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フレディ さんのレビュー一覧
フレディさんのページへレビュー数20件
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これは傑作ですね。
月の裏側で死体が発見され、その謎をめぐる(解き明かす)ストーリーです。 というと、本格ミステリーに感じられますが、完全なSFです。というか、SFより、学術的かつ理系が好む研究者たちの頭脳戦で、その謎を解き明かします。専門用語風な文章が多く、拒否感がある方もいるかもしれませんが、かなりスケールの大きく、最後は理系の人たちの脳を震わせるような展開となります。 なお、続きがあるらしいですが、評判が悪いので読んでいません。 (星野之宣さんがシリーズを漫画化していますので、文章で読むのがつらい方はそちらで) |
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著者の初期作品「ウインクで乾杯」+石ノ森章太郎「ホテル」といった感じですが、主人公コンビが絶妙なコラボをしており、シリーズ化が予想される作品です。(イブ以降も)
ウインクで乾杯のような粗さがなく、熟練された飽きさせないストーリー展開と伏線はホテルミステリーの集大成となっており、誰でも楽しめるように仕上がっています。 映画化やドラマ化が想定される作品ですね。 |
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岡嶋二人から独立し、井上夢人になってからの傑作の一つです。
とても素直で読みやすく、引き込まれる文章は健在で、ページ数は多いですが一気に読ませます。 ただ、タイトルから想像すると、全く違う話ですので、気を付けてください。これは伝染病から、超能力を得た主人公たちの葛藤の話です。主人公が理解を訴える姿がとても熱く、読んでいて力が入りました。ただ、とても面白かっただけに、ラストは「えっ???」となってしままい、わけがわからずNETで調べてしまいました。。。 |
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’古典部シリーズ’では珍しい外伝的な短篇集です。
短編とはいえ、1話1話はしっかりとしていて、入学からこれまでの話を時系列に散りばめられており、シリーズの隙間を埋めるものとしてファンにはたまらない1冊ではないでしょうか。 |
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’古典部シリーズ’の第2弾です。個人的にはシリーズの中で一番気に入っています。
撮影した映画が未完のまま中断し、古典部に映画の結末を調査するように依頼が来ます。 ミステリー自体はすごくシンプルですが、映画自体の内容も自主映画っぽさがうまく出ていて何気に面白かったです。 |
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文庫本で上下巻の大作ですが、前半と後半で異なる小説を読んでいる感じがします。
前半は蓮実に多くの難題が降りかかり、持ち前の頭脳で一つ一つを巧みに切り抜けていく、ストーリーにも厚みがあり、濃厚な感じです。一方、後半はこれまでの仕掛けてきたことが一気に爆発し、スリリングな展開に最後まで息をつかせません。後半は一気に読み終わります。 超重厚なエンターテイメント的な作品で、読んでいてまったく飽きさせませんでした。 (個人的には、蓮見は伊藤英明というより、坂口憲二のイメージでした) |
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雰囲気はすごくアナザーに近いですが、より少しグロテスクな風味のある作品です。
(タイトルと表紙からの想像よりは怖くありません) 記憶の裏にある過去のトラウマに悩まされる主人公が、とある厳格なミッション系の女子校に編入したとたん、次から次へと生徒達が殺されていく。自分が無意識のうちに殺しているのではないかと、自分の隠された本性に怯えながら、殺人事件の真実を探っていく。というお話。 ダークですが、ついつい物語に引き込まれてしまい、あっという間に読んでしまいました。 館シリーズよりアナザーの方が好きな方にはオススメです。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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ややハードボイルドな雰囲気があり、さまざまな事件に巻き込まれて、アクションあり、推理あり、スピード感ありと、とても中身の濃く完成度の高い探偵小説です。
ただ、賛否両論となっているラストはたしかに驚愕であり、思わず最初から読み直してしまいましたが、「読んでいた時のドキドキした気持ちはなんだったんだ。。。」というのが本音です。 読み終わった後、タイトルを見直すと、なるほどとタイトル付けのうまさに感心しました。 |
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探偵小説をパロディーにした短篇集で賛否両論のある作品ですが、結構面白かったです。
一部「おいおい」と突っ込みたくなる話もありますが、次はどこ(推理小説の定番)をいじるんだろうというのを推理しながら読むと結構楽しめると思います。 |
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クローズドサークルですが、推理に重点を置きすぎていないのでとてもバランスがよく、飽きさせない展開でした。
まさに、藤原竜也の主演映画にありそうな小説と思って読んでいましたが、本当に藤原竜也で映画化されていました。。。(映画は×ですが) どんな方にもエンターテイメントとして、とても楽しめる作品に仕上がっています。 |
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著者のデビュー作で、荒削りな部分もありますが大変楽しめました。
クローズドサークルものでは珍しい”火山”での設定で、登山で集まったいくつかのグループが仲良くなり、キャンプ中は恋に喧嘩に殺人事件にと大忙しなお話です。 個人的には、まだ若い主人公有栖川の恋のゆくえが大変気になりながら読んでいました。(笑) |
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「これは面白い!」これがこの小説を読んだ時の第一印象です。
マンガを読んでいるような軽いタッチの文章で書かれていますが、大変読みやすく、一つ一つの本にまつわるエピソードも奥が深く勉強になると共に大変楽しめました。 登場人物たちも個性あふれる人物が多く、本にまつわる話という難しいテーマを盛り上げており、ミステリーとしての要素も深く味わいがあります。著者の練りに練った話の展開に、こだわりと能力の高さを感じました。1巻以降続けて読むことをおすすめします。 |
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作品の性質上これ以上の点数は出しずらいですが、個人的にはこの手のいたずら的な作品は大好きです。この皮肉を笑いにするセンスが東野作品の醍醐味でしょうか?(それともガス抜きか)
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腕貫探偵の短篇集です。
毎回同じパターンで、しかも腕貫って・・・と読み続けていましたが、気がついたら癖になって夢中で読んでいました。 何気ない役所の相談コーナーに、話を聞くだけでサラっと事件の真相を見抜き解決してしまい、登場人人物達もいつしか腕貫探偵に夢中になってしますという不思議な小説です。推理というよりはストーリーやネタ重視なところもありますが、気になった方はぜひご賞味ください。 クセになる感じが好きです。 |
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往年の「手塚治虫」作品(漫画)を読んでいるような迫力のある作品でした。
強盗に頭を打たれ脳の一部を移植した主人公は、人格が少しづつドナーの人格に支配されていきます。特に中盤からの人格が激変して壊れていく姿は、真に迫るものがあります。 多少のグロテスクな描写はありますが、東野作品の中の隠れた名作のひとつでしょう。 |
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ドナーとなった主人公が事件に巻き込まれて、移植手術に間に合うようにただひたすらに逃げまくる。とにかく、スピーディーかつ怒涛のように逃げまくるストーリー展開で、迫り来るハラハラドキドキ感はやはりすごい!
まさに、映画’逃亡者’を彷彿させる作品です。 |
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銀行の事務部門が各視点に臨店し、事務指導するお話と聞くと一見面白くもなく、感じられますが、それぞれの支店での不正や不祥事を痛快に解決する様は見ものです。
「女半沢直樹」と言われますが、まさにそのイメージがピッタリ! 短編ですが、大変面白く、気持ちよく読ませていただきました。 |
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13階段に魅せられて、他の高野作品をと読みましたが、大変面白かったです。
短編かと思いきや、途中の小説もある一人の登場人物で繋がっており、特に最初と最後は対になっています。 それぞれの話が必ずしもハッピーエンドではないのですが、なぜか気持ちよく、心地よく終わりったように感じられました。短編ですが、それぞれの主人公の重く切ない人生を感じられるストーリ展開が絶妙でした。 |
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洋物感ただよう独特の雰囲気をもった作品です。
なにも知らずに読んだら米澤さんが和訳した本かと思うのではないでしょうか。 ミステリーではありますが、騎士道あり、魔術ありで、今までにないスケール感のある小説でした。こんな作品も書けるのかと作家としての能力の高さに脱帽です。 |
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