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フレディ さんのレビュー一覧

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レビュー数61

全61件 1~20 1/4ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.61:
(5pt)

カササギたちの四季の感想

古道具屋の主人公たちが、日常あるさまざまな事件にかかわる短編集です。
道尾作品独特の感じは健在ですが、テーマがやや平凡で、それ以上でもそれ以下でもない感じです。
カササギたちの四季 (光文社文庫)
道尾秀介カササギたちの四季 についてのレビュー
No.60:
(6pt)

プリズムの感想

多重人格者の話ですが、内容が少々現実離れしており、著者の本にしてはリアリティーがなく、感情移入ができませんでした。
また、ラストの部分がうたい文句でしたが、少々期待外れです。読みやすい文章だっただけに残念。
プリズム (幻冬舎文庫)
百田尚樹プリズム についてのレビュー
No.59:
(6pt)

風の中のマリアの感想

働きバチ「マリア」の自然界で生き抜く障害を描いたお話です。
読んでいて「なるほどな」と思う部分は多々ありましたが、ハチの生態を細かく書いて小説化しただけと感じてしまいました。ただ著者の他の作品同様に生き抜く力強さはこの作品にもよく出ています。
風の中のマリア
百田尚樹風の中のマリア についてのレビュー
No.58:
(4pt)

スイッチを押すときの感想

著者の最高傑作との声もある作品ですが、文章力、ストーリー展開、人物設定どれをとってもレベルの低さを感じました。そもそも設定自体に無理があり、それを納得させるだけの、文章力が低いのでしょう。「その時までサヨナラ」が意外と面白かっただけに、残念でした。


スイッチを押すとき (角川文庫)
山田悠介スイッチを押すとき についてのレビュー
No.57:
(5pt)

神のロジック・人間のマジックの感想

出だしはハリーポッター風に始まり、ファンタジー作品?と感じますが、中身はミステリーです。
タイトルに惹かれて読みましたが、やや名前負けしていると感じました。
神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)
No.56:
(5pt)

最後のトリックの感想

幻の「最後のトリック」にチャレンジした作品です。
宣伝のうたい文句も「最後のトリック」を大々的に前面に押し出しておりますが、それ以上でもそれ以下でもなかった印象です。伏線のつなぎ方も、話の進め方もいきなり感があり、いまいちでした。
最後のトリック (河出文庫)
深水黎一郎最後のトリック についてのレビュー
No.55: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

どちらかが彼女を殺したの感想

加賀シリーズですが、読者への挑戦をテーマとした第1弾ですが、問題は細かな点を読み解く読解力、推理力などが高く要求されるので、一般人には少し難しく、最後はもやもや感が残ります。
(袋とじにもヒントのみで、正解は明確には記載されていないので、わからない人はググってください)
さて、本題のストーリーはというと、’とても切ない’です。この辺の読者への感情の持たせ方はさすがです。

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)
東野圭吾どちらかが彼女を殺した についてのレビュー
No.54: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

黒い仏の感想

問題作と聞いて読んでみましたが、ドン引きです。。。

▼以下、ネタバレ感想
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黒い仏 (講談社文庫)
殊能将之黒い仏 についてのレビュー
No.53: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

アクロイド殺しの感想

アガサクリスティーの名作の一つですが、直訳風の和訳が合わず、読みずらかったです。
古い小説なので、致し方ありませんが、ストーリーはNHKのポアロシリーズを見ているようで大変楽しかったです。物議を醸したラストは、内容を知らなかったので、これもアリじゃないかと思いました。
アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティアクロイド殺し についてのレビュー
No.52:
(6pt)

弥勒の掌の感想

我孫子先生の作品は、「かまいたちの夜」ゲーム→「殺戮に至る病」の順で入ったためか、その他の作品が今一ピンと来なかったのですが、久々に面白く読ませていただきました。
妻を殺された謎を探るため、とある主教団体に挑んでいくお話ですが、その団体の巧さにはびっくりです。ただ、オチとラストには個人的には???(ここでこのパターン?)と思ってしまいました。

弥勒の掌 (文春文庫)
我孫子武丸弥勒の掌 についてのレビュー
No.51: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

魔球の感想

冒頭野球の試合シーンから始まったため、珍しく野球の青春小説家かと思いましたが、その後は殺人事件もあり、「魔球」の謎を追うという、どっぷりとしたミステリーでした。
初期作品の同級生や放課後と同じで、作者の瑞々しさがよく出ており、なぜか懐かしい気持ちになりながら読んでいました。現在の作品のようなエンターテイメント性は少し薄く、少しパンチ力にもかけますが、たまにはこんな純粋な作品を読むのもいいかなと思います。

魔球 (講談社文庫)
東野圭吾魔球 についてのレビュー
No.50:
(6pt)

果つる底なきの感想

池井戸潤氏のデビュー作です。
銀行を舞台にしたところはおなじみですが、半沢直樹シリーズや下町ロケット等と比べてミステリー色の強い作品です。金融業界あり、殺人事件あり、格闘シーンありと趣向を凝らしていますが、もう一つパンチがない感じがします。いつものスカっとする感じも、やや弱いですね。
とはいえ、大変読みやすく、わかりやすい丁寧な文章のため、一気に読んでしまいました。
果つる底なき (講談社文庫)
池井戸潤果つる底なき についてのレビュー
No.49:
(6pt)

新・世界の七不思議の感想

「邪馬台国はどこですか」シリーズの続編です。
今回は前回の続きの流れで「世界史のミステリー」を仮説を立てて推理していきます。
歴史に無知な私は少し信じ込んでしまいました。
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)
鯨統一郎新・世界の七不思議 についてのレビュー
No.48:
(4pt)

名探偵の呪縛の感想

名探偵の掟の続編かと思っていたら、まったくの別物でした。(主人公の名前は同じか)
ふと不思議な世界に迷い込み、気づいたら名探偵になっていた。そしてこの世界の秘密と事件を解決する話ですが、前作を期待していただけに今一でした。
名探偵の呪縛 (講談社文庫)
東野圭吾名探偵の呪縛 についてのレビュー
No.47:
(4pt)

旅のラゴスの感想

なんとなく筒井作品を読みたく手に取りました。
ラゴスの生涯をかけた旅の話で、日本版ロードオブザリング風な作品です。
(いやいや、どちらかというと風の谷のナウシカのユパ様がイメージに近いかもしれません。)
古い小説なので文章や表現など若干読みづらいですが、薄い本なのでサクっと読めてしまいます。
ただ、ラゴスがなぜ旅をしていたのか最後までピンときませんでした。

旅のラゴス (新潮文庫)
筒井康隆旅のラゴス についてのレビュー
No.46: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ジェノサイドの感想

海外作品のような作風で、これまでの高野作品とは若干異なる感じかと思います。
読んだ感想はというと、政治的な部分はなしにしても、個人的にあまり引き込まれず、ただただ長いと感じてしまいました。どちらかというと映像化向けの作品と思います。
高野ファンとしては大変楽しみにしていた作品だっただけに大変残念です。
ジェノサイド
高野和明ジェノサイド についてのレビュー
No.45:
(6pt)

ボトルネックの感想

タイムパラドックスで、自分が存在せず、死んだはずの姉が生きていた世界に迷い込み、自分が存在した世界と姉が存在した世界の違いを感じながら、その差の秘密を探ろうとするお話です。
自分が主人公に感情移入しすぎると、最後にショックを受け、トラウマになってしまいそう。

ボトルネック
米澤穂信ボトルネック についてのレビュー
No.44:
(5pt)

魔王の感想

主人公が人の言葉を操る能力に目覚め、これから日本を動かしていこうとする政治家と対決しようとするお話です。(前半が兄貴、後半が弟の2話形態となっています)
伊坂作品には珍しいSF作品かと思って読んでいましたが、独特の会話の駆け引きは健在ですが、ぞれぞれの能力をうまく使うわけでもなく、全くの消化不良でした。。。
魔王 (講談社文庫)
伊坂幸太郎魔王 についてのレビュー
No.43:
(4pt)

モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵の感想

腕貫シリーズ3作目ですが、腕貫探偵はあまり出てこず、オムニバスのような作品です。
カトリック系の女学院を舞台とした学校関係者の人間関係の設定があまり好きになれず、むりして腕貫シリーズにしなくてもよかったのではと疑問です。
モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵
No.42: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

双頭の悪魔の感想

有栖川作品の最高傑作と名高い作品でしたので、大変楽しみにしていたのでしたが、感想としては「とにかく長かった」です。
最近の作品ではないのでエンターテイメント性はあまりありませんでしたが、メインである3回にわたる読者への挑戦状を作るために、さまざまなヒントを散りばめてあり、そこまでの話がとにかく長い。
あまりメリハリも大逆転もなく淡々と事件が起こり、淡々とした推理が続き、サイドストーリーのアリスとマリアの関係も煮え切らず、正直消化不良な作品でした。
(月光ゲームが面白かっただけに少々残念でした)

双頭の悪魔 (創元推理文庫)
有栖川有栖双頭の悪魔 についてのレビュー