■スポンサードリンク


水生 さんのレビュー一覧

水生さんのページへ

レビュー数109

全109件 61~80 4/6ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.49:
(6pt)

リカーシブルの感想

主人公の家族との関係、村社会の様な閉鎖的な街の雰囲気、タマナヒメの伝承と全体的に暗く不穏なムードが漂っている。最後のハルカのモノローグがそれを完全にとは言えないが打ち消している様に感じられた。
リカーシブル (新潮文庫)
米澤穂信リカーシブル についてのレビュー
No.48:
(6pt)

問題物件の感想

超人的な身体能力と名探偵としての頭脳を持った犬頭という謎の男が魅力的でした(正体を明示しないまま終わるのもよかった)。ミステリの部分ももちろん堪能できました。それにしてもここまで力技で解決してしまう探偵も珍しい
問題物件
大倉崇裕問題物件 についてのレビュー
No.47:
(6pt)

ライオンの棲む街 平塚おんな探偵の事件簿1の感想

東川さんの新シリーズ。女探偵版烏賊川市シリーズっぽいかなと思ったらそれともまたテイストが違う。アリバイ崩しものが多め。「女探偵は眠らない」と「ひらつか七夕まつりの犯罪」が個人的ベストです。
ライオンの棲む街  平塚おんな探偵の事件簿1 (祥伝社文庫)
No.46: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

人形館の殺人の感想

過去3作とは何かが違う雰囲気で始まり、終わってみれば見知らぬ土地にいたような何だかそんな気分になる。予想される展開に対して、そうならないでほしいという心境にさせられるのは、どちらかと言うとホラーに近い手法に感じられた。真相のショッキング度は今までの館シリーズNo.1だと思います。
人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫 あ 52-21)
綾辻行人人形館の殺人 についてのレビュー
No.45:
(6pt)

密室殺人ゲーム・マニアックスの感想

中編集かと思ったら1つの長編だった。「犯人当て」は完全排除・「偶然狙いの許容」という特殊な状況設定が面白かった。結末は…やたら誰の言動かを逐一説明するなと思ったら…予測できない超展開でした。
密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫)
歌野晶午密室殺人ゲーム・マニアックス についてのレビュー
No.44:
(6pt)

貴族探偵の感想

麻耶雄嵩作品2作目。探偵が、推理や調査は全て使用人に任せて自分は指示を出すだけという、メルカトル並みかそれ以上に型破りな探偵。「雑事は使用人に任せておけば良い」と言うのか彼の理念ですが、じゃあ何が面白くてやってるんだというツッコミが頭の中で終始鳴り響いてましたが、設定としては面白かったです。個人的ベストは「トリッチ・トラッチ・ポルカ」と「春の声」です。ところでタイトルは「富豪刑事」からきてるのでしょうか。
貴族探偵 (集英社文庫)
麻耶雄嵩貴族探偵 についてのレビュー
No.43:
(6pt)

セリヌンティウスの舟の感想

登場人物が誰一人自殺以外を疑わないという心理的なクローズドサークル(「場所」では無く「概念」から脱出出来ないという意味で)物。お前ら人良すぎだろとか人ん家で自殺すんなよとか突っ込みどころはあるが、ある意味本格ミステリのお約束を破っているのが面白かった。
セリヌンティウスの舟 (光文社文庫)
石持浅海セリヌンティウスの舟 についてのレビュー
No.42: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

オランダ靴の謎の感想

初読了のエラリー・クイーン国名シリーズ。読み終わるのに時間がかかってしまいましたが、読者への挑戦状以降の鮮やかな論理展開による解決は気持ちが良かったです。
オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫)
エラリー・クイーンオランダ靴の謎 についてのレビュー
No.41:
(6pt)

喘ぎ泣く死美人の感想

横溝正史短編集。現代であれば「日常の謎」と呼ばれていたのではないかと思える作品もあって面白かった。
喘ぎ泣く死美人 (角川文庫)
横溝正史喘ぎ泣く死美人 についてのレビュー
No.40:
(6pt)

賢者の贈り物の感想

「見立て殺人」ならぬ「見立て日常の謎」といった感じか。仕掛ける方も婉曲すぎだし解く方も深読みしすぎだろとは思う。
賢者の贈り物
石持浅海賢者の贈り物 についてのレビュー
No.39: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

Zの悲劇の感想

ドルリー・レーン4部作の3作目。起承転結の転と言う感じの急展開。X・Yから数年が立ち、女探偵ペイシェンス・サムが登場する。X・Yよりは地味な印象を受けるが後半のプロファイリングは鮮やかだった。
Zの悲劇【新訳版】 (創元推理文庫)
エラリー・クイーンZの悲劇 についてのレビュー
No.38:
(6pt)

訪問者の感想

恩田陸作品4年振り2冊目の読了。この話も全体に妖しい雰囲気が漂っている。余韻(悪く言えば違和感)を残す終わり方も恩田流。
訪問者
恩田陸訪問者 についてのレビュー
No.37: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

殺人鬼の感想

怪奇現象を論理的に収束させる綾辻ホラー。綾辻さんが冒頭で述べていた「仕掛け」に関しては、話の進み方がなんか変な感じがするなぁと思いながら気づけませんでした。目を背けたくなるようなグロテスクな文章も効果的。
殺人鬼  ‐‐覚醒篇 (角川文庫)
綾辻行人殺人鬼 についてのレビュー
No.36:
(6pt)

黄金の指紋の感想

ジュブナイル作品だからだろうか、金田一耕介がとても行動的に映って新鮮だった。
黄金の指紋 (角川文庫)
横溝正史黄金の指紋 についてのレビュー
No.35: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

加賀恭一郎シリーズ初の読了。解決編が難解すぎて理解できなかったことを除けば、ガリレオシリーズよりこちらの方が好みかもしれない。
卒業 (講談社文庫)
東野圭吾卒業―雪月花殺人ゲーム についてのレビュー
No.34:
(6pt)

クレイジー・クレーマーの感想

真相はかなりショッキングであると同時に「やられた!」と思わせる。サイコミステリーにおける動機は、リアリティと異常さが同居しているほど恐ろしく感じる。
クレイジー・クレーマー (実業之日本社文庫)
黒田研二クレイジー・クレーマー についてのレビュー
No.33:
(6pt)

三姉妹と忘れじの面影 三姉妹探偵団22の感想

今回は長女・綾子が主役の様な立ち位置で、その純粋さ・裏表の無さ(天然ボケな点も)等の魅力がクローズアップされていたように感じました。シリアスパートとそれを緩和するコメディーパーとのバランス感も良かったです。
三姉妹と忘れじの面影 三姉妹探偵団(22) (講談社ノベルス)
No.32:
(6pt)

プリンセスはご・入・学の感想

南条姉妹シリーズ3冊目の読了。南条家のやり取りが面白すぎて事件どころでは無い。しかしドタバタ劇をやりながらも最終的には解決してしまうので好きなシリーズです。
プリンセスはご・入・学 (南条姉妹シリーズ) (集英社文庫)
赤川次郎プリンセスはご・入・学 についてのレビュー
No.31: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

水の迷宮の感想

石持浅海さんの定番の手法「ディスカッションのためのクローズドサークル」が採られている作品。犯人や被害者、そして関係者の考え方は、人情としては理解できるが倫理的には全面的に賛成しづらい物が多いように感じます。証拠隠滅の方法は水族館ならではだと思いました。
水の迷宮 (光文社文庫)
石持浅海水の迷宮 についてのレビュー
No.30:
(6pt)

作家小説の感想

有栖川有栖さん2作目ですがこんな幅広い作風(ユ-モアからホラー、感動系まで)を書かれているとは思いませんでした。
作家小説 (幻冬舎文庫)
有栖川有栖作家小説 についてのレビュー