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フレディ さんのレビュー一覧
フレディさんのページへレビュー数25件
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マスカレード・ホテルの前章として、主人公二人の過去のホテルにまつわる事件を綴った短編集。
ややおまけ的(外伝)な内容となっており、ファンにはたまらないが、単独では少し厳しいので、ぜひ、マスカレード・ホテルと一緒に読んでほしい作品です。 作品に対する著者の詳細な裏設定の妙が伺えます。(やはりすごい作家だ) |
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防犯コンサルタント榎本が密室殺人事件を解き明かすシリーズ第1作です。
貴志作品には珍しく、推理&シリーズ化された作品となります。 トリック自体は斬新で面白いのですが、貴志作品独特のストーリー展開の妙がなく、ややページの厚さに中だるみしてしまいました。各登場人物のキャラクターもやや地味な感じがします。 |
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東野作品では珍しい、タイムトラベルものです。
ただ、前半の重く悲しい部分で相当な期待が高まった分、それ以降の中盤~後半までかなり中だるみしてしまいました。SFというよりは、むしろ人情もの、家族愛という感じで、重松清の「流星ワゴン」に近い雰囲気でしょうか。 |
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犬を探す探偵事務所を始めたが、来る仕事は人探しなど普通の探偵の仕事ばかり。。。主人公がやる気のなさのトーンは古典部シリーズに通じるものがあり、派手さはまったくありませんが、とても読みやすく、のめり込みやすい小説です。ただ、ラストは評価が割れそうです。
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結城中佐が作り上げた謎のスパイ組織”D機関”。ミッションインポッシブルのような派手に表舞台で活躍する話ではなく、常に闇に暗躍する話ですが、とてもミステリー色の強い作品です。
ディープなスパイの世界感が奥が深く、短編ではありますが、それぞれのスパイとして暗躍する姿とさらにその上を行く結城中佐とのやりとりが読み応えがあり、とても面白かったです。 |
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若干マンガちっくな学園ミステリーの古典部シリーズですが、なぜか読み進めていくとはまってしまいます。
ミステリー自体も大掛かりなものはなく、特にこの’氷菓’はシリーズの中で一番地味かもしれませんが、ページ数も薄くサクっと読めてしまうので、気づくと夢中になって読み終わってしまいます。 主人公はまったくやる気がない’省エネ人間’ですので、読者もまずはお気軽に読むことをおすすめします。(決して期待して読まないように) |
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ただの空き巣のつもりが、ひょんなことから強盗殺人を行なってしまった男、そんな兄をもつ弟の背負った人生の物語が悲しくも切なく描かれています。
その後の人生が急落し、何をやっても兄の存在のため社会からはじかれてき、必死に自分自身を押さえ込みながら自分の生き方を模索する部分が重く、読者にも考えさせられる小説です。 とにかく重いです。。。 |
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あまり期待していなかったのですが、とても面白かったです。
探偵小説で、途中若干???と言うところがありましたが、最後にまんまと騙されました。 (そっ、そういうことか。。。という感じです) |
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腕貫シリーズ第2弾で、今回は通常の出張業務ではなく、業務時間後のお話です。
短編形式は変わりませんが、業務時間後の謎の腕貫探偵の素顔が少しだけ垣間見れ、第1弾でファンになった方は必見です。 個々のストーリーは独特の読者を引き込む内容ではありますが、第1弾ほどの感動や面白さはなかったように感じます。 |
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10年以上前に読みましたが改訂版で再読です。
以前読んだ際はとても読みずらかったのですが、改訂版は大幅に書き直されており、大変読みやすかったです。(これから館シリーズを読まれる方は改訂版がオススメです) 十角館のような衝撃はあまりありませんが、シリーズ独特の雰囲気や島田のさえ具合は健在で、楽しく読ませていただきました。 |
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東野圭吾の初期の方の作品で、珍しい館ものです。
通常の視点とは別に、一部ピエロの視点からも描かれており、今までにない面白さがありました。 どのような種類の作品でも高レベルで書き上げる著者の能力の高さを感じる作品です。 (ただ、トリックについては、ミステリー好きが読むと、まぁそんなもんかというレベルかもしれません) |
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岡嶋二人の代表作です。
序盤はよくある誘拐事件のお話ですが、1/4も進む前に迷宮入りのまま終了。。。と思いきや、これからが本題で大逆襲が繰り広げられます。謎解きというよりは、スリリングな完全犯罪の実況中継というように、とても読みやすい文章でストーリーが展開していきます。 若干、後半部分でだれてきてしまったので、もうひとひねりして欲しかったです。 |
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名作だとは思いますが、文章が古臭く感じ、もっと早く読めていればなぁという感じです。
伝説と言われるトリックも某マンガを先に読んでしまったので、逆に文章がもったいぶった表現に思えてしまったのはとても残念です。冒頭の文章と中間の中だるみで、あまり楽しめませんでした。 |
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正直言って期待しすぎたせいか、思ったほどではなかったという印象です。
ただ、死体の登場シーンと思わぬトリックにはびっくりしました。このインパクトからデビュー作に選定されたというのはうなずけます。 やや理系色が強いため、抵抗がある方も多いかもしれません。 |
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横山秀夫の短編集です。
それぞれに関連はなく、1編ずつ別々のストーリーとして楽しむのがいいと思います。 特段目立つ作品はありませんが、横山作品はどれも一定レベル以上なので安心ですね。 |
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とにかくラストのどんでん返しは素晴らしいです。
こんなにヒントが散りばめられていたのに、まったく気づきませんでした。。。 本題のストーリーとトリックはというと、そこは、まぁ普通でした。個人的には1発ネタの小説かなと思います。 |
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殺人事件は起こりませんが、実に楽しめるミステリィーです。
「邪馬台国はどこにあったのか?」等の歴史上の謎を、歴史の有識者達がバーで激論をかわしあう形式で進みますが、本当に歴史の真実はこうだったのではと思ってしまうほどの説得力や夢がある回答にたどり着きます。歴史に詳しくないと騙されてしまいそうです。。。 まさに都市伝説的な作品です。 |
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筒井康隆が書くミステリーの決定版!!
独特の世界観でミステリアスな雰囲気を持つ作品です。 この小説にはある一つの仕掛けがありますが、そのためにかなり文章が読みずらく、「これあの巨匠が書いたのか?」と思ってしまうほど違和感のある文章で書かれています。 練にねられたプロットが実に巧妙に練りこまれており、2度読むとスッキリしますので、短いページ数なので我慢して読むことをおすすめします。 |
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伊坂幸太郎のデビュー作ですが、作者の才能を感じる作品です。
ファンタジーな世界につかりながらも独特のテンポの良い台詞回しで、読んでいて飽きさせませんでした。かかしがしゃべったりと独特の雰囲気のため、入っていけない人はダメかもしれませんが、悪役のどぎつさも全開しており、最後にスカっとすよう話をまとめてる手腕はさすが!! |
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ショートショートの1話完結で、ラスト1行の衝撃のオンパレードです。
意図的にラスト1行をページをめくった後ろにしてあり、作者の作品に対するこだわりが出ています。さて、内容はというと、ページ数が少ないので展開が早く奥行もやや薄いですが、いわゆる「世にも奇妙な物語」の1発ネタという感じです。個人的には大変楽しめました。 1話1話はちょっとした時間で読めるので、電車の中など空き時間にオススメです。 |
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