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なおひろ さんのレビュー一覧
なおひろさんのページへレビュー数54件
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久しぶりの有川作品は、やはり苦手な感じ。ラブストーリーと少年の成長物語にサスペンスを少し振りかけた世界には、優しくて暖かい人達が溢れていました。残念ながら全てが上手くは行かないけれど、それが人生なんだろうなぁ。で、こんなに良い話なのに、何故気持ち良くなれないのか?を考えて見た。おそらく作者のドヤ顔が透けて見えるから。良い人達でしょ?哀しい過去でしょ?泣けるでしょ?って突き付けられている様に感じる。その押しつけがましさが私には合わないのだと思う。でもね、ラストシーンで泣きそうになった。結局今回も私の負けか。
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著者初読み。ブラウン神父より本作を先に読んだのですが、正直合わなかったですね。新訳版なのに非常に読み辛く、これは原文自体が私には難しいのでしょう。各エピソードの内容は面白いとは思いますので、「逆説」が好きな方は是非どうぞ。んー、ブラウン神父読む気が無くなりそうだぜ!!(笑)。
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著者初読み。今年の1冊目読了。自衛隊によるクーデター計画、ブルートレインジャック、と昭和53年の作品ですから流石に時代の違いを感じる設定です。中途半端に古いけど時代劇でも無いしなぁ。出だしは秀逸で、序盤はすっかり引き込まれました。途中から何か流れがおかしいと思ったら、サスペンスアクションでは無くポリティカルサスペンスの作品だったんですね。それなりに面白く読めましたが、登場時格好良かった主人公が段々腑抜けになって行くのが残念。凄く真面目に誠実に書かれていました、作者の人柄が偲ばれます。んー?変な感想。
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二十数年振りの再読。本作はクローズドサークルでは無く、前三作とは違うテイストの作品。ずっとシリーズを読んでいる人と、本作のみ読んだ人では評価が違うんじゃないかな?。序盤からあからさまに怪しい人物が居り、それが犯人かどうかを確かめる様に読み進めました。大まかな真相は途中で気付きましたが、正直好みの作品では無かったですね。これを館シリーズとして出して欲しく無い、と思う反面、そうで有るからこそ成立するトリック、とも言え、飲み込む度量を試されてるのかも。そう言う意味では、私の許容範囲では受け入れられなかったなあ。
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著者初読み。残念ながら超辛口になります。ご支持されてる方すみません。作中方言で話されるのですが、全く何を言っているのか分からない。それでまず乗れませんでした。3篇の主人公だけで無く、それに賛同する人、敵対する人誰一人と共感出来ず、何が面白いのか理解できないまま読了。読みかけた本は必ず読み終える、と言う自分のルールの為だけに頑張りましたが、辛い1か月でした。ただ、作者は非常に多彩な作品を書かれている様です。作者に対する私の評価は、他の作品も読んで見てからにしたいと思います。
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著者初読み。中盤まではあまりのつまらなさに、読了への義務感だけで耐えて読んでいました。終盤にかけては、感じていた違和感の正体が分かり、少し物語に気持ちが入って行きましたが、最後まで乗り切れずに終了。著者の評価は最近高いですが、やはり作品も選ばなければいけませんね。私は本作はおススメいたしません。
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著者の自伝的小説ですが、虚実の入り混じり具合は分かりません。デビューまで17年かかったのは本当な気がするが、奥さんは良く書き過ぎでは(笑)。小説や作家の実名が沢山出て来る所や、小説の書き方みたいな部分は興味深く読めました。ただ残念ながら、主人公に全く感情移入出来ず気持ち悪さが拭えなかった。昔一冊だけ著者の作品を読みましたが、当時の感想に「登場人物に感情移入出来なかった。着想は面白いので残念。」と書いてました。著者に対する評価は変わらなかった様です。当然ラストはデビューで終わるんで、読後感は良かったですが。
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盲目の主人公による一人称ハードボイルド、この設定に惹かれて読んで見る事にしました。自分には全く合わないと言う残念な結果。ハードボイルドの主人公は、タフでクール、頭の回転が良く皮肉屋で、会話はユーモアに富んでいる。大体そんなイメージがあるので、主人公に感情移入出来ないこの作品は楽しめ無かったです。672ページか、、、。辛かった。
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著者初読み。上巻はほぼ証言と手紙だけで構成されており、読み易いがつかみ所が無かった。下巻のどんでん返しへの振りだと思ったので、どうなるのか楽しみにしていたのですが。全体を通して、30年前の事件についての話なので、危機感や緊張感が感じられない。また、登場人物に魅力を感じず、証言(自白?)を迫るばかりの展開が退屈でした。とは言え、隠されていた真相は結構ビックリしましたし、読み易かったんで、5点位でしょうかね。
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著者の作品は初めてでしたが、主人公に感情移入出来ず評価は低くなりました。少女マンガ風なのかな?読まないのでイメージですが。著者の評価は、もう少し他の作品を読んでからにします。
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「読者全員が犯人」とは大きく出たもんです。どこの書店にも平積みなのは凄かったし、帯も目立ってましたね。しかし、残念ながらこのトリック?にはあまり共感出来ず、個人的な評価は低いです。超心理学の話にまず興味が無いので、何が言いたいのか非常に退屈。物語全体を覆う物悲しい雰囲気は、作中作のテイストに負うものでしょうが、それもあまり好みでは無かったです。期待の作家さんなんで、なんか悔しい。
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太平洋戦争について考える切っ掛けとなる点にのみ意味のある作品。祖父の話を聞きたいと言っているのに、大半は直接関係ない自分自身の話と、戦後分かった当時の隠されていた状況を延々と語る老人たちには少々辟易する。また、聞いて回っている主人公とその姉の存在感が薄く、キャラクターとしての魅力を感じ無い。ご都合主義に過ぎ、祖父の生涯を順に辿れる様に戦友と出会える構成も不自然で、読んでいて冷めて来る。元ネタになったノンフィクションの焼き直しなのでしょうか?
と言う訳で小説としては面白く無かったのですが、太平洋戦争や特攻について少々の知識が付いた点は良かった。しかし、なぜこんなに売れたのか、なぜみんな泣けるのか、それは私には分からなかった。 |
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未解決の連続殺傷事件。その謎を解明するべく、作家や犯罪専門家達が集まって推理合戦を繰り広げる。その過程を楽しむ作品です。
事件の詳細な内容を警察官が外部に漏らしている段階で、今作はリアリティを拒否しています。また、唯一生き残った被害者が、狙われた動機が知りたい、と言うのですが、犯人が消えている以上明快な答えも難しい。結局、途中の推理は突飛すぎて納得できないから、長いだけで退屈。少しづつ事実を小出しにする事で展開を作っていますが、好みの問題か面白く無かったですね。 そして衝撃の真実。完全に蛇足の最終章。馬鹿馬鹿しい本が読みたい、時間のある方におススメです。 |
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ビッグ4とは国際犯罪組織だそうですが、何とものんびりした展開です。終盤多少盛り上がりますが、やはりポアロには本格推理が似合います。詰まらなくて、読むのに随分時間がかかりました。
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シリーズ3作目という感じですね。まず読者がキャラクターの設定、関係を知っている事が前提となっています。その人物が最もやりそうに無い事をやればどうなるか?それがやりたかっただけでしょう。
肝心の事件の内容は、悪くはないですが結構あっさりしており、前作にははるかに及びません。少し残念でしたので、次作に期待したいと思います。 |
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ジャンルとしては警察小説でサスペンス小説なのですが、かなり変わった雰囲気になっています。登場人物の名前表記がすべてカタカナであったり、場所も架空の都市で、時代も現在か近未来か曖昧な感じです。ただ、警察組織やその中の人間関係は多少リアルで、起きた事件も突飛ながら分からなくも無い内容であります。
個人的にはそのあたりのバランスの悪さに馴染めず、面白くありませんでした。せっかくサスペンスなのに、リアリティの無い設定のせいで、恐怖も悲しみも何も迫って来ませんでした。 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作で、文章は割と読み易いです。この世界観を作り出した想像力や構成力は才能でしょうが、オススメはしません。変な話が読みたい方は試してみて下さい。 |
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傭兵達が命を懸けた争いをする(それも日本のとある施設で)、という強引な設定に戸惑いました。ただ、その違和感を感じさせない様に、この世界の中でのリアリティや緊張感は描けていると思いました。30年ほど前の作品ですが、あまり時代は関係ないストーリーです。ガチガチのハードボイルドとは言えないですね、文体とか三人称の視点からみて。スカッと軽いバイオレンスアクションが読みたい方にオススメします。
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