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水生 さんのレビュー一覧
水生さんのページへレビュー数109件
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主人公の家族との関係、村社会の様な閉鎖的な街の雰囲気、タマナヒメの伝承と全体的に暗く不穏なムードが漂っている。最後のハルカのモノローグがそれを完全にとは言えないが打ち消している様に感じられた。
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超人的な身体能力と名探偵としての頭脳を持った犬頭という謎の男が魅力的でした(正体を明示しないまま終わるのもよかった)。ミステリの部分ももちろん堪能できました。それにしてもここまで力技で解決してしまう探偵も珍しい
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東川さんの新シリーズ。女探偵版烏賊川市シリーズっぽいかなと思ったらそれともまたテイストが違う。アリバイ崩しものが多め。「女探偵は眠らない」と「ひらつか七夕まつりの犯罪」が個人的ベストです。
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過去3作とは何かが違う雰囲気で始まり、終わってみれば見知らぬ土地にいたような何だかそんな気分になる。予想される展開に対して、そうならないでほしいという心境にさせられるのは、どちらかと言うとホラーに近い手法に感じられた。真相のショッキング度は今までの館シリーズNo.1だと思います。
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中編集かと思ったら1つの長編だった。「犯人当て」は完全排除・「偶然狙いの許容」という特殊な状況設定が面白かった。結末は…やたら誰の言動かを逐一説明するなと思ったら…予測できない超展開でした。
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麻耶雄嵩作品2作目。探偵が、推理や調査は全て使用人に任せて自分は指示を出すだけという、メルカトル並みかそれ以上に型破りな探偵。「雑事は使用人に任せておけば良い」と言うのか彼の理念ですが、じゃあ何が面白くてやってるんだというツッコミが頭の中で終始鳴り響いてましたが、設定としては面白かったです。個人的ベストは「トリッチ・トラッチ・ポルカ」と「春の声」です。ところでタイトルは「富豪刑事」からきてるのでしょうか。
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登場人物が誰一人自殺以外を疑わないという心理的なクローズドサークル(「場所」では無く「概念」から脱出出来ないという意味で)物。お前ら人良すぎだろとか人ん家で自殺すんなよとか突っ込みどころはあるが、ある意味本格ミステリのお約束を破っているのが面白かった。
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初読了のエラリー・クイーン国名シリーズ。読み終わるのに時間がかかってしまいましたが、読者への挑戦状以降の鮮やかな論理展開による解決は気持ちが良かったです。
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横溝正史短編集。現代であれば「日常の謎」と呼ばれていたのではないかと思える作品もあって面白かった。
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「見立て殺人」ならぬ「見立て日常の謎」といった感じか。仕掛ける方も婉曲すぎだし解く方も深読みしすぎだろとは思う。
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ドルリー・レーン4部作の3作目。起承転結の転と言う感じの急展開。X・Yから数年が立ち、女探偵ペイシェンス・サムが登場する。X・Yよりは地味な印象を受けるが後半のプロファイリングは鮮やかだった。
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恩田陸作品4年振り2冊目の読了。この話も全体に妖しい雰囲気が漂っている。余韻(悪く言えば違和感)を残す終わり方も恩田流。
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怪奇現象を論理的に収束させる綾辻ホラー。綾辻さんが冒頭で述べていた「仕掛け」に関しては、話の進み方がなんか変な感じがするなぁと思いながら気づけませんでした。目を背けたくなるようなグロテスクな文章も効果的。
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ジュブナイル作品だからだろうか、金田一耕介がとても行動的に映って新鮮だった。
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加賀恭一郎シリーズ初の読了。解決編が難解すぎて理解できなかったことを除けば、ガリレオシリーズよりこちらの方が好みかもしれない。
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真相はかなりショッキングであると同時に「やられた!」と思わせる。サイコミステリーにおける動機は、リアリティと異常さが同居しているほど恐ろしく感じる。
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今回は長女・綾子が主役の様な立ち位置で、その純粋さ・裏表の無さ(天然ボケな点も)等の魅力がクローズアップされていたように感じました。シリアスパートとそれを緩和するコメディーパーとのバランス感も良かったです。
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南条姉妹シリーズ3冊目の読了。南条家のやり取りが面白すぎて事件どころでは無い。しかしドタバタ劇をやりながらも最終的には解決してしまうので好きなシリーズです。
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石持浅海さんの定番の手法「ディスカッションのためのクローズドサークル」が採られている作品。犯人や被害者、そして関係者の考え方は、人情としては理解できるが倫理的には全面的に賛成しづらい物が多いように感じます。証拠隠滅の方法は水族館ならではだと思いました。
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有栖川有栖さん2作目ですがこんな幅広い作風(ユ-モアからホラー、感動系まで)を書かれているとは思いませんでした。
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