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タッキー さんのレビュー一覧
タッキーさんのページへレビュー数230件
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ひょっとするとこの一冊が、かつて読み残していたクイーン作品の最後の一冊かも!?ブックオフで見つけて購入!最近日本のミステリーや読み易い訳に慣れすぎたからか、こんなに昔の訳って読みにくかったとは。とにかく直訳、直訳。それどういう意味やねん!って突っ込みたくなりまくり!また、同じことを指しているのに、いろいろな呼び方をするので、それ何?誰?ってなる、なる。うーん、せっかくいいミステリーなのにもったいない。内容はクイーンは短編の名手でもあると思わせる内容。すごく論理的で面白かったです!
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30冊以上という積読本地獄から解放され(どうせすぐまた貯まるのでしょうが)、ようやく新しい本が買えるようになり、遂に購入!私の大好きな本『七つの海を照らす星』などの作者の著作ということで、どうしても読みたかった一冊!その内容は?残念ながら、完全に外しました。正直、最後まで読むのが苦痛。久々にしんどい読書でした。この作者お得意?のアナグラムが炸裂。それはいいのですが、内容が内容だけに、またそれかぁ、と思ってしまい、だいぶゲンナリ。せっかく他の作品がいいだけに、そのギャップに耐えられませんでした。
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感動の最終巻。これで終わらせるのは本当にもったいないくらいの世界観とキャラクターです。どうして人は自分と違うところを見つけて争うのか、違いという個性を大事にしないといけないという強烈なメッセージが、魔導士や師弟関係、友情を通じて伝わってくる話でした。また、全巻それぞれ主役が変わるのも飽きさせなくてすごく良かったです。これだけ広がった世界観なので、是非ぜひ更なる続編を期待したいと思いました。いい小説に出会えて幸せです^_^
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ハードボイルドの定義がいまいち分かっていませんが、ハードボイルドの探偵もの、ということらしいです。どことなく影があり、暴力団とも付き合い?があり、警察にもそれなりにコネがあり、タバコをふかしながら推理し、足で稼ぎという探偵が主人公。ゲームの神宮寺三郎を思い浮かべればピッタリ!さて中身は、登場人物が多く、最近痴呆症気味の私にはややこしかったです。が、読みやすくて何ともいえない魅力があったのも事実。次作を読もうか悩むところです。
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5つの短編で構成される一風変わったミステリー。のっけから、エッ!そんなんありっ!?という連続。これをミステリーと呼んでいいのか?ある意味斬新。全てに動物。今度は騙されまいとしつつも、次のストーリーでも、きれいにだまされてしまいました。
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ちょっと長かったですが、まるで精神病患者が書いたかのような手記を、現実にあったことと指摘し、次々と解決していく御手洗の推理はお見事!
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地方と言っていいかどうかは分かりませんが、ある種閉鎖的な一地域で、友人、知人などが起こす犯罪を間近で体験する女性を視点にした短編集。さすがに女性の心理描写が巧みで、一方、男性に対してやや批判的で、自分勝手な男性がたくさん登場します。女性であれば、すごく共感できる作品に感じました。
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犯人は意外な人物。この辺りはディーヴァー作品を彷彿とさせます。でも、全体的にイメージがしにくく、理解するのに正直苦労しました。主人公と女性記者との今後が気になります。
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怒涛の16作品。最初から、ガツンときます!筋書きが何となくわかるどんでん返しもあれば、叙述ものあり、そう来るかというものもあり、実に楽しかったです。訳が何人かで分かれており、ディーヴァー作品はやはり池田さんの訳が読みやすくてスッと入ってきました。
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辻村さんの作品にしては、捻りがなく、ちょっと残念な印象。第1章では、みずほが母親を殺して逃亡する幼馴染みを、友人たちを当たって話を聞きながら捜索します。第2章では、逆に殺人を犯したチエミの視点で描かれます。終わりも、えっ、これでおわり?といった感じで終了。まあ女性同士の友情の物語として読めば、それなりの作品なのでしょうが、ちょっと合わなかったです。
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まるで西澤ミステリーを彷彿とさせる奇想天外なミステリー。スタートは1970年。4人の若者が一人の男性を誤って轢き殺し、持っていたお金を奪い、裸にして遺棄するという事件がきっかけ。以降、4人は10年ごとに再会。しかしその都度、死んだはずの男性がなぜか4人の目の前に現れることに。これはどういうことか?謎に惹きつけられます。最終章の2000年で種が明かされますが、そう来るか!という内容。ちょっとしっくりいかない点もありましたが、面白かったです。
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10万ドルの大金を運ぶことになったために、そのお金を狙おうと、同乗した乗船客から追われる羽目に!奇しくもそのお金を巡って殺人事件も発生。このミステリーの鍵は手記。最初から一人称視点で書かれる手記は誰が書いているか分からないために興味がそそられます。その後、誰が書いているかが明かされ、そこから終盤にはサスペンスあり、意外な犯人の指摘と、飽きさせられることのない話でした。大金にはみんな目が眩みます。
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遂に終了。比奈子が八王子に配属されてから、おそらく数年間の話なのに、間に死神博士、ガンさんのスピンオフが入っているため、まるで30年にわたるドラマを見ていたようでした。こういうスピンオフの使い方は面白いと思います。比奈子も無事卒業ということで、最初から見てきたものにとっては感無量。厚田班の面々に幸あれ!
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今作でも辻村ワールド満開。特に、最終章のひっくり返し方はお見事!全く予想していなかった展開で驚き!なんで友春が河野をこんなにいじってめていたのか、とか、最終章を読めばそれまでの違和感がスッキリ。最後も爽やかな終わり方で読後感も良かったです。
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タイトル通り、かの有名な切り裂きジャック事件を扱ったミステリー。100年前の同事件をなぞるようにして、発生する事件。現在の事件よりも100年前の事件のストーリーの方が良くて、作者の事件に対する独自の解釈を興味深く読みました。一方、現在の事件は結論を100年前の事件と同じにしようと、そのこじつけ感が強く、結論も唐突で、ちょっと?マークが個人的にはたくさん出ました。最後に登場する日本人は御手洗!?
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フランスミステリー。表題作は殺人の罪を犯しながら、時効寸前で決定的な証拠が発見され、それを入手した者が、犯人と被害者の母親に、証拠の存在を告げ、高い額を提示した方に売るというストーリー。先がすごく気になる展開で面白かったです。まぁ犯人が誰かはだいたい予想はつくのですが。そしてもう一作の『連鎖反応』は結婚を前に浮気相手が妊娠。浮気相手から養育費の支払いを求められた男性の選択は?どちらも雰囲気のある良質なミステリーでした!結末はそうくるか!という感じでした。
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いやぁお見事!面白かったです。幼女殺害事件。犯人、刑事、母親のそれぞれの視点で物語が進行、犯人の名前は最初から分かっているのですが。終盤からは驚きの連続。最後の最後までどういうことか分からず、楽しめました!久々にもう一回、事実を知ったからこそ、読み直したいと思わせる作品でした。
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タイトルに惹かれて購入!『幽霊の2/3』というのは作中に出てくるゲームの名前。内容的には可もなく不可もなくといったところですが、良くも悪くも、古き良き、懐かしさを感じる本格ミステリーでした。また、新訳ということで、何よりも読みやすくて良かったです!古典ミステリーが好きな方にはオススメです⭐️
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今度の西澤ミステリーはテレポーテーション!相変わらず独創的で奇天烈なミステリーを堪能させていただきました。ある場所へテレポーテーションすると、テレポーテーション先にある物一つが、代わりに元いた場所にテレポートしてしまうというトリックを使ったミステリー。テレポーテーションの際の表現が『ヴン!』『ヴァ!』なんか笑えます(^.^)まあまあ楽しめました。
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平成8年の作品。この作品では本部と刑事のやりとりはポケベル。もう少し前に遡り、クイーンやクリスティが作品を生み出した本格ミステリー黄金期はポケベルさえない時代。カーナビを含め、その時々の技術が作品の在り方に、影響を与えているのを読んでいて痛感しました。さてこの作品は直木賞受賞作ということですが、正直最後まで一本調子。でもこの作品の魅力は女刑事の孤高さと同じく孤高の存在、オオカミ犬との言葉のない心の交流にあります。それも、作者の卓越した心理描写があってのもの。切なくて心温まるストーリーでした。
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