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タッキー さんのレビュー一覧
タッキーさんのページへレビュー数230件
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明治時代が舞台の本格色の濃いミステリー。黒龍荘という屋敷で殺人事件が発生。探偵の月輪が警察と協力しながら、捜査にあたりますが、虚しくも次々に殺人事件が発生してしまうというお決まりの展開。月輪もっとしっかり推理しろよ、とか、谷超警視そんなしょっちゅう本庁に帰らんと現場で捜査しろよとかいろいろ突っ込みたくなりますが、トリックはまさかのトリックで大胆ですし、時代設定もよく、すごく雰囲気のあるミステリーでした。
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まるで玉手箱!次はどんなパターンで、騙してくるれるのか!これが16パターンもありますので、堪能できます!直球、チェンジアップ、フォーク、シュート、まるでなんでもありの投手に翻弄された感じのストーリー。特に第3話。ストーリーもさることながら、警官と思っていた人が実はあの御仁だったとは。ファンにはたまらない一作。とにかく次の作品はどうやって楽しませてくれるのかのワクワク感がたまらない一作でした。
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今回はある程度、犯人は予想がついていながらのスタート。それだけに捜査班が、どうして教会に誰か見張りをつけていないのかなどなど、その動きがもどかしかったです。でも内容は面白く、先を知りたいので、一気読み。次はどんな展開になるのか更に期待が高まります。
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胸が熱くなるストーリーです。暴力団の上前をはねる悪徳刑事の大上。その下に配属される新人刑事の日岡。テーマが暴力団ということで、序盤から中盤にかけてはイマイチかなぁと思っていたのですが、中盤から俄然面白くなります。暴力団同士の抗争を止めるべく、奔走する大上と日岡のコンビ。そして意外な大上の過去のエピソード。そして日岡にも意外な側面が。更にはプロローグから繋がるエピローグには見事にやられました!ヤクザも悪徳刑事も共に人間味溢れた素晴らしい柚木さんの作品でした!
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比奈子の実家から始まったり、まさかの前々作の犯人も出てきたりと、出だしからいつもと違う展開に期待感が高まります。ラストまで一気に読ませるスピード感は安定の面白さ。そしてまさかのラスト。早く次を読まないと!
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シリーズ第4弾。シリーズものらしく、作を重ねるにつれてアジが出て面白くなっています。残酷な殺人にもかかわらず、どこか憎めない犯人。今回も意外な犯人にたどり着きます。エピローグの原島とのエピソードも胸を打ち、そしてラストでは次の事件の予感が。ますますこのシリーズ目が離せません。
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世界最初の長編密室ミステリーということに惹かれて読んでみました。ストーリー性が希薄で、よく言えばあまり考えずにさらっと読めると言えばそうなのですが。犯人の動機がイマイチよく分からず。それだけに犯人も意外と言えば意外で、トリックも今の小説ではまず使われないトリックでこれも意外と言えば意外。古いからこそ、ある種新鮮と言えなくもなかったというところです。
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山奥の鬼面村で発生する奇怪な殺人事件に黒星警部と作家の虹子が挑むというもの。軽快なテンポでストーリーが進みます。消えた家や消えた死体や密室の謎と盛りだくさんでしたが、トリックはウーン。ただ、それらの個々の謎解きよりも実はもっと大きなトリックが!しかし、黒星警部、解決までどんだけ気絶すんねん。また、虹子も可愛らしく描かれており、シリーズもののようなので楽しみです。
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演劇の舞台で起きる殺人。なぜか犯人は鳥籠のカナリアを開放しており、凶器のメスの柄には家バエがしつこくたかる、というシチュエーションから犯人を推理するという本格物。以前読んだ『逃げる幻』がイマイチで敬遠していましたが、今回の作品はまずまず。また、他の作品も読んでみます!
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佐方検事の職務に対するひたむきさとその周りの方の仕事に対する生真面目さが心地よい作品!『心を掬う』は『手紙には人の心が詰まっている。郵便職員は心を扱っている』ここにプロ意識の高さを感じます。メイン作品では、痴漢をテーマに、どこまで話の広がりを見せるのか疑問でしたが、いい意味で予想外の展開。警察の執念の捜査で絶対有罪かと思いきや、二転三転の展開。更にこのシリーズは米崎という場所にも惹かれます。美味しそうなお店、お酒と土地柄、この辺りの描写も情緒があっていいなぁと思い、やはり大好きなシリーズです。
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シリーズ第2弾。構えることなく、軽く読めるのがいいところ。ただ、脳科学捜査官といいながら、脳科学を使って犯人を追い詰める訳でもないのが残念なところです。また、ストーリーがやや淡白で、最後に犯人が分かっても、それ誰やったっけ?って思うくらい、印象に残ってなく。まぁキャラも確立してきていますので、次作に期待というところでしょうか。
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以前読んだ『天使のまなざし』が良かったので、この作家の他の作品を読もうと思って読みましたが、期待どおりの面白さ。強盗殺人の『濡れ衣』でもありませんが、濡れ衣を着せられた主人公が、騙した者が誰かを突き止めようとするというストーリー。途中からは大体想像はつきますが、読みやすくて面白くて、終盤は一気読み。ネット社会で簡単に違法なことに手を染めてしまえる怖さを感じました。
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一冊で二度楽しめるというのもありますが、海外ミステリーの楽しさと面白さが凝縮された一冊に思いました。登場人物が出てくるごとに怪しげに見えてきて、誰を犯人にしてもおかしくなく、それでいて犯人が提示されると、ある程度の納得感もあり。強いて言えば、アラン殺害の動機がちょっとどうかなぁ、いろいろ怪しく見せた割にはややあっけなさを感じたくらい。訳も読みやすくて良かったです!あとは作中作とこちら側のストーリーのシンクロ感もうまく考えてるなぁと感心しました。
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『リベルタスの寓話』を前編と後編に分けて、間に『クロアチア人の手』を挟む中編2作。『クロアチア人の手』の方はなかなかトリックとしては面白かったのですが、ほんまにそんなトリックできんのか?とやや疑問に感じてしまいました。一方、『リベルタスの寓話』は、最初の寓話は面白かったのですが、そもそも前編と後編に分ける意味が分からず、内容もなんか仮想通貨や何やらも絡み、1章ごとに結構話も飛びぃで、正直ようわかりませんでした。
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栗本さんのミステリーを読むのは初めて。取材で訪れた人里離れた村で次々と起こる殺人。そして最後の方には読者への挑戦状も!こういう設定はミステリーファンならワクワクすると思いますが、本作はまさにそれ。個人的な感想は、一人ひとりのキャラクターの深掘りが浅く、良くも悪くも2時間ドラマだったという印象。そのため、せっかくの雰囲気とトリックが損をしている気がしました。でもすごく読みやすく、楽しめた一冊だったと思います。
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シリーズ完結!今回の舞台は大坂。言葉とか地名とか、なんかやっぱり良かったです。また、悪い奴を『仕掛け』を使って懲らしめる手際は相変わらず鮮やか。最後の話はシリーズのオールスター版。ちょっと切なく、その余韻もええ感じでした。
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シリーズ3冊目。正直チャットや掲示板やらの詳細は分かりませんでしたが、面白かったです。シリーズも3作目となれば、キャラも確立し、また比奈子も成長しぃで、それだけでも楽しめます。前作で出てきた太鼓屋さんが出てくるのもニタリ^_^更に今回は、三木さんとその彼女が大活躍!でこちらもニタリ^_^ますます次作が楽しみです^_^
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読メのお気に入りの方の感想を読んで読んでみたいと思ったミステリー。ミステリーといえば殺人、そして刑事あるいは探偵、ですが、これは日常のちょっとした事件を起点にした非常に心に優しく温かいミステリーでした。7つの短編ですが、最後にはこれらがつながります。まぁよくある手法とは思いますが、この手の展開は大好きです^_^。なんとなく落ち着ける感じの読後感でした!
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6つの短編集。今邑さんの作品は今まで、貴島刑事シリーズしか読んでませんでしたが、今作もサクッと読めて、秀逸なストーリーです。ジワジワとクライマックスに向かいつつ、最後の最後で、そうきたか!というオチをつけたいくつかの作品が印象的で、女性のコワサを印象付けられました。表題作は、本題のストーリー自体もさることながら、面白いのはその前提となる設定の方。いろんなバリエーションで楽しめた短編集でした。^ - ^
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面白くない訳ではありませんが、先日読んだ『スロウハイツの神様』と、どうしても比べてしまい、長さの割には終盤の迫力に欠けるかなぁという印象でした。どうしても設定が設定だけにファンタジー色と現実との境目がボヤけてしまい、どっちつかずになっている感があり、そこが残念だったかなぁと思います。でも高校生が煙草をスパスパ吸うのがイヤと思っていましたが、そう来るとは!?この辺のもっていきかたは流石です。
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