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フレディ さんのレビュー一覧
フレディさんのページへレビュー数45件
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マスカレード・ホテルの前章として、主人公二人の過去のホテルにまつわる事件を綴った短編集。
ややおまけ的(外伝)な内容となっており、ファンにはたまらないが、単独では少し厳しいので、ぜひ、マスカレード・ホテルと一緒に読んでほしい作品です。 作品に対する著者の詳細な裏設定の妙が伺えます。(やはりすごい作家だ) |
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防犯コンサルタント榎本が密室殺人事件を解き明かすシリーズ第1作です。
貴志作品には珍しく、推理&シリーズ化された作品となります。 トリック自体は斬新で面白いのですが、貴志作品独特のストーリー展開の妙がなく、ややページの厚さに中だるみしてしまいました。各登場人物のキャラクターもやや地味な感じがします。 |
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東野作品では珍しい、タイムトラベルものです。
ただ、前半の重く悲しい部分で相当な期待が高まった分、それ以降の中盤~後半までかなり中だるみしてしまいました。SFというよりは、むしろ人情もの、家族愛という感じで、重松清の「流星ワゴン」に近い雰囲気でしょうか。 |
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これは傑作ですね。
月の裏側で死体が発見され、その謎をめぐる(解き明かす)ストーリーです。 というと、本格ミステリーに感じられますが、完全なSFです。というか、SFより、学術的かつ理系が好む研究者たちの頭脳戦で、その謎を解き明かします。専門用語風な文章が多く、拒否感がある方もいるかもしれませんが、かなりスケールの大きく、最後は理系の人たちの脳を震わせるような展開となります。 なお、続きがあるらしいですが、評判が悪いので読んでいません。 (星野之宣さんがシリーズを漫画化していますので、文章で読むのがつらい方はそちらで) |
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著者の初期作品「ウインクで乾杯」+石ノ森章太郎「ホテル」といった感じですが、主人公コンビが絶妙なコラボをしており、シリーズ化が予想される作品です。(イブ以降も)
ウインクで乾杯のような粗さがなく、熟練された飽きさせないストーリー展開と伏線はホテルミステリーの集大成となっており、誰でも楽しめるように仕上がっています。 映画化やドラマ化が想定される作品ですね。 |
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岡嶋二人から独立し、井上夢人になってからの傑作の一つです。
とても素直で読みやすく、引き込まれる文章は健在で、ページ数は多いですが一気に読ませます。 ただ、タイトルから想像すると、全く違う話ですので、気を付けてください。これは伝染病から、超能力を得た主人公たちの葛藤の話です。主人公が理解を訴える姿がとても熱く、読んでいて力が入りました。ただ、とても面白かっただけに、ラストは「えっ???」となってしままい、わけがわからずNETで調べてしまいました。。。 |
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犬を探す探偵事務所を始めたが、来る仕事は人探しなど普通の探偵の仕事ばかり。。。主人公がやる気のなさのトーンは古典部シリーズに通じるものがあり、派手さはまったくありませんが、とても読みやすく、のめり込みやすい小説です。ただ、ラストは評価が割れそうです。
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結城中佐が作り上げた謎のスパイ組織”D機関”。ミッションインポッシブルのような派手に表舞台で活躍する話ではなく、常に闇に暗躍する話ですが、とてもミステリー色の強い作品です。
ディープなスパイの世界感が奥が深く、短編ではありますが、それぞれのスパイとして暗躍する姿とさらにその上を行く結城中佐とのやりとりが読み応えがあり、とても面白かったです。 |
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’古典部シリーズ’では珍しい外伝的な短篇集です。
短編とはいえ、1話1話はしっかりとしていて、入学からこれまでの話を時系列に散りばめられており、シリーズの隙間を埋めるものとしてファンにはたまらない1冊ではないでしょうか。 |
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’古典部シリーズ’の第2弾です。個人的にはシリーズの中で一番気に入っています。
撮影した映画が未完のまま中断し、古典部に映画の結末を調査するように依頼が来ます。 ミステリー自体はすごくシンプルですが、映画自体の内容も自主映画っぽさがうまく出ていて何気に面白かったです。 |
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若干マンガちっくな学園ミステリーの古典部シリーズですが、なぜか読み進めていくとはまってしまいます。
ミステリー自体も大掛かりなものはなく、特にこの’氷菓’はシリーズの中で一番地味かもしれませんが、ページ数も薄くサクっと読めてしまうので、気づくと夢中になって読み終わってしまいます。 主人公はまったくやる気がない’省エネ人間’ですので、読者もまずはお気軽に読むことをおすすめします。(決して期待して読まないように) |
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ただの空き巣のつもりが、ひょんなことから強盗殺人を行なってしまった男、そんな兄をもつ弟の背負った人生の物語が悲しくも切なく描かれています。
その後の人生が急落し、何をやっても兄の存在のため社会からはじかれてき、必死に自分自身を押さえ込みながら自分の生き方を模索する部分が重く、読者にも考えさせられる小説です。 とにかく重いです。。。 |
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あまり期待していなかったのですが、とても面白かったです。
探偵小説で、途中若干???と言うところがありましたが、最後にまんまと騙されました。 (そっ、そういうことか。。。という感じです) |
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文庫本で上下巻の大作ですが、前半と後半で異なる小説を読んでいる感じがします。
前半は蓮実に多くの難題が降りかかり、持ち前の頭脳で一つ一つを巧みに切り抜けていく、ストーリーにも厚みがあり、濃厚な感じです。一方、後半はこれまでの仕掛けてきたことが一気に爆発し、スリリングな展開に最後まで息をつかせません。後半は一気に読み終わります。 超重厚なエンターテイメント的な作品で、読んでいてまったく飽きさせませんでした。 (個人的には、蓮見は伊藤英明というより、坂口憲二のイメージでした) |
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腕貫シリーズ第2弾で、今回は通常の出張業務ではなく、業務時間後のお話です。
短編形式は変わりませんが、業務時間後の謎の腕貫探偵の素顔が少しだけ垣間見れ、第1弾でファンになった方は必見です。 個々のストーリーは独特の読者を引き込む内容ではありますが、第1弾ほどの感動や面白さはなかったように感じます。 |
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10年以上前に読みましたが改訂版で再読です。
以前読んだ際はとても読みずらかったのですが、改訂版は大幅に書き直されており、大変読みやすかったです。(これから館シリーズを読まれる方は改訂版がオススメです) 十角館のような衝撃はあまりありませんが、シリーズ独特の雰囲気や島田のさえ具合は健在で、楽しく読ませていただきました。 |
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雰囲気はすごくアナザーに近いですが、より少しグロテスクな風味のある作品です。
(タイトルと表紙からの想像よりは怖くありません) 記憶の裏にある過去のトラウマに悩まされる主人公が、とある厳格なミッション系の女子校に編入したとたん、次から次へと生徒達が殺されていく。自分が無意識のうちに殺しているのではないかと、自分の隠された本性に怯えながら、殺人事件の真実を探っていく。というお話。 ダークですが、ついつい物語に引き込まれてしまい、あっという間に読んでしまいました。 館シリーズよりアナザーの方が好きな方にはオススメです。 |
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東野圭吾の初期の方の作品で、珍しい館ものです。
通常の視点とは別に、一部ピエロの視点からも描かれており、今までにない面白さがありました。 どのような種類の作品でも高レベルで書き上げる著者の能力の高さを感じる作品です。 (ただ、トリックについては、ミステリー好きが読むと、まぁそんなもんかというレベルかもしれません) |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
ネタバレを表示する
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ややハードボイルドな雰囲気があり、さまざまな事件に巻き込まれて、アクションあり、推理あり、スピード感ありと、とても中身の濃く完成度の高い探偵小説です。
ただ、賛否両論となっているラストはたしかに驚愕であり、思わず最初から読み直してしまいましたが、「読んでいた時のドキドキした気持ちはなんだったんだ。。。」というのが本音です。 読み終わった後、タイトルを見直すと、なるほどとタイトル付けのうまさに感心しました。 |
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岡嶋二人の代表作です。
序盤はよくある誘拐事件のお話ですが、1/4も進む前に迷宮入りのまま終了。。。と思いきや、これからが本題で大逆襲が繰り広げられます。謎解きというよりは、スリリングな完全犯罪の実況中継というように、とても読みやすい文章でストーリーが展開していきます。 若干、後半部分でだれてきてしまったので、もうひとひねりして欲しかったです。 |
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