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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数170

全170件 61~80 4/9ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.110:
(7pt)

内容は重いけど、軽く読みたい方にはお勧めです

一見矛盾しているようですが、面白い内容でサクサクと読みたい時ってありますよね?
そういう時是非お勧めです。
殺人事件自体は重苦しいものなのですが、時にはユーモアを交えて難しい?社会性とか歴史とか人間のドロドロとしたものとは無縁なので
一気に読めます。
私個人としては、もっと双子ちゃんのことを書いて欲しかったところですが、続きがあるようなので、これは次回のお楽しみにとっておきます。
主人公の闇の部分や秘められた過去も、もっと知りたくなるような魅力的なリューシーです。


死者の部屋 (新潮文庫)
フランク・ティリエ死者の部屋 についてのレビュー
No.109:
(7pt)

荒々しいね!

好みとしては、「熊と踊れ」ですが
この「兄弟の血」もなかなかどうして荒ぶる男たちでいっぱいで、血が騒ぎました。
ミステリーというよりも、人間ドラマに近いのでしょうか、「読ませる小説」になっています。
作者の(二人ですが)路線は好きです。
次回はもっともっと荒ぶる男たちのドラマを読みたいですね。
兄弟の血―熊と踊れ2 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.108: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

暇つぶしにどうぞ!

軽い小説なので、ちょっとした暇つぶしにはもってこいです。
あまり深刻に考えることもなく?それでも十分に楽しめます。
結構こういうウィットにとんでいるミステリーって、あまりないのかも?!

マットスカダーシリーズはたまに内容が重くて気が滅入るときもありますが、
このケラーシリーズは、そういうこともなく気楽に読めそうです。
あと4冊あるようなので、先の楽しみが増えました。

殺し屋 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
ローレンス・ブロック殺し屋 についてのレビュー
No.107: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ジョンハート氏の魅力って、何だろう

「川は静かに流れ」からジョンハート氏のファンです。
一番最初に読んだ本の感想でも触れましたが、ジョンハート氏の魅力って、何だろうと考えてみました。
人の持つ「闇」が結構深いという点ではないでしょうか。
誰でもそこそこの?「闇」は持っているのでしょうが、彼が描く登場人物の「闇」が深くて
そこから目が離せなくなる?闇さえも魅力的に思えてしまう。
「キングの死」よりも「ラストチャイルド」の方が好みですが(再読したいぐらい)この小説もなかなか重厚で良かったです。

キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョン・ハートキングの死 についてのレビュー
No.106:
(7pt)

ハリーホーレシリーズ第一作目

順序だてて読む方がいいのでしょうが
ハリーホーレシリーズとしては、数冊目で読むことになってしまいました。
一番最初に読んだのは、「スノーマン」でした。
この小説は面白くて(ミステリーとしても、題材としても)、これでジョーネスボ氏のファンになってしまいました。
シリーズ一作目というわけで、多少粗削りながらも、それなりに楽しめますが
内容としては、イマイチ物足りなさがありました。
ただ、ハリーの心理を理解するために、やはり一作目は読んだ方がこれから読み進めるためにも必要ですね。


ザ・バット 神話の殺人 (集英社文庫)
ジョー・ネスボザ・バット 神話の殺人 についてのレビュー
No.105:
(7pt)

なかなかの強者、ルイース!

最後まで楽しませてくれました。
主人公の刑事・ルイースがなかなかの強者で、この点は天晴れでした。
あと、デンマークのお国柄なのでしょうか、ちょっと分かりづらい人間関係があり
日本とは随分違うものだな~と、お勉強になりました。
続きもので読みたいのですが、日本で出版されているのは、あと一冊だけのようです。
ちょっと残念ですね。
見えない傷痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
サラ・ブレーデル見えない傷痕 についてのレビュー
No.104:
(7pt)

なかなかの力作です

「償いは、今」は、全くもってつまらかなったのですが
この小説は読みごたえがありました。
まず、ものすごく気の強い主人公が、全くブレがなくて素晴らしい。
周りの登場人物も分かりやすい人物描写で(興味を持てるかどうかは別として)受け入れやすい設定でした。
マイケルコナリー氏が絶賛したというのも、頷けます。
女版ブッシュといったところでしょうか。
いつも言っているように、表紙は落第点ですね。
タイトルも、そのまま「法廷が呼んでいる」では、ダメなのでしょうか?
この辺の問題は出版会社にどうもありそうです。売り出す気持ちがあるのなら、もっと考えないと。・
これでは著者が可哀そうです。

女検事補サム・キンケイド (文春文庫)
No.103:
(7pt)

読破するためには、かなりの努力が必要ですが、最後に報われます

単なる法廷ミステリーではなく、複雑に絡んだ人間関係と
会話の長さ、独特な言い回し等々、最後まで読むには読者側にも努力が必要ですが、
その努力は必ず報われるので、根気強く読むことをお勧めします。
読み終えたあとの、スッキリ感。これはちょっと意外でした。

初めてのバッファ氏の本でしたが、この感じなら、あと数冊読んでもいいですね!

遺産 (文春文庫)
D・W・バッファ遺産 についてのレビュー
No.102:
(7pt)

テスジェリッツェン氏の中では読みやすい小説です

通常運転のミステリーといったところでしょうか。
可もなく不可もなく、もう少し風呂敷を広げて欲しかったというのが率直な感想です。
毎回表紙とタイトルにも注目するのですが、この小説はタイトルも良かったし、表紙もいいですね!
主人公のみならず、わき役?の人の人生ももう少し知りたかったです。
人はどうしたら、こういう人生を歩んでしまうのか・・・あるいは犯罪を犯してしまうのか。
もう少し掘り下げて語ってくれていたら、8点です。
小説自体はテンポよく進むので読みやすかったですね。
未読の方にはお勧めの本です。

僕の心臓を盗まないで (角川文庫)
No.101:
(7pt)

まさに私好みでした!

こういう感じが好きです。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、未読の方にお勧めします。
でも、かなりグロテスクなところもあるので、耐性が必要です。
ミステリーを読み込んでいる方は、楽しめる事請け合いです。

ジェリッツェン氏の本は二冊目ですが、前に読んだ「白い首の誘惑」?よりも面白かったです。

外科医 (文春文庫)
テス・ジェリッツェン外科医 についてのレビュー
No.100: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

「処刑宣告」は難しかったですが

こちらの方が読みやすかったですね。
ミステリーとしても、分かりやすいし、人さまにも勧めやすい?かもしれません。
ローレンスブロック氏の小説は二作目ですが、これからも続けて読んでいきたいですね。


死への祈り (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
ローレンス・ブロック死への祈り についてのレビュー
No.99:
(7pt)

やはりボックス氏は飽きさせない!

ジョーピケットシリーズも回を重ねると、少々飽きてくるのでは?と思いがちですが
全くそういうこともなく、最後の最後まで読者を惹きつけて離さない!さすがです。
どの小説が好きかというと、好みで分かれるでしょうが、どの小説も(ジョーピケットシリーズ)それぞれ魅力があります。
ただ、物語の展開と家族の在り方が重なる部分が多いので、第一作目からお読みになるのをお勧めします。

震える山 (講談社文庫)
C・J・ボックス震える山 についてのレビュー
No.98:
(7pt)

デビュー作なので、力入っていました!

cjボックス氏のデビュー作品だそうです。
最初から力の入れ方がこちらにも伝わってきますね!こういうお父さん?がいたら、ホント頼もしいですよね。
俳優でいうと、誰になるのだろう??と思いながら読み進めました。
昔でいう、ロバートレッドフォード?
古き良きアメリカの典型的な(理想的な)男性が似合いそうです。

物語としては、少々辛いところもありますが、全体としてよく出来たミステリーだと思いました。

沈黙の森 (講談社文庫)
C・J・ボックス沈黙の森 についてのレビュー
No.97:
(7pt)

ミステリーとしても一級品!

「だれも知らない女」や「過去を亡くした女」と違って
この「鹿の死んだ夜」は、現代に通じるミステリーでした。
クック氏の「どんよりとした暗いミステリー」の初期作品といってもいいのではないでしょうか。
通じるものがあります!

クック氏の小説で勿体ないな~と思うのが、タイトルと表紙です。
原題がどうしてこんなタイトルになるのか。
表紙ももう少し人目を惹く?魅力的なものにできないのか。
表紙とタイトルで売り上げが全然違ってくると思うのですが。
そこが残念ですね。

鹿の死んだ夜 (文春文庫)
トマス・H・クック鹿の死んだ夜 についてのレビュー
No.96:
(7pt)

クック氏には珍しい続編もの

「だれも知らない女」の続編になっています。
ミステリーとしては、「だれも知らない女」の方が好みですが
こちらも、「闇」という点では負けていません。
主人公のフランククレモンズは、俳優でいうと、クリントイーストウッドが近いかな?!
ちょっと渋めで謙虚で欲がない・・・。たぶん。
映画としても見てみたいな~。

過去を失くした女 (文春文庫)
トマス・H・クック過去を失くした女 についてのレビュー
No.95:
(7pt)

やっと読めた!

クック氏の「記憶シリーズ」が大好きで初期の作品も読みたいとずっと思っていました。
念願叶ってやっと読めました。
登場人物は勿論違うのですが、根底にあるものは、やはり「クック節?」で
外国のことだから、私には無理かも?!なんてことは一切なく、人の心の闇に共感を覚えます。
小説としては、ちょっと物足りない面もありますが、クックファンの方には是非お勧めしたい!
こうやって、闇の上に闇が乗っかり、また闇がそれを包んでゆく・・・いいな!
だれも知らない女 (文春文庫)
トマス・H・クックだれも知らない女 についてのレビュー
No.94:
(7pt)

ミステリーというよりも、ハードボイルド的な?

タイトルは優しい感じがしますが
内容は、すごくハードボイルドで(cjボックスの他の本も多少はハードですが)一気に読めました。
ジョーピケットシリーズではないので、いつものように自然の描写にウットリすることもなく
事件に慌ただしく追い立てられるような?息つく暇もないような感じでした。ジェットコースター的な面もありましたね。

たまには、こういう本もいいかもしれませんが、続けて読むのはちょっと辛いかな。


さよならまでの三週間 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-2)
C・J・ボックスさよならまでの三週間 についてのレビュー
No.93:
(7pt)

一気に読むべきか、あるいはボチボチとスローなペースで

普通ならミステリーは一気に読む方なのですが(読みたい方なのですが)
忙しかったこともあり、稀にみるスローペースで読んでみました。
これはこれでアリ!ですね。
まず登場人物の「絵」が段々と出来上がって、自分も探偵になった気分で一緒に犯人捜しを手伝った?
たまにはこういう読み方もいいのかな。

物語としては、それほど可もなく不可もなくですが
考古学に興味のある方にはお勧めです。



狩人の手 (創元推理文庫)
グザヴィエ=マリ・ボノ狩人の手 についてのレビュー
No.92:
(7pt)

ミステリーというよりも、人間ドラマみたいな

昔のアメリカって、こんな感じだったのでしょうか。
ご近所との距離感や「男は外で働いて女は家を守る」これって、本当だったのでしょうか、たぶん本当のことだったのでしょうが
にわかに?信じがたいことで、それが意外でした。
物語としては十分ミステリーなのですが、私はこの時代のアメリカに(生々しくて)魅力を感じました。
食べ物が沢山紹介されている点も私好みで、あと飲み物の紹介がもっとあったら、時代を写す?鏡になったのかも。、

「地中の記憶」はそれほど面白い小説とは思わなかったのですが、この「彼女が家に帰るまで」はアメリカの生活に
興味がある方には是非お勧めです。
レシピを検索して、作ってみたいな~と、思ったほどでした。

彼女が家に帰るまで (集英社文庫)
ローリー・ロイ彼女が家に帰るまで についてのレビュー
No.91:
(7pt)

CJボックス氏、第一作?

CJボックス氏の本は既に数冊読んでいますが
この小説が第一作のようです(ジョーピケットシリーズ)
ここから始める方が勿論良いでしょうが、それほど違和感もなく読んでいたので
彼の小説がそれだけ読みやすいということなのでしょう。(時々軽い説明もあったので)

親子の関係は遠い昔テレビで見ていた「大草原の小さな家」みたいで、憧れます。


沈黙の森 (講談社文庫)
C・J・ボックス沈黙の森 についてのレビュー