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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数264

全264件 181~200 10/14ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.84:
(7pt)

ミステリーの定番のような仕上がり

こういう感じ好きです。
定番のような流れと、そしてちょっとしたハプニング。
ラノベというほどの軽々しさがなく、重厚というほど重くもなく。
さらりと読めます。

リップマン氏の他の小説を読んでみたい!と、思わせた作品でした。


女たちの真実 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ローラ・リップマン女たちの真実 についてのレビュー
No.83:
(7pt)

シリーズものは、一作目からをお薦めします!

こっちが最初だったのですね・・・。
「お菓子の家」から読み始めると、登場人物像も分かりやすかったのかも?!
(前回、「子守唄」が分かりにくかったと不満を述べた者です)

一作目から読むと、ショーベリ警視の性格?夫婦の関係もよく分かります。
もちろん、家族のことも。
周りの警部たちや刑事たちのことも、はっきりとした視点で書かれているので、まず「お菓子の家」を読んでから
次へ進むと、余裕で?ミステリーが楽しめると思います。

ミステリー自体は小粒?ながらも、まずまず楽しめます。
細かなところがちょっと都合良すぎじゃないの?と印象もありますが、まあいいのではないでしょうか。

警視を取り巻く警部たちや刑事たち。
このチームがほんと魅力的です!
もっともっと多くの作品を生み出して欲しいなあ~。
お菓子の家 (創元推理文庫)
カーリン・イェルハルドセンお菓子の家 についてのレビュー
No.82:
(7pt)

シェットランド島シリーズの追加版?

カルテット(四重奏)で完結と思っていたら、次がありました。
やっぱり、続きがないと面白くないですよね~(特に最終章を読んだものとしては)

ネタ?的にはビックリするような点はありませんでしたが、新しく登場してきたウィロー女史が良い味だしてます。
たぶん、(新作が出ているらしいので)彼女の登場がまたあるかも?!と、期待します。

それにしても、ペレス!ペレス!ペレス!
独特の穏やかさ、静けさ、我慢強さ。派手でもなく、イケメン?でもないのに(たぶん)どうしてこれほどまで魅力的なのでしょう。

水の葬送 (創元推理文庫)
アン・クリーヴス水の葬送 についてのレビュー
No.81:
(7pt)

お薦めできるかというと、あまりお薦めはしたくない

小説としてはよくできていると思います。
ミステリー仕立ても今まで読んだことのない舞台設定で風景描写や人物の表現もレベルが高く一般小説としても十分肯けるものです。

シェットランド島シリーズを楽しみに読んできたものとしては、はてさていかがなものかと思う点もあるのですが
これを読まないと次へ進めないので・・・・。


青雷の光る秋 (創元推理文庫)
アン・クリーヴス青雷の光る秋 についてのレビュー
No.80:
(8pt)

やっぱり順番通りに読むのがいいですね!

先に「白骨」を読んでしまったため、面白みに欠けるのかな~っと、最初心配しましたが、
(多少、都合の悪いところもありましたが)それほどマイナスにはならず、最後まで面白く読めました。
やっぱり、セバスチャンシリーズは他のミステリーとくらべると、頭一つ抜きんでてますね!
今チェックしたら、新しいシリーズが出たようなので、これもまた楽しみです!

シリーズをまだ未読の方には、順番通りにお読みになることをお薦めします!

模倣犯〈上〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫)
No.79:
(7pt)

シェットランド島シリーズ3作目

行ってみたいなシェットランド島。
アンクリーブスの小説を読めば読むほどシェットランド島に行ってみたくなりますね!

地理的なことは、本の始めに書いてあるので分かるのですが
距離が全く分からないので、世界地図を片手に、ペレスが車で移動すると、こっちからこっちまで約40キロぐらいかな?などなど、楽しみながら読みました。
一冊で二度美味しい?
シェットランド島シリーズはテレビシリーズになっているらしい。
そこで検索してみたら、ペレス役は、ダグラスヘンシャル氏らしい。
画像を見てみると、「あ~、naruhodone!」
都会っぽくなく、ちょっと木訥とした感じ、でも、芯がある!
適役ではないでしょうか。




野兎を悼む春 (創元推理文庫)
アン・クリーヴス野兎を悼む春 についてのレビュー
No.78:
(7pt)

内面描写にくどいところもあるのだけど

やっぱりシェトランド島って、素敵でした!
ここまでくると、本物の?シェトランド島に行ってみたい!!

アンクリーブスの小説は、ミステリーはミステリーなのだけど
そこで終わらず、その人の過去と現在を絡め合わせながら、人物の奥の奥の奥の(その人自身もたどり着いていないのかも)「闇」を
明らかにしてしまう。

暗いままで終わりそうな小説にフランとキャシーの2人がちょっと一息いれてくれるから、きっと最後まで読めるのだと思う。

白夜に惑う夏 (創元推理文庫)
アン・クリーヴス白夜に惑う夏 についてのレビュー
No.77:
(7pt)

こっちを先に読んでしまった!

犯罪心理捜査官セバスチャン1作目を読んで、あまりにも面白かったので2冊目を!と、選んだのに・・・。
(「模倣犯」を読むべきだったのに、3作目を読んでしまいました。)
話が続いているため、途中???ハテナマークが並びましたが、(まあーそういうこともありますか)
飽きさせない展開は良かったです。
でも、1作目の面白さがちょっとトーンダウンで、次作が出たら多分読むとは思いますが
読む前のドキドキ感は減っちゃうかな~。

各々の個性的なところと、彼らよりももっともっと個性的なセバスチャンを期待したのに
今回は、大人しすぎて、魅力半減でした。(もっと飛んじゃっていいのにぃぃぃぃぃー)

白骨〈上〉 (犯罪心理捜査官セバスチャン) (創元推理文庫)
No.76:
(8pt)

やっぱりキングは楽しくて面白い!

今まで読んだ中では、「ニードフルシングズ」が(私の中では!)ベストワン!だったのですが
でしたが!
この「ミスターメルセデス」が軽くフワリと「ニードフルシングズ」を飛び越えちゃいましたね!

ほどよい長さとブラックユーモアたっぷりで、久々に読書を満喫できました。

ミスター・メルセデス 上 (文春文庫)
No.75: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

よく出来ていると思います!

私がもっと若かったら、師匠!と呼びたいぐらい感動したのかもしれない。
ただ、沢山の本を読んできた今となっては、もうこのレベルじゃ感動は無理だし、とても師匠!とは呼べない・・・・。
昔昔のミステリーとして、評価は7点!


歯と爪【新版】 (創元推理文庫)
ビル・S・バリンジャー歯と爪 についてのレビュー
No.74:
(7pt)

オーストラリアが舞台なのに、アメリカ深南部的な?雰囲気

この小説はオーストラリアが舞台なのに、私の大好きなアメリカ深南部風の匂いがして、まさに好みでした。
物語自体は、まあーよくある内容で、それほど事件自体に目立つ?「売り」的なものはありませんでしたが
干ばつの続く土地なのに(とにかく暑い!)全体としては温度が?(或いは体温が)低く、淡々と進められる切り口はある意味新鮮でした。

作者はこの本がデビュー作らしいので、これからが楽しみです!
下手に?熱くならずに、これからも淡々と進めて欲しいものです。



渇きと偽り (ハヤカワ・ミステリ)
ジェイン・ハーパー渇きと偽り についてのレビュー
No.73:
(7pt)

ミステリーなのだけど、ミステリーらしくない?

淡々とした始まりから淡々と流れて、行き着いた先にあったのは淡々とした仕舞い方。
だからといって、面白く無いわけではなく、読む者を飽きさせない内容でした。
こういうのって、好きなのですが、発表された小説は多々あるのに、翻訳がそこまで追い付いていってないという、勿体ない感が。
この独特の感じは日本人にも?受けると思うので、どんどん翻訳して欲しいなあ~。
それと、表紙は抜群に良いですし、題名も原作よりも出来が良いですし、もっともっと売れて欲しいなあ~。

主人公のいわゆる?恋愛物語は、他の(他の作家の)本にも見られるので、こういうのって、北欧の方はお好きなのかしら?
(謙虚を装いながらも、結構肉食的な)
私も嫌いじゃないかな~。


晴れた日の森に死す (創元推理文庫)
カリン・フォッスム晴れた日の森に死す についてのレビュー
No.72:
(7pt)

ヴァルガス作品2作目。

「死者を起こすな」の方が先に書かれているのですね。
最初に読んだ「彼の個人的な運命」が2作目になるようです。
「彼の個人的な運命」がユーモアたっぷりで面白かったので、ユーモアを期待して読んでみたら、此方は最初の小説ということもあるのか、ユーモアというよりも人間模様の方に重点が置かれていました。

ミステリーとしては、どちらも完成度が高く、色々想像しながら読む楽しさもありました。
ヴァルガスの小説、私は好きです!



死者を起こせ (創元推理文庫)
フレッド・ヴァルガス死者を起こせ についてのレビュー
No.71: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

哀しみのフロスト

作者の死を一番悲しんでいるのはフロスト自身かもしれない。
「もう読めないんだな~」と、思いながら読んでいくと、その死さえも忘れてしまう?抱腹絶倒ものでした。
他の小説と比べると下品度もレベル高し!
部下の「親父っさ~ん」が耳について?離れないほど、この言い方気に入りました!

フロストを懐かしく思う時は、もう一度最初の小説から読んでみよう~っ。


フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)
R・D・ウィングフィールドフロスト始末 についてのレビュー
No.70:
(7pt)

独特の世界観

風景描写がいいですね!
まるで筆者と同じ道を歩き、同じ物を目にしているような、繊細な表現が好きです。
独特の世界観があるので、ゴダード作品をまだお読みでない方に是非お薦めです。
千尋の闇〈上〉 (創元推理文庫)
ロバート・ゴダード千尋の闇 についてのレビュー
No.69:
(7pt)

タイトル良し!表紙も申し分なく!

英語のタイトルよりも、「出口のない農場」の方が断然いいですね!
淡々と読み進めると、こちらが想像していた内容とは段々違ってきて、あとは追い掛けるのが精一杯?
こういう風に「このミステリーについてこい!」とばかりに、読者を置いてきぼりにする感じも悪くないですね~。
ミステリーではあるのだけど、推理だけに終わらず、ちゃんと人間ドラマにするところが、この作者の強みかもしれません。
残りの小説も是非読みたい!
出口のない農場
サイモン・ベケット出口のない農場 についてのレビュー
No.68:
(7pt)

キング氏の作品としては物足りなさもあるが

キングの世界に浸るには十分でした。
しかし!長い!途中飽きちゃいそうでした。
「ニードフルシングス」ほどぶっ飛んでなく、「IT」ほど現実離れしていることもなく
ほどほどにアチラの世界の物語でした。
これ読むと、また「シャイニング」を読みたくなるなぁ~。
ドクター・スリープ 上 (文春文庫)
No.67:
(7pt)

力作だと思います!

主人公の行動は別として、ミステリーとしては力作だと思います。
ただ、難点というか、分かりにくかったのが、お互いの会話の掛け合いがイマイチ自然に思えなくて
これがこの国では普通のことなのか、それとも翻訳がマズイ?のか・・・。
もう一冊読んでみて、果たしてその答えは出るのか?近々また挑戦します!

子守唄 (創元推理文庫)
カーリン・イェルハルドセン子守唄 についてのレビュー
No.66:
(7pt)

すごーく長い小説ですが

最後まで頑張って読むと・・・。

初めてのオコンネル小説でしたが、思っていたよりも私好みで、読みやすかったですね。
主人公のルージュのイメージがなかなか掴めませんでしたが、シックスセンスの子役ハーレイ君がハンサムに成長した感じ?
その他の人物像は一人一人丁寧に書き上げてあったので、割と分かりやすかったですね。
今後オコンネル小説が楽しみです。
クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)
No.65:
(8pt)

はじめてのアンクリーヴスもの

期待しないで読んだ方が上手く?いくって、やっぱりあるんですね。
シェットランド島を舞台にした小説は前にも何冊か読んでいるので、地理的なことが頭に入ってきやすく、その点は読みやすかったですね。
登場人物も個性的で分かりやすく、一々「登場人物の欄」をチェックしなくても、すぐ分かるようになりました。

読みやすい!
分かりやすい!
これも、ミステリーを読む上では重要だと思います。
頭の中で整理されているから、舞台にものめり込めるし、描写がスッと入ってきます。

この本はミステリーを楽しむというよりも、そこで暮らしている人達の生き様?心情にどれだけ此方の気持ちが投入できるか・・・。
物語が進むように、感情も自然と一緒に動いてゆく・・・。
その点で成功した上質のミステリーだと思いますね。

大鴉の啼く冬 (創元推理文庫)
アン・クリーヴス大鴉の啼く冬 についてのレビュー