 有名な「盗まれた手紙」は、これを読んで、ポー ~ 乱歩 ~ 風太郎という推理作家に共通するのは理系の感性だなと感じた。理系的な論理への偏愛が推理すること自体に悦びを見出すのだろう。
盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)Amazon書評・レビュー:盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)より
4336025665
No.1:
(5pt)

太平の眠りを覚ます、ふたつの小説。

「モルグ街の殺人事件」は、驚愕の真相に舌を巻き、
「盗まれた手紙」では、人の心の盲点をついた真相に驚かされました。

作家の江戸川乱歩氏が、
本作品の作者、エドガー・アラン・ポーに敬意を払って、
自分のペンネームを考案したのも頷ける話ですね。

日本が「太平の眠り」(黒船来航前)をむさぼっていた頃に、
このような傑作小説が描かれていたことに、驚きを隠し得ません。
モルグ街の殺人事件・盗まれた手紙―他一篇 (1954年) (岩波文庫)Amazon書評・レビュー:モルグ街の殺人事件・盗まれた手紙―他一篇 (1954年) (岩波文庫)より
B000JB7P6W



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