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タッキー さんのレビュー一覧
タッキーさんのページへレビュー数99件
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ひょっとするとこの一冊が、かつて読み残していたクイーン作品の最後の一冊かも!?ブックオフで見つけて購入!最近日本のミステリーや読み易い訳に慣れすぎたからか、こんなに昔の訳って読みにくかったとは。とにかく直訳、直訳。それどういう意味やねん!って突っ込みたくなりまくり!また、同じことを指しているのに、いろいろな呼び方をするので、それ何?誰?ってなる、なる。うーん、せっかくいいミステリーなのにもったいない。内容はクイーンは短編の名手でもあると思わせる内容。すごく論理的で面白かったです!
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5つの短編で構成される一風変わったミステリー。のっけから、エッ!そんなんありっ!?という連続。これをミステリーと呼んでいいのか?ある意味斬新。全てに動物。今度は騙されまいとしつつも、次のストーリーでも、きれいにだまされてしまいました。
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怒涛の16作品。最初から、ガツンときます!筋書きが何となくわかるどんでん返しもあれば、叙述ものあり、そう来るかというものもあり、実に楽しかったです。訳が何人かで分かれており、ディーヴァー作品はやはり池田さんの訳が読みやすくてスッと入ってきました。
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まるで西澤ミステリーを彷彿とさせる奇想天外なミステリー。スタートは1970年。4人の若者が一人の男性を誤って轢き殺し、持っていたお金を奪い、裸にして遺棄するという事件がきっかけ。以降、4人は10年ごとに再会。しかしその都度、死んだはずの男性がなぜか4人の目の前に現れることに。これはどういうことか?謎に惹きつけられます。最終章の2000年で種が明かされますが、そう来るか!という内容。ちょっとしっくりいかない点もありましたが、面白かったです。
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フランスミステリー。表題作は殺人の罪を犯しながら、時効寸前で決定的な証拠が発見され、それを入手した者が、犯人と被害者の母親に、証拠の存在を告げ、高い額を提示した方に売るというストーリー。先がすごく気になる展開で面白かったです。まぁ犯人が誰かはだいたい予想はつくのですが。そしてもう一作の『連鎖反応』は結婚を前に浮気相手が妊娠。浮気相手から養育費の支払いを求められた男性の選択は?どちらも雰囲気のある良質なミステリーでした!結末はそうくるか!という感じでした。
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タイトルに惹かれて購入!『幽霊の2/3』というのは作中に出てくるゲームの名前。内容的には可もなく不可もなくといったところですが、良くも悪くも、古き良き、懐かしさを感じる本格ミステリーでした。また、新訳ということで、何よりも読みやすくて良かったです!古典ミステリーが好きな方にはオススメです⭐️
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今度の西澤ミステリーはテレポーテーション!相変わらず独創的で奇天烈なミステリーを堪能させていただきました。ある場所へテレポーテーションすると、テレポーテーション先にある物一つが、代わりに元いた場所にテレポートしてしまうというトリックを使ったミステリー。テレポーテーションの際の表現が『ヴン!』『ヴァ!』なんか笑えます(^.^)まあまあ楽しめました。
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平成8年の作品。この作品では本部と刑事のやりとりはポケベル。もう少し前に遡り、クイーンやクリスティが作品を生み出した本格ミステリー黄金期はポケベルさえない時代。カーナビを含め、その時々の技術が作品の在り方に、影響を与えているのを読んでいて痛感しました。さてこの作品は直木賞受賞作ということですが、正直最後まで一本調子。でもこの作品の魅力は女刑事の孤高さと同じく孤高の存在、オオカミ犬との言葉のない心の交流にあります。それも、作者の卓越した心理描写があってのもの。切なくて心温まるストーリーでした。
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ピアノの調律師という仕事をしている女性が主人公。調律師という仕事に馴染みがなく、へえーそんな仕事あるんやと思いました。ストーリーは終盤になってまさかの展開。主人公の伯母と母親、見方によって、全く印象が変わりました。人間って怖いです。
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9つの短編集。『バッド・チューニング』3人組のアーティストとそのプロデューサーのお話では、短編ながら、練られた伏線と最終盤のその回収がお見事!『遅れてきた年賀状』は極めてシンプルではあるものの、これ自分にされたらめっちゃ怖いやんっていう話。どれも比較的シンプルで、ある程度予測をつけながら読めますので、安心感があります。また、少し昔に書かれたものなので、車にカーナビがなかったり、メールでなくFAXだったりと、読んでいて変に昔が懐かしくなりました。
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本編の『COPY』から遡ること30年前の話。『COPY』を読んだ後なので、結末はどうなるか分かってはいましたが、事件という意味では消化不良。ただ、本編を読んでいれば、ガンさんと妙子のなんとも言えない会話が魅力的に思いました。次は本編に戻って最終巻。いろいろな意味でどんな結末が待っているのか楽しみです!
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前半は主人公で詐欺に加担することとなる文絵のパートと、事件を追う刑事のパートが交互になっていて、文絵パートは事件が起こるまでの経緯、刑事パートでは捜査の過程が書かれ、異なる時間軸が交互に出てくるあたりが、倒叙モノになっていました。後半からは遂に文絵に辿り着いた刑事の視点のみに収斂し、ここからは純粋に刑事もの。とはいえそこは柚月作品で、いろいろ驚く仕掛けがなされており、また、犯人に迫っていく過程はスピード感もあり、一気に最後まで楽しめました。
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魔神の咆哮のような声が木霊す中、スコットランドのかの有名なネス湖で起きる残虐な連続殺人。頭と胴や手足が引きちぎられていろんな場所に置かれるという、占星術殺人事件を彷彿させる内容。酔っ払いの視点で語られる本書は御手洗シリーズでも少し異色的。中盤以降は俄然面白くなり、かつてこの村に住んでいた精神病患者の手記と事件との関連性、なかなか見えない犯人、魔神の咆哮の謎など最終盤で明かされる解決は流石のでき。意外な犯人にはスッカリ騙されました。解説にもあったとおり、御手洗ものの中でも確かに傑作と思いました。
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殺人を犯した許せない極悪人を福岡から東京まで警護するSP。その極悪人を殺した者には10億の賞金が支払われるという設定。当初5人のSPが極悪人の盾となり、4人、3人と減っていき、果たして東京までたどり着けるのか。10億に目が眩む人たち、極悪人でも警護せざるを得ないSPたちの心理が読んでいて面白かったです。ただ、タクシーの運転手可哀想でしたし、最期があっけなく、結末もハッピーエンドは無理でも、もう少しスッキリしてほしかったなーと思いました。
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主人公はドラえもん好きの女子高校生。その子を巡り、友だち、彼氏、親子などのいろいろな関係を見せながら、話は進んでいきますが、途中までどういう展開をしていく話なのか見えず。中盤からは別れた彼氏の暴走、母親との別れ、話すことができない少年との交流、友だちとの友情など、一気に読ませる展開に。最後まで著者のドラえもん愛に満ちた話でした。
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前作に続き、友人が貸してくれた一冊。今作では探偵一家のムスメが新たなキャラとして登場。新人刑事とは思えないキャラでした。内容は前作よりもシリアスな話。個人的には前作の方が好きかなぁと思います。でもまだまだ話は続くようですので、以降も期待です!
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これぞザ・ホラー!『リング』が呪いのビデオなら、こちらは呪いの本。本を自分が開けると、文字化けした文字が送られてきて、それを読むと目的地に設定され、更にスマホの行き先ナビが起動。何者かが自分に向かって近づいてくるというもの。この近づいてくる感がコワイ。怖いけど先が気になり、一気に読了してしまいました。映像化で見てみたい作品です。
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ある村の怪異を巡る話で、短編一つと中編一つ。先に登場する短編で謎を提示し、次の中編で、一つ前の年代に遡って謎を示して解決するパターン。やはり人里離れた村の怪異はコワイ!特に最初の話は、とある村に足を踏み入れてしまったがために、あるものからの視線につきまとわれ。そして、その謎が徐々に後編で明らかに。やはりこの構成だからこその怖さを感じました。怖かったです。さすが三津田ワールド!
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柚月さんの描く警察官は魅力的です。また、美味しそうな小料理屋が登場するのも柚月作品のいいところ。今作でも主人公はもちろん何人か魅力的な警察官と小料理屋が登場します。前半は若手の警察官。終盤にかけてはベテラン警察官。特に中盤以降、犯人に迫っていく展開はスピード感もあって惹きつけられる内容でした。そしてこれだけではないんだろうなぁと思っていた通りの最後の展開。でもちょっとスッキリとはいきませんでしたが。続編がありそうな感じで終わりましたが、是非期待したいところです。
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警視庁に異動した東海林の代わりに新人配属。また、今回の犯人逮捕シーンは、比奈子単独での突入ではなく、珍しく厚田班全員での突入。いろんな変化があった今作でした。新人の御子柴はこれから成長するのでしょうか。
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